仮の宿 学習室

くらしの教材 · 仕事

給与明細の読み方

この教材のゴール

給与明細の支給・控除・手取りの意味がわかり、毎月の明細が働いた時間や契約内容と合っているか自分で確認できるようになる。

説明

給与明細は、その月の給料の内訳を示す書類です。会社は給与の支払明細書を働く人に渡すことになっており、本人の同意があればWebなどの電子交付もあります。

明細は主に「勤怠」「支給」「控除」に分かれます。勤怠は出勤日数や残業時間、支給は基本給・残業代・通勤手当など、控除は給料から引かれるお金です。控除には、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料(40〜64歳は介護保険料も)、所得税、住民税などがあります。住民税は前年の所得をもとに計算されるため、日本で働き始めた最初の年は引かれないこともあります。

支給額から控除を引いた「差引支給額(手取り)」が、実際に受け取る金額です。労働時間や手当が雇用契約書・労働条件通知書と合っているか毎月確認し、明細は保管しましょう。

やさしい日本語で読む

給与明細(きゅうよめいさい)は、給料の 中身が わかる 紙です。Webで 見る 会社も あります。

- 勤怠(きんたい):働いた 日や 残業(ざんぎょう)の 時間 - 支給(しきゅう):もらう お金(基本給・残業代・通勤手当 など) - 控除(こうじょ):引かれる お金(保険料・税金)

引かれる お金には、健康保険・年金・雇用保険の お金、所得税(しょとくぜい)、住民税(じゅうみんぜい)などが あります。 住民税は 前の 年の 給料で 決まるので、日本で 働いた 1年目は 引かれない ことも あります。

手取り(てどり)= 支給 − 控除。これが 本当に もらう お金です。 毎月、働いた 時間や 契約と 合って いるか 見ましょう。明細は 捨てないで とっておきます。

確認クイズ

問1

「手取り」とは、どの金額?

  1. 基本給だけの金額
  2. 控除の合計
  3. 支給の合計(総支給額)
  4. 支給の合計から控除を引いた金額
正解D. 支給の合計から控除を引いた金額

支給額から控除を引いた差引支給額が、実際に受け取る「手取り」です。

問2

次のうち「控除」に入るものは?

  1. 通勤手当
  2. 残業代
  3. 所得税
  4. 基本給
正解C. 所得税

所得税・住民税・社会保険料などが控除です。通勤手当・残業代・基本給は支給に入ります。

問3

住民税は何をもとに計算される?

  1. 前年の所得
  2. その月の給料
  3. 年齢
  4. 住んでいる部屋の広さ
正解A. 前年の所得

住民税は前年の所得をもとに計算されます。そのため、日本で働き始めた最初の年は引かれないことがあります。

問4

介護保険料が健康保険料と一緒に引かれるのは、何歳の人?

  1. 20〜39歳
  2. 40〜64歳
  3. 65歳以上の全員
  4. 年齢に関係なく全員
正解B. 40〜64歳

健康保険に加入している40〜64歳の人は、健康保険料と一緒に介護保険料を納めます。

問5

明細の残業時間が実際より少ないとき、どうする?

  1. 何もしない
  2. SNSに会社の名前を書く
  3. すぐに仕事を辞める
  4. 自分の記録を用意して会社に確認し、解決しなければ公的な相談窓口に相談する
正解D. 自分の記録を用意して会社に確認し、解決しなければ公的な相談窓口に相談する

まず会社に確認します。解決しないときは、労働条件相談ほっとラインなどの公的な窓口に相談できます。

よくある質問

Q. 給与明細をもらえません。

A. 会社は給与の支払明細書を働く人に渡すことになっています。まず会社に求めてください。解決しないときは、労働条件相談ほっとラインや総合労働相談コーナーに相談できます。

Q. 紙ではなくWebで見るように言われました。

A. 本人の同意があれば、明細を電子的に渡すことができます。同意したあとでも、紙で渡してほしいと会社に求めることができます。

Q. 残業代が合っているか、どう確かめますか?

A. 出勤・退勤の時刻を毎日メモやアプリで記録し、明細の残業時間と比べます。残業代の計算方法は雇用契約書や労働条件通知書を確認し、わからない点は会社に質問しましょう。

演習:このページの問題を解く

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制度や手続きは、住んでいる市区町村や時期によって異なることがあります。最新の情報は、自治体や関係機関の案内でご確認ください。
内容確認日:2026-09-28