仮の宿 学習室

くらしの教材 · 防災

帰宅困難時の対応

この教材のゴール

大きな地震などで電車が止まり家に帰れないとき、「むやみに移動を開始しない」原則に沿って安全な場所にとどまり、家族と連絡を取り、一時滞在施設などを利用できるようになる。

説明

大きな地震などで電車やバスが止まると、職場や外出先から家に帰れなくなることがあります。このときの基本は「むやみに移動を開始しない」ことです。大勢が一度に帰ると、混雑して危険なうえ、救助活動のさまたげになります。

職場や学校にいるときは、安全を確かめて、その場にとどまります。国などの帰宅困難者対策では、救助・救命活動が優先される発災後3日間(72時間)は安全な場所にとどまることが目安とされ、企業には従業員の施設内待機が求められています。外出先で行き場がないときは、自治体などが開く一時滞在施設を利用できます。

家族とは、災害用伝言ダイヤル(171)やSNSなど、複数の方法で連絡を取れるよう決めておきましょう。職場にも水や食料、歩きやすい靴を備えておくと安心です。

やさしい日本語で読む

大きな 地震(じしん)で 電車が 止まると、家に 帰れない ことが あります。

いちばん 大切な こと: - すぐに 歩いて 帰りません。 - みんなが いっしょに 帰ると、道や 駅が こんで 危(あぶ)ないです。

どう するか: - 会社や 学校に いる とき:安全なら、そこに いて ください。 - 国などは、3日間(72時間)は むやみに 動かないで、安全な 所に いる ことを めやすに して います。 - 外で 行く 所が ない とき:一時滞在施設(いちじたいざいしせつ)に 行けます。

前に 準備(じゅんび)する こと: - 家族と 連絡(れんらく)の 方法を 決めます。災害用伝言(さいがいようでんごん)ダイヤル「171」、SNS など。 - 会社にも 水、食べ物、歩きやすい くつを 置きます。

確認クイズ

問1

大きな地震で電車が止まったとき、基本となる考え方は?

  1. すぐに歩いて帰る
  2. むやみに移動を開始しない
  3. タクシーを探して急いで帰る
  4. 駅で電車が動くのを待ち続ける
正解B. むやみに移動を開始しない

大勢が一斉に帰ると混雑して危険で、救助などの活動のさまたげにもなります。

問2

帰宅困難者対策で、むやみに移動せず安全な場所にとどまる目安とされる期間は?

  1. 発災後3時間
  2. 発災後12時間
  3. 発災後3日間(72時間)
  4. 発災後1か月
正解C. 発災後3日間(72時間)

国などの帰宅困難者対策では、救助・救命活動が優先される発災後3日間(72時間)が目安とされています。

問3

外出先で行き場がないときに利用できる施設は?

  1. 一時滞在施設
  2. 自分の会社以外の会社の事務所
  3. 閉まっている駅
  4. 海の近くの公園
正解A. 一時滞在施設

帰宅困難者を一時的に受け入れる施設を、自治体などが開設します。

問4

家族との安否確認に使える災害用伝言ダイヤルの番号は?

  1. 110
  2. 119
  3. 177
  4. 171
正解D. 171

災害用伝言ダイヤルは171です。SNSなど、ほかの方法も決めておきましょう。

問5

職場に備えておくとよい物の組み合わせは?

  1. 水・食料・歩きやすい靴
  2. ハイヒールだけ
  3. 大きなスーツケースだけ
  4. 何もいらない
正解A. 水・食料・歩きやすい靴

とどまる間や、あとで歩いて帰るときに役立ちます。

よくある質問

Q. いつ帰ってよいですか?

A. 周りの安全が確かめられ、会社や施設、自治体などの情報で帰れる状況になってからにしましょう。電車が動き始めた直後は混雑が予想されるため、歩いて帰れる距離なら徒歩で帰ることも考えられます。

Q. 歩いて帰る途中で休める所はありますか?

A. 首都圏(九都県市)など一部の地域では、協定を結んだコンビニエンスストアやガソリンスタンドなどが「災害時帰宅支援ステーション」として、歩いて帰る人に水道水やトイレ、道路の情報などを提供する取り組みがあります。協定を結んだ店には目印のステッカーが貼られています。取り組みの有無や内容は地域によって異なるので、ふだんから住んでいる地域や職場の地域で確認しておきましょう。

Q. 病気や障がいがあり、長く待つのが心配です。

A. いつも使う薬や必要な物を、職場や持ち歩くかばんにも少し入れておきましょう。困ったときは、周りの人や施設の人に早めに伝えてください。

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制度や手続きは、住んでいる市区町村や時期によって異なることがあります。最新の情報は、自治体や関係機関の案内でご確認ください。
内容確認日:2026-10-03