保育士試験 CHILDCARE WORKER EXAM
子どもの保健①(発育・発達と疾病)
講義 3 本・確認問題 25 問 | 子どもの保健(20問) | 最終更新 2026-10-16
この章で学ぶこと- 令和5年乳幼児身体発育調査の主な数値と、運動・言葉の発達の目安を知る
- パーセンタイルと発育曲線、カウプ指数で発育を評価する方法を理解する
- 乳幼児の体の特徴と、感染の三大要因・感染経路・出席停止の基準を理解する
- 定期接種と任意接種、生ワクチンと不活化ワクチン、接種間隔の決まりを理解する
- 乳幼児期の主な定期接種の時期と回数を知る
1. 体の発育・発達とその評価
乳幼児身体発育調査(令和5年)の数値を使って、体の大きさと運動・言葉の発達の目安、発育曲線とカウプ指数の読み方を学びます。
保育士は、毎日の保育の中で子どもの身長や体重を測り、その変化を見守ります。そのときの「ものさし」になるのが、国が10年ごとに行っている乳幼児身体発育調査です。この調査は1950年(昭和25年)から10年ごとに行われ、最新は令和5年(2023年)9月の調査です。結果は2024年12月25日にこども家庭庁が公表しました(2026年10月時点で最新)。
調査の対象は、生後14日以上1歳未満の乳児と、1歳以上で小学校に入る前の幼児(一般調査)、それに病院で1か月健診を受けた乳児(病院調査)です。結果は、平均値のほか、パーセンタイル値(3・10・25・50・75・90・97)で示されます。月齢ごとのパーセンタイル値をつなぐと発育曲線になります。
出生時と幼児期の体の大きさ
令和5年調査では、生まれたときの平均体重は男子3.06kg、女子2.95kg、平均身長は男子49.3cm、女子48.6cmでした。出生時の平均頭囲は男子33.7cm、女子33.3cm、平均胸囲は男子32.0cm、女子31.7cmで、生まれたときは頭囲のほうが胸囲より大きいことがわかります。体重・身長・頭囲の平均値は、前回の平成22年調査と比べて「大きな変化はない」とされています。また、2,500g未満で生まれた低出生体重児の割合は、男女あわせて9.6%でした。
体重と身長の中央値(令和5年乳幼児身体発育調査、男子/女子)
| 年齢 | 体重(kg) | 身長(cm) |
| 出生時(平均値) | 3.06/2.95 | 49.3/48.6 |
| 1歳0〜6か月未満 | 9.66/9.12 | 76.5/75.3 |
| 2歳0〜6か月未満 | 11.95/11.50 | 86.3/85.2 |
| 3歳0〜6か月未満 | 13.83/13.48 | 94.3/93.2 |
| 4歳0〜6か月未満 | 15.64/15.21 | 101.3/100.4 |
| 5歳0〜6か月未満 | 17.66/17.24 | 108.0/107.5 |
表から計算すると、男子の体重は出生時の平均(3.06kg)から1歳前半の中央値(9.66kg)までにおよそ3倍、身長は49.3cmから76.5cmへおよそ1.5倍になります。生まれてから最初の1年の伸びがとても大きいことがわかります。
パーセンタイルと発育曲線の読み方
パーセンタイルは、測った値を小さいほうから順に並べ、全体を100としたときに何番目にあたるかを表すものです。50パーセンタイルはちょうど真ん中(中央値)です。たとえば「体重が10パーセンタイル」なら、同じ月齢の子ども100人のうち、軽いほうから10番目くらいという意味です。発育曲線には、下から3・10・25・50・75・90・97の7本の線が引かれています。
大切なのは、1回の測定だけで判断しないことです。厚生労働科学研究の「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」は、ある時点だけでは傾向が見えず、続けて記録することで客観的な助言ができると説明しています。同じガイドは、身長や体重が3パーセンタイル未満の子どもなどを、医療機関などへの紹介を考える目安の例として挙げています。
体格の評価:カウプ指数
身長と体重のバランスを見る指標がカウプ指数です。式は「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で、大人のBMIと同じ計算です。ガイドでは、2歳以上の子どもでは、体重のパーセンタイル値よりもカウプ指数(BMI)のパーセンタイル値のほうが、体重の多すぎ・少なすぎの判断に有効だと考えられています。
運動と言葉の発達の目安
同じ調査は、首のすわりやひとり歩きなどが「できる」と答えた割合(通過率)も調べています。90%以上ができるようになる月齢は、首のすわり 生後4〜5か月未満、ねがえり 6〜7か月未満、ひとりすわり 9〜10か月未満、はいはい 10〜11か月未満、つかまり立ち 11〜12か月未満、ひとり歩き 1年4〜5か月未満でした。言葉では、1年6〜7か月未満の90%以上が一語以上を話すと答えています。これは「その月齢までに90%以上ができる」という目安で、できる時期には個人差があります。
用語
- 乳幼児身体発育調査
- こども家庭庁(以前は厚生労働省)が10年ごとに行う、全国の乳幼児の体の大きさや発達の調査。最新は令和5年。
- パーセンタイル
- 値を小さい順に並べ、全体を100としたときの位置。50パーセンタイルが中央値。
- 発育曲線
- 月齢・年齢ごとのパーセンタイル値をつないだ曲線。成長の経過を記録して見るのに使う。
- カウプ指数
- 体重(kg)÷身長(m)の2乗。乳幼児の身長と体重のバランスを見る指標。
- 低出生体重児
- 2,500g未満で生まれた子ども。令和5年調査では9.6%。
- 通過率
- ある動作が「できる」と答えた子どもの割合。
例題
例題:体重10kg、身長80cmの子どものカウプ指数はいくつか。
答えと考え方 身長をmに直すと0.8m。10÷0.8÷0.8=15.625なので、約15.6です。身長をcmのまま計算したり、身長で1回しか割らなかったりする間違いに気をつけましょう。
出典・根拠:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)、厚生労働科学研究「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」(令和3年3月、2026-10-16確認)
2. 子どもの体の特徴と感染症
乳幼児が感染症にかかりやすい理由と、感染の三大要因、感染経路、出席停止の基準を、こども家庭庁のガイドラインに沿って学びます。
子どもは大人を小さくしただけの存在ではありません。体のしくみが育っている途中なので、病気にかかりやすく、悪くなるのも早いことがあります。こども家庭庁の「保育所における感染症対策ガイドライン」(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)は、乳幼児の特徴として次のことを挙げています。
乳幼児の体の特徴
第一に、免疫(病原体から体を守るしくみ)がまだ十分ではありません。生まれたばかりの赤ちゃんは、母親から胎盤を通して受け取った免疫(移行抗体)に守られていますが、この移行抗体は生後数か月以降、減少し始めます。そのため、乳児期の後半から感染症にかかることが増えます。
第二に、大人と比べて鼻の通り道(鼻道・後鼻孔)が狭く、気道も細いため、かぜなどで粘膜が少しはれただけでも息苦しくなりやすいとされています。第三に、乳児は年長児や大人と比べて体内の水分量が多く、体重あたりで1日に必要な水分量も多いため、下痢や嘔吐が続くと脱水になりやすいことに注意が必要です。さらに、乳児は床をはい、手に触れるものを何でもなめるので、物を通した感染(接触感染)に十分な注意がいります。
感染症が起こる3つの条件
ガイドラインは、感染症が成立するには感染源(病原体を出すもの)、感染経路(病原体がうつる道すじ)、感受性のある宿主(その病気に対する免疫がない人)の3つがそろう必要があるとし、これを「三大要因」と呼んでいます。対策も、この3つのどれかを断つ考え方で組み立てます。予防接種は、あらかじめ免疫をつけて「感受性のある宿主」を減らす方法です。
病原体が体に入ってから症状が出るまでの期間を潜伏期間といいます。また、感染していても、はっきりした症状が出ない不顕性感染の人もいます。症状がない人からうつることもあるため、ふだんからの手洗いなどの対策が大切です。
主な感染経路(保育所における感染症対策ガイドラインより)
| 経路 | しくみ | ガイドラインで挙げられている病原体の例 |
| 飛沫感染 | せき・くしゃみ・会話で飛んだしぶきを吸いこむ。飛び散る範囲は1〜2m | インフルエンザウイルス、麻しんウイルス、風しんウイルス など |
| 空気感染 | しぶきの水分が蒸発した芯(飛沫核)が、空気の流れで部屋全体に広がる | 結核菌、麻しんウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス |
| 接触感染 | 握手・だっこなどの直接の接触や、ドアノブ・おもちゃなどを介した間接の接触 | 腸管出血性大腸菌、ロタウイルス、ノロウイルス など |
| 経口感染 | 病原体を含む食べ物や水を口にする | 腸管出血性大腸菌、ノロウイルス など |
麻しん(はしか)は、飛沫・空気・接触のすべての経路でうつり、感染力が非常に強い病気です。RSウイルスは、特に生後6か月未満の乳児で重い呼吸器の病気を起こし、入院が必要になることも少なくないとされます。
出席停止の基準と登園のめやす
ガイドラインは、学校保健安全法施行規則が定める出席停止の期間の基準を、保育所での登園のめやすの参考として紹介しています。主なものは次のとおりです(2026年10月時点)。
第二種の感染症の出席停止期間の基準(学校保健安全法施行規則 第19条)
| 病気 | 出席停止の期間の基準 |
| インフルエンザ | 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで |
| 百日咳 | 特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬による治療が終わるまで |
| 麻しん | 解熱した後3日を経過するまで |
| 流行性耳下腺炎 | 耳下腺・顎下腺・舌下腺のはれが出た後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで |
| 風しん | 発しんが消失するまで |
| 水痘 | すべての発しんが痂皮(かさぶた)化するまで |
| 咽頭結膜熱 | 主要症状が消退した後2日を経過するまで |
| 新型コロナウイルス感染症 | 発症した後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過するまで |
腸管出血性大腸菌感染症、流行性角結膜炎などの第三種の感染症は、病状により医師が感染のおそれがないと認めるまで、とされています。
用語
- 移行抗体
- 母親から胎盤を通して赤ちゃんに渡る免疫。生後数か月以降に減り始める。
- 三大要因
- 感染源・感染経路・感受性のある宿主。3つがそろうと感染症が成立する。
- 潜伏期間
- 病原体が体に入ってから症状が出るまでの期間。
- 不顕性感染
- 感染しているのに、はっきりした症状が出ないこと。
- 飛沫核
- しぶきの水分が蒸発して残った、病原体を含む小さな芯。空気感染の原因になる。
例題
例題:4歳の子どもがインフルエンザと診断された。月曜日に発症し、水曜日に熱が下がった。発症した日を0日目として数えると、出席停止の基準ではいつまで休むことになるか。
答えと考え方 「発症後5日」は土曜日(5日目)まで、「解熱後3日(幼児)」は解熱した水曜日を0日目として土曜日まで。両方を満たすのは土曜日が終わったときなので、日曜日以降が目安になります。2つの条件のうち、遅いほうに合わせるのがポイントです。
出典・根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)、e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」第18条・第19条(2026-10-16確認)
3. 予防接種のしくみとスケジュール
定期接種と任意接種、生ワクチンと不活化ワクチン、接種の間隔、乳幼児期の主な定期接種を学びます。
ガイドラインは「感染症対策で最も重要となるのが予防接種」だとしています。保育士は、子どもの予防接種歴を知り、保護者に必要な情報を伝える役割があります。
定期接種と任意接種
予防接種には、予防接種法に基づいて市区町村が実施する「定期接種」と、予防接種法に基づかず対象者の希望で受ける「任意接種」があります。ガイドラインは、任意接種の例として、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とインフルエンザのワクチンを挙げています。入所の前や入所時には、母子健康手帳などで予防接種歴と、かかった病気(罹患歴)を確かめて記録し、まだ受けていない定期接種があれば、保護者に受けられることを伝えます。
ワクチンの種類と接種の間隔
ワクチンには、弱めた病原体を使う生ワクチンと、不活化ワクチン・トキソイドがあります。ガイドラインの表(2023年10月現在)では、BCG、MR(麻しん風しん混合)、水痘、ロタウイルスなどが生ワクチン、4種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)、Hib、小児の肺炎球菌、B型肝炎、日本脳炎などが不活化ワクチン・トキソイドに分けられています。2024年4月からは、4種混合とHibを1本にまとめた5種混合(不活化)が定期接種で使われています(厚生労働省)。
日本では、注射の生ワクチンを受けた後に、別の注射の生ワクチンを受けるときは、27日以上(4週間)あける必要があります。ただし、医師が特に必要と認めた場合は、複数のワクチンを同時に接種できます。
子どもの主な定期接種(2026年10月時点)
乳幼児期の主な定期接種(厚生労働省の案内による)
| ワクチン | 標準的な時期・回数 |
| ロタウイルス(生・飲む) | 生後6週から。初回は生後2か月から14週6日までが標準。2回または3回(製品による)。生後15週以降の初回接種は勧められていない |
| 5種混合(不活化) | 生後2か月から。初回3回(標準は生後2〜7か月、20〜56日の間隔)、その後6〜18か月あけて追加1回。2024年4月から定期接種で使用 |
| 小児の肺炎球菌(不活化) | 生後2か月から、およそ1か月おきに3回。生後12か月以降に追加1回(生後2〜7か月に始めた場合) |
| B型肝炎(不活化) | 0歳のうちに3回。標準は生後2か月・3か月・7〜8か月 |
| BCG(生) | 1回。標準は生後5〜8か月 |
| MR(生) | 第1期:1歳の1年間。第2期:5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間。合計2回 |
| 水痘(生) | 1歳から3歳の誕生日の前日まで。2回(1回目から3か月以上あける。標準は6〜12か月) |
| 日本脳炎(不活化) | 3歳で第1期、9歳で第2期 |
ロタウイルスワクチンを受けた後の約1〜2週間は、腸重積症(腸の一部が腸の中にもぐりこむ病気)のリスクが通常より高まるとする報告があります。急に激しく泣く、吐く、血便が出る、ぐったりして顔色が悪い、といった様子があれば、すぐに医療機関を受診するよう案内されています。
また、2026年度から、妊婦へのRSウイルスワクチンが定期接種になりました。対象は接種の時点で妊娠28週0日から36週6日までの妊婦で、1回接種します。妊娠中に接種することで、生まれてくる赤ちゃんをRSウイルスの感染から守ることがねらいです。
保育所の職員の予防接種
ガイドラインは、職員の予防接種歴と罹患歴も把握し、どちらもない、または不明な場合は接種を考えるよう求めています。特に麻しん・風しんは、まだ定期接種の対象になっていない0歳児や妊婦にうつると重くなりやすいため、職員自身の免疫が大切です。
用語
- 定期接種
- 予防接種法に基づき、市区町村が実施する予防接種。
- 任意接種
- 予防接種法に基づかず、本人や保護者の希望で受ける予防接種。
- 生ワクチン
- 弱めた病原体を使うワクチン。BCG、MR、水痘、ロタウイルスなど。
- 不活化ワクチン・トキソイド
- 病原体の力をなくしたもの、または毒素の毒性をなくしたものを使うワクチン。
- 腸重積症
- 腸の一部が腸の中にもぐりこむ病気。ロタウイルスワクチン接種後の注意点として案内されている。
例題
例題:4月1日にMRワクチン(注射の生ワクチン)を受けた子どもが、水痘ワクチン(注射の生ワクチン)を別の日に受けたい。最も早くていつ受けられるか。
答えと考え方 注射の生ワクチンどうしは、中27日以上あけます。4月1日の翌日から27日間(4月2日〜28日)をあけるので、4月29日以降になります。ちょうど4週間後の同じ曜日と覚えると便利です。
出典・根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)、厚生労働省「予防接種情報」の各ワクチンのページ(ロタウイルス・5種混合・子どもの肺炎球菌・B型肝炎・BCG・MR・水痘・日本脳炎・RSウイルス)(2026-10-16確認)
確認問題(25問)
五肢択一(「2つ選べ」などの問題は正解が複数)。「正解と解説」を開くと、正解の理由と他の選択肢が違う理由を確認できます。
問1|発育調査の周期
乳幼児身体発育調査について、最も適切な記述を1つ選びなさい。
- 毎年、全国の保育所で行われる
- 3年ごとに、市区町村が行う
- 5年ごとに、学校の健康診断として行われる
- 10年ごとに行われ、最新は令和5年の調査である
- 20年ごとに行われ、最新は平成22年の調査である
正解と解説
正解:D. 10年ごとに行われ、最新は令和5年の調査である乳幼児身体発育調査は1950年(昭和25年)から10年ごとに行われ、最新は令和5年(2023年)9月の調査です(2024年12月公表)。毎年・3年ごと・5年ごとではありません。平成22年は前回の調査で、20年ごとでもありません。
根拠:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問2|出生時の体重
令和5年乳幼児身体発育調査で、男子の出生時の平均体重として正しいものを1つ選びなさい。
- 2.95kg
- 3.06kg
- 3.26kg
- 3.46kg
- 3.66kg
正解と解説
正解:B. 3.06kg令和5年調査の出生時の平均体重は、男子3.06kg、女子2.95kgです。2.95kgは女子の値です。3.26kg以上は調査の平均より重すぎます。なお、平成22年調査と比べて大きな変化はないとされています。
根拠:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問3|低出生体重児
乳幼児身体発育調査で「低出生体重児」とされるのは、出生体重がいくら未満の子どもか。正しいものを1つ選びなさい。
- 1,000g未満
- 1,500g未満
- 1,800g未満
- 2,000g未満
- 2,500g未満
正解と解説
正解:E. 2,500g未満調査結果の概要では、低出生体重児を「2,500g未満」としており、その割合は男女あわせて9.6%でした。1,000g・1,500g・1,800g・2,000gは、低出生体重児を分ける基準ではありません。
根拠:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問4|パーセンタイル
発育曲線の「50パーセンタイル」が表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 中央値(値を小さい順に並べたときのちょうど真ん中)
- その月齢の子どもの50%が病気になる値
- 標準より50%重い値
- 最大値の半分の値
- 医療機関の受診がすぐに必要になる値
正解と解説
正解:A. 中央値(値を小さい順に並べたときのちょうど真ん中)パーセンタイルは、値を小さい順に並べて全体を100としたときの位置を表し、50パーセンタイルはちょうど真ん中(中央値)です。病気の割合や「標準より50%重い」という意味ではありません。最大値の半分でもなく、受診が必要な基準でもありません。
根拠:厚生労働科学研究「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」(令和3年3月、2026-10-16確認)、こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問5|発育曲線の使い方
発育曲線(パーセンタイル曲線)の使い方として、適切なものを2つ選びなさい。
- 1回の測定だけで判断せず、続けて記録して変化の傾向を見る
- 曲線の50パーセンタイルから外れた子どもは、すべて発育に問題がある
- 97パーセンタイルを1回でも超えたら、必ず食事の量を減らす
- 身長や体重が3パーセンタイル未満の場合は、医療機関などへの紹介を考える目安の一つになる
- 曲線は男女で同じなので、性別を区別せずに使う
正解と解説
正解:A・D(1回の測定だけで判断せず、続けて記録して変化の傾向を見る / 身長や体重が3パーセンタイル未満の場合は、医療機関などへの紹介を考える目安の一つになる)「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」は、ある時点だけでは傾向が見えず、続けて記録することが大切だとし、身長や体重が3パーセンタイル未満の子どもを紹介の目安の例に挙げています。50パーセンタイルは真ん中の値で、外れること自体は問題ではありません。97パーセンタイルを1回超えただけで食事を減らすとは書かれていません。発育値は男女で違う(例:出生時の平均体重は男子3.06kg、女子2.95kg)ので、男女別に使います。
根拠:厚生労働科学研究「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」(令和3年3月、2026-10-16確認)、こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問6|カウプ指数の計算
体重12kg、身長85cmの幼児のカウプ指数として、最も近いものを1つ選びなさい。
- 約14.1
- 約15.4
- 約16.6
- 約17.9
- 約19.2
正解と解説
正解:C. 約16.6カウプ指数は「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」です。12÷0.85÷0.85=16.6…なので約16.6です。約14.1は、身長で1回しか割らなかった(12÷0.85)ときの値です。約15.4・約17.9・約19.2は計算の誤りで出る値です。
根拠:厚生労働科学研究「乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド」(令和3年3月、2026-10-16確認)
問7|首のすわり
令和5年乳幼児身体発育調査で、「首のすわり」ができる乳児が90%以上になる月齢として正しいものを1つ選びなさい。
- 生後2〜3か月未満
- 生後4〜5か月未満
- 生後6〜7か月未満
- 生後9〜10か月未満
- 生後11〜12か月未満
正解と解説
正解:B. 生後4〜5か月未満首のすわりは、生後4〜5か月未満の乳児の90%以上でできると回答されています。生後6〜7か月未満は「ねがえり」、9〜10か月未満は「ひとりすわり」、11〜12か月未満は「つかまり立ち」が90%以上になる時期です。生後2〜3か月未満では、まだ90%には届きません。
根拠:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問8|運動発達の順序
令和5年乳幼児身体発育調査で、90%以上ができるようになる月齢が早い順に並べたものとして、正しいものを1つ選びなさい。
- ねがえり → 首のすわり → はいはい → ひとりすわり → つかまり立ち
- 首のすわり → ひとりすわり → ねがえり → つかまり立ち → はいはい
- 首のすわり → ねがえり → はいはい → つかまり立ち → ひとりすわり
- 首のすわり → ねがえり → ひとりすわり → はいはい → つかまり立ち
- ねがえり → 首のすわり → ひとりすわり → つかまり立ち → はいはい
正解と解説
正解:D. 首のすわり → ねがえり → ひとりすわり → はいはい → つかまり立ち90%以上ができる月齢は、首のすわり(4〜5か月未満)、ねがえり(6〜7か月未満)、ひとりすわり(9〜10か月未満)、はいはい(10〜11か月未満)、つかまり立ち(11〜12か月未満)の順です。ほかの並びは、ねがえりと首のすわり、ひとりすわりとはいはい、などの順番が入れかわっています。
根拠:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問9|令和5年調査の結果
令和5年乳幼児身体発育調査の結果として、正しいものを2つ選びなさい。
- ひとり歩きは、生後10〜11か月未満の乳児の90%以上でできると回答された
- 体重・身長・頭囲の平均値は、平成22年調査と比べて大きな変化はない
- 出生時の平均体重は、女子のほうが男子より重い
- 生後1〜2か月の母乳栄養の割合は、平成22年調査より増えた
- 生後1年6〜7か月未満の90%以上が、一語以上の言葉を話すと回答された
正解と解説
正解:B・E(体重・身長・頭囲の平均値は、平成22年調査と比べて大きな変化はない / 生後1年6〜7か月未満の90%以上が、一語以上の言葉を話すと回答された)調査結果の概要は、体重・身長・頭囲の平均値は平成22年調査と比べて大きな変化はないとし、1年6〜7か月未満の90%以上が一語以上を話すと回答したとしています。ひとり歩きが90%以上になるのは1年4〜5か月未満で、10〜11か月未満は「はいはい」です。出生時の平均体重は男子3.06kg、女子2.95kgで男子のほうが重いです。生後1〜2か月の母乳栄養は34.5%で、平成22年の53.5%より減りました。
根拠:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」・「調査結果の概要」(2024年12月25日公表、2026-10-16確認)
問10|移行抗体
保育所における感染症対策ガイドラインが述べる、母親から胎盤を通して受け取った免疫(移行抗体)について、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 生後数か月以降、減少し始める
- 生まれてから3歳ごろまで増え続ける
- 一度受け取ると一生なくならない
- 母乳を飲まない子どもにはまったく渡らない
- すべての感染症を完全に防ぐ
正解と解説
正解:A. 生後数か月以降、減少し始めるガイドラインは、母親から胎盤を通して受け取った免疫(移行抗体)は生後数か月以降、減少し始めるとしています。増え続けたり、一生なくならなかったりするものではありません。胎盤を通して渡るので、母乳を飲むかどうかで「まったく渡らない」ことにはなりません。すべての感染症を完全に防ぐものでもありません。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問11|乳幼児の体の特徴
保育所における感染症対策ガイドラインが挙げる乳幼児の体の特徴として、適切なものを2つ選びなさい。
- 大人より気道が太く、かぜで粘膜がはれても息苦しくなりにくい
- 体重あたりで1日に必要な水分量は、大人より少ない
- 大人と比べて鼻道や後鼻孔が狭く、気道も細い
- 移行抗体は、生後すぐから急速に増える
- 乳児は年長児や大人と比べて体内の水分量が多い
正解と解説
正解:C・E(大人と比べて鼻道や後鼻孔が狭く、気道も細い / 乳児は年長児や大人と比べて体内の水分量が多い)ガイドラインは、乳幼児は大人と比べて鼻道や後鼻孔が狭く気道も細いため、粘膜が少しはれると息苦しくなりやすいとしています。また、乳児は体内の水分量が多く、体重あたりで1日に必要な水分量も多いとしています。気道が太い、必要な水分量が少ない、という選択肢は逆です。移行抗体は生後数か月以降に減り始めるので、急速に増えるのも誤りです。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問12|感染の三大要因
保育所における感染症対策ガイドラインで、感染症が成立するための「三大要因」とされているものとして、正しい組合せを1つ選びなさい。
- 感染源・潜伏期間・抗体
- 病原体・発熱・集団生活
- 感染経路・予防接種・消毒
- 免疫・栄養・睡眠
- 感染源・感染経路・感受性のある宿主
正解と解説
正解:E. 感染源・感染経路・感受性のある宿主ガイドラインは、感染源(病原体を出すもの)、感染経路、感受性のある宿主(免疫がない人)の3つを三大要因としています。潜伏期間・発熱・集団生活などは感染症に関係しますが、三大要因ではありません。予防接種や消毒は、三大要因を断つための対策です。免疫・栄養・睡眠も三大要因ではありません。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問13|潜伏期間
「潜伏期間」の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 症状が消えてから、登園できるようになるまでの期間
- 予防接種を受けてから、次の予防接種を受けるまでの期間
- 病原体が体内に入ってから、症状が現れるまでの期間
- 熱が下がってから、体力が回復するまでの期間
- 感染した人が、ほかの人にうつさなくなるまでの期間
正解と解説
正解:C. 病原体が体内に入ってから、症状が現れるまでの期間ガイドラインは、病原体が体内に侵入してから症状が現れるまでの一定の期間を「潜伏期間」としています。登園できるまでの期間(出席停止の期間など)、予防接種の間隔、解熱後の回復期間、うつさなくなるまでの期間は、いずれも潜伏期間ではありません。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問14|空気感染
保育所における感染症対策ガイドラインで、空気感染する病原体として挙げられているものを1つ選びなさい。
- 腸管出血性大腸菌
- ロタウイルス
- マイコプラズマ
- 水痘・帯状疱疹ウイルス
- アデノウイルス
正解と解説
正解:D. 水痘・帯状疱疹ウイルスガイドラインは、空気感染する病原体として結核菌、麻しんウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルスを挙げています。腸管出血性大腸菌とロタウイルスは主に接触感染・経口感染、マイコプラズマは飛沫感染、アデノウイルスは飛沫感染や接触感染の例として挙げられており、空気感染の例ではありません。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問15|飛沫感染の範囲
保育所における感染症対策ガイドラインで、せきやくしゃみで飛沫が飛び散る範囲とされているものを1つ選びなさい。
- 30cm程度
- 1〜2m
- 5m程度
- 10m程度
- 部屋全体
正解と解説
問16|インフルエンザの出席停止
学校保健安全法施行規則による、幼児のインフルエンザの出席停止期間の基準として、正しいものを1つ選びなさい。
- 解熱した後3日を経過するまで
- 発症した後3日を経過するまで
- 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで
- すべての症状が消えた後7日を経過するまで
- 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過するまで
正解と解説
正解:E. 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過するまでインフルエンザは「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」です。幼児は解熱後3日なので、正解は「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過するまで」です。解熱後2日は小学生以上の基準です。「解熱した後3日」だけは麻しんの基準です。発症後3日や症状消失後7日という基準はありません。
根拠:e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」第18条・第19条、こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問17|出席停止の基準
学校保健安全法施行規則による出席停止期間の基準として、正しいものを2つ選びなさい。
- 流行性耳下腺炎:耳下腺などのはれが出た後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで
- 水痘:発しんが出てから5日を経過するまで
- 風しん:発しんが消失するまで
- 咽頭結膜熱:主要症状が消退した後7日を経過するまで
- 百日咳:咳が出始めてから3日を経過するまで
正解と解説
正解:A・C(流行性耳下腺炎:耳下腺などのはれが出た後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで / 風しん:発しんが消失するまで)流行性耳下腺炎は「耳下腺・顎下腺・舌下腺のはれが出た後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで」、風しんは「発しんが消失するまで」です。水痘は「すべての発しんが痂皮(かさぶた)化するまで」、咽頭結膜熱は「主要症状が消退した後2日を経過するまで」、百日咳は「特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬による治療が終わるまで」です。
根拠:e-Gov法令検索「学校保健安全法施行規則」第18条・第19条、こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問18|定期接種と任意接種
保育所における感染症対策ガイドラインによる、定期接種と任意接種の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 定期接種は予防接種法に基づき市区町村が実施し、任意接種は予防接種法に基づかず希望により行う
- 定期接種は保育所が実施し、任意接種は市区町村が実施する
- 定期接種は大人だけが対象で、子どもはすべて任意接種である
- 任意接種は効果が確かめられていないワクチンだけを指す
- おたふくかぜのワクチンは、ガイドラインで定期接種の例とされている
正解と解説
正解:A. 定期接種は予防接種法に基づき市区町村が実施し、任意接種は予防接種法に基づかず希望により行うガイドラインは、予防接種法に基づき市区町村が実施する「定期接種」と、予防接種法に基づかず対象者の希望により行う「任意接種」があるとしています。保育所が実施するものではなく、子どもにも多くの定期接種があります。任意接種は「効果がない」という意味ではありません。ガイドラインは、おたふくかぜやインフルエンザのワクチンを任意接種の例として挙げています。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問19|生ワクチン
ワクチンの種類について、生ワクチンにあたるものを1つ選びなさい。
- 5種混合ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- MRワクチン(麻しん風しん混合)
- 日本脳炎ワクチン
- 小児の肺炎球菌ワクチン
正解と解説
正解:C. MRワクチン(麻しん風しん混合)保育所における感染症対策ガイドラインの表では、BCG、MR、水痘、ロタウイルスなどが生ワクチンです。B型肝炎、日本脳炎、小児の肺炎球菌は、同じ表で不活化ワクチン・トキソイドに分けられています。5種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・Hib)は、表にある4種混合とHib(どちらも不活化)をまとめたもので、2024年4月から定期接種で使われている不活化ワクチンです。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)、厚生労働省「MRワクチン」、厚生労働省「5種混合ワクチン」(2026-10-16確認)
問20|接種の間隔
保育所における感染症対策ガイドラインによる、ワクチンの接種間隔の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- どのワクチンの組合せでも、必ず6日以上あける
- 不活化ワクチンの後は、どのワクチンも27日以上あける
- 生ワクチンは、どんな場合も同時に接種できない
- 注射の生ワクチンの後に別の注射の生ワクチンを受けるときは、27日以上(4週間)あける
- 飲むワクチンの後は、3か月以上あける
正解と解説
正解:D. 注射の生ワクチンの後に別の注射の生ワクチンを受けるときは、27日以上(4週間)あけるガイドラインは、日本では注射生ワクチンの接種後に別の注射生ワクチンを接種する場合は中27日以上(4週間)あける必要があるとしています。「どの組合せでも6日以上」「不活化ワクチンの後は27日以上」という決まりは書かれていません。医師が特に必要と認めた場合は同時接種もできるので、「どんな場合も同時に接種できない」は誤りです。飲むワクチンの後に3か月という決まりも書かれていません。
根拠:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、令和5年10月10日現在)」(2026-10-16確認)
問21|5種混合ワクチン
5種混合ワクチンで予防する病気に含まれないものを1つ選びなさい。
- ジフテリア
- 百日せき
- 破傷風
- ポリオ
- 麻しん
正解と解説
正解:E. 麻しん厚生労働省の案内では、5種混合ワクチンはポリオ、百日せき、破傷風、Hib感染症、ジフテリアを予防します。麻しんは含まれず、MRワクチン(麻しん風しん混合)で予防します。5種混合は2024年4月から定期接種で使えるようになりました。
根拠:厚生労働省「5種混合ワクチン」・「MRワクチン」(2026-10-16確認)
問22|MRワクチン
MRワクチンの定期接種の時期として、正しいものを1つ選びなさい。
- 第1期は生後2か月から、第2期は1歳
- 第1期は1歳の1年間、第2期は5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間
- 第1期は生後5か月、第2期は3歳
- 第1期は3歳、第2期は9歳
- 1回だけで、時期は小学校入学後
正解と解説
正解:B. 第1期は1歳の1年間、第2期は5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間厚生労働省の案内では、MRワクチンの第1期は1歳の1年間(1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで)、第2期は5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間で、合計2回です。生後2か月から始まるのは5種混合など、生後5か月はBCG、3歳と9歳は日本脳炎の時期です。1回だけではありません。
根拠:厚生労働省「MRワクチン」(2026-10-16確認)
問23|ロタウイルスワクチン
ロタウイルスワクチンについて、厚生労働省の案内に合うものを1つ選びなさい。
- 飲んで接種する生ワクチンで、初回接種を生後15週以降に受けることは勧められていない
- 注射で接種する不活化ワクチンで、1歳になってから受ける
- 妊娠中の母親が接種して、赤ちゃんを守るワクチンである
- 任意接種で、保育所に入るときにだけ受ける
- 1回の接種で済み、何歳でも受けられる
正解と解説
正解:A. 飲んで接種する生ワクチンで、初回接種を生後15週以降に受けることは勧められていないロタウイルスワクチンは飲んで接種する生ワクチンで、初回は生後2か月から14週6日までが標準、生後15週以降の初回接種は安全性の観点から勧められていません。製品により2回または3回接種します。注射の不活化ワクチンではなく、1歳からでもありません。妊婦が受けて赤ちゃんを守るのはRSウイルスワクチンです。定期接種なので、入所時だけの任意接種でもありません。
根拠:厚生労働省「ロタウイルスワクチン」・「RSウイルスワクチン」(2026-10-16確認)
問24|定期接種のスケジュール
乳幼児の定期接種について、厚生労働省の案内に合うものを2つ選びなさい。
- B型肝炎ワクチンは、1歳になってから1回だけ接種する
- BCGは1回の接種で、標準的には生後5〜8か月に行う
- 小児の肺炎球菌ワクチンの追加接種は、生後6か月までに終える
- 水痘ワクチンは2回接種で、2回目は1回目から3か月以上あける
- 日本脳炎ワクチンの第1期は、生後2か月から始める
正解と解説
正解:B・D(BCGは1回の接種で、標準的には生後5〜8か月に行う / 水痘ワクチンは2回接種で、2回目は1回目から3か月以上あける)BCGは1回で、生後5〜8か月が標準です。水痘ワクチンは1歳から3歳の誕生日の前日までに2回受け、2回目は1回目から3か月以上あけます(標準は6〜12か月)。B型肝炎は0歳のうちに3回(標準は生後2か月・3か月・7〜8か月)です。小児の肺炎球菌の追加接種は生後12か月以降です。日本脳炎は、厚生労働省の案内では3歳になったら第1期の接種を行うとされ、生後2か月から始めるものではありません。
根拠:厚生労働省「BCGワクチン」・「水痘ワクチン」・「B型肝炎ワクチン」・「子どもの肺炎球菌ワクチン」・「3歳から推奨される予防接種」(2026-10-16確認)
問25|RSウイルスワクチン
2026年度から定期接種となったRSウイルスワクチンについて、厚生労働省の案内に合うものを1つ選びなさい。
- 生後2か月の乳児に3回接種する
- 保育所の職員全員が毎年接種する
- 妊娠28週0日から36週6日までの妊婦に1回接種し、生まれてくる赤ちゃんを守る
- 1歳の誕生日に、MRワクチンと必ず同じ日に接種する
- 65歳以上の人だけが対象である
正解と解説
正解:C. 妊娠28週0日から36週6日までの妊婦に1回接種し、生まれてくる赤ちゃんを守る厚生労働省の案内では、2026年度から妊婦へのRSウイルスワクチンが定期接種になり、接種の時点で妊娠28週0日から36週6日までの妊婦に1回接種します。妊娠中に接種することで、生まれてくる赤ちゃんをRSウイルスの感染から守ることがねらいです。乳児に3回接種するもの、職員全員が毎年受けるもの、1歳でMRと同じ日に受けるもの、65歳以上だけが対象のもの、ではありません。
根拠:厚生労働省「RSウイルスワクチン」(2026-10-16確認)
演習:この章の問題を解く
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※ 解説は学習用の情報提供です。試験の日程・出題範囲・合格基準は、必ず全国保育士養成協議会の公式発表をご確認ください。
※ 問題はすべて仮の宿 学習室のオリジナル問題で、本試験の問題ではありません。保健・栄養の内容は国のガイドラインに基づく学習用の説明で、医療上の助言ではありません。