仮の宿 学習室

医療情報技師 HEALTHCARE INFORMATION TECHNOLOGIST

医学・薬学と検査・治療

講義 4 本・確認問題 35 問 | 本試験では「医学・医療系」(50問)の一部 | 最終更新 2026-09-24

この章で学ぶこと
目次
  1. 人体の構造と主な疾患
  2. 薬学の基礎と看護
  3. 臨床検査のきほん
  4. 画像診断と治療・処置
  5. 確認問題(35問)
  6. 演習ツール

1. 人体の構造と主な疾患

人体は細胞→組織→器官(臓器)→系統という階層で成り立ち、系統ごとに代表的な疾患・検査・治療が対応します。医療情報技師は診断名やオーダの意味を読み取るために、この対応関係の全体像を押さえます。

人体の構成単位は細胞です。同じ働きの細胞が集まって組織となり、組織が組み合わさって器官(臓器)を、器官が連携して系統(循環器系・呼吸器系など)をつくります。体内環境を一定に保つ仕組みを恒常性維持(ホメオスタシス)と呼びます。

疾病の原因(病因)は、内因と外因に分けられます。内因は個人的素因や先天性素因など体の側の要因、外因は栄養性外因・化学的外因・物理的外因・病原生物体、そして医療行為が原因となる医原病などです。病変には進行性病変・退行性病変・循環障害・炎症・奇形・腫瘍(新生物)があり、腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。悪性腫瘍は周囲へ浸潤し、離れた臓器へ転移する点が良性と異なります。

循環器系では、心臓が刺激伝導系の電気信号で規則的に拍動し、冠動脈から心筋自身に血液が供給されます。冠動脈が狭くなるのが狭心症、閉塞して心筋が壊死するのが心筋梗塞です。ほかに不整脈(ペースメーカーやアブレーションで治療)、心不全、高血圧症、弁膜症などがあります。

呼吸器系は気管・気管支・肺胞からなり、ガス交換は肺胞で行われます。代表疾患は気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD、主因は喫煙)、肺がん、呼吸器感染症です。消化器系では、胃・十二指腸潰瘍や胃がんとヘリコバクター・ピロリ感染の関連、ウイルス性肝炎から肝細胞がんへの進展、潰瘍性大腸炎・クローン病・大腸がんなどが重要です。

代謝・内分泌系では、膵臓のランゲルハンス島から分泌されるインスリンが血糖を下げます。糖尿病にはインスリン分泌がほぼ失われる1型と、生活習慣と関連が深く日本の患者の大多数を占める2型があります。ほかに脂質異常症、痛風(尿酸)、甲状腺の疾患(バセドウ病・甲状腺機能低下症)があります。

血液・造血系では、赤血球が酸素運搬、白血球・リンパ球が生体防御、血小板が止血を担います。代表疾患は貧血、白血病、リンパ腫、血友病、DICです。脳・神経系では、中枢神経系(大脳・脳幹・小脳・脊髄)と末梢神経系(自律神経・体性神経)に分かれ、脳血管障害や脳腫瘍が代表疾患です。腎・尿路系では慢性腎臓病が進行すると腎不全に至り、透析などが必要になります。

主な系統と臓器・代表疾患の対応
系統主な臓器・構成代表的な疾患
循環器系心臓・血管・刺激伝導系心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全・高血圧症
呼吸器系気管・気管支・肺胞気管支喘息・COPD・肺がん・呼吸器感染症
消化器系食道・胃・腸・肝臓・胆嚢・膵臓胃・十二指腸潰瘍・ウイルス性肝炎・大腸がん
代謝・内分泌系膵臓(ランゲルハンス島)・甲状腺糖尿病・脂質異常症・痛風・バセドウ病
血液・造血系赤血球・白血球・血小板・造血組織貧血・白血病・リンパ腫・DIC
脳・神経系大脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経脳血管障害・脳腫瘍
腎・尿路系腎・尿管・膀胱・尿道慢性腎臓病・腎不全・尿路結石

用語

恒常性維持
体温・血糖・体液の組成などの体内環境を、神経系や内分泌系の働きで一定の範囲に保つ仕組み。ホメオスタシスとも呼ばれ、その破綻が疾病につながる。
医原病
検査・治療・投薬など医療行為が原因となって生じる疾患や障害。病因の分類では外因に位置づけられる。
悪性腫瘍
自律的に増殖し、周囲の組織へ浸潤したり離れた臓器へ転移したりする腫瘍。良性腫瘍は膨張性に発育し、通常は転移しない。
心筋梗塞
心筋に血液を送る冠動脈が閉塞し、その先の心筋が壊死する疾患。冠動脈が狭くなり一過性の胸痛を起こす狭心症と区別される。
COPD
慢性閉塞性肺疾患。喫煙が主な原因で、気道の閉塞により息を吐きにくくなる。スパイロメトリーの一秒率低下が特徴。
ヘリコバクター・ピロリ
胃に生息する細菌。胃・十二指腸潰瘍や胃がんの発生と関連することが知られており、除菌治療が行われる。
インスリン
膵臓のランゲルハンス島から分泌され、血糖値を下げる唯一のホルモン。分泌や作用の不足が糖尿病の本態である。
刺激伝導系
心臓の拍動リズムをつくり電気的興奮を心房から心室へ伝える特殊な心筋の経路。その異常が不整脈の原因となる。

例題

例題:細胞・組織・器官の関係を大きい順に並べると?
答えと考え方 小さい方から、細胞→組織→器官(臓器)→系統。同じ働きの細胞が組織を、組織が器官をつくります。
例題:良性腫瘍と悪性腫瘍のいちばんの違いは?
答えと考え方 悪性腫瘍は周囲へ浸潤し遠くの臓器へ転移すること。良性腫瘍は通常、転移しません。

出典・根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)第5章 医学・薬学・看護学(SBO 5.1.1〜5.1.22)

2. 薬学の基礎と看護

医薬品がどう分類され、処方箋がどんなルールで扱われ、体内で薬がどう動くか。そして看護の業務と用語。オーダエントリや看護支援システムを扱う前提となる知識です。

薬が体内をめぐる過程を体内動態といい、吸収(Absorption)・分布(Distribution)・代謝(Metabolism)・排泄(Excretion)の頭文字からADMEと呼びます。代謝は主に肝臓の薬物代謝酵素群が担い、排泄は主に腎臓から尿へ行われます。血中では薬はタンパク質と結合した結合型と、薬効を発揮できる非結合型(遊離型)に分かれます。脳には血液−脳関門があり、薬物の移行が制限されます。薬は受容体に作用し、作動薬(アゴニスト)は受容体を刺激し、拮抗薬(アンタゴニスト)は刺激をブロックします。

医薬品は医薬品医療機器等法(薬機法)で規制され、医師の処方箋に基づき使う医療用医薬品と、薬局などで購入できる一般用医薬品(OTC薬)に大別されます。一般用医薬品はリスクの高い順に第一類・第二類・第三類に区分され、第一類は薬剤師でなければ販売できません。医療用から一般用へ転換された成分を含む要指導医薬品(スイッチOTC等)は薬剤師の対面販売が必要です。ほかに、取扱いが厳しく規制される毒薬・劇薬、麻薬及び向精神薬取締法で規制される麻薬・向精神薬、先発医薬品の特許期間満了後に同一の有効成分で製造される後発医薬品(ジェネリック医薬品)という区分があります。

処方箋は医師法に基づき医師が交付します。保険診療の処方箋の使用期間は原則として交付の日を含めて4日以内です。麻薬を処方するには、都道府県知事の免許を受けた麻薬施用者でなければならず、麻薬処方箋には通常の記載事項に加え患者の住所や麻薬施用者の免許証番号などが記載されます。処方箋の電子化(電子処方箋)も進んでいます。医薬品の正式な情報源として医薬品添付文書があり、副作用による健康被害には医薬品副作用被害救済制度が設けられています。

看護は、あらゆる場にあるあらゆる年代の人々を対象に、健康の保持増進・疾病の予防・健康の回復・苦痛の緩和を支援する専門職の活動です。看護業務は、対象の情報収集とアセスメント→看護計画の立案→実施→評価という看護過程のサイクルで進められ、その内容は看護記録に残されます。

看護の用語・分類の標準として、看護診断の分類であるNANDA、看護介入の分類であるNIC、看護成果の分類であるNOCがあり、日本では看護実践用語標準マスタ(看護行為編・看護観察編)が整備されています。また、患者の状態の重さを表す重症度に加え、入院患者にどれだけ手厚い看護が必要かを測る指標として看護必要度(重症度、医療・看護必要度)があり、入院料等の施設基準の評価に用いられています。

医薬品の主な区分と販売・取扱い
区分入手・販売ポイント
医療用医薬品医師の処方箋に基づく処方箋医薬品は処方箋なしの販売が原則禁止
要指導医薬品薬剤師の対面販売スイッチOTC直後の品目など
一般用第一類薬剤師が販売リスクが特に高く情報提供義務あり
一般用第二類・第三類薬剤師または登録販売者リスクは比較的低い
毒薬・劇薬施錠保管等の規制(毒薬)薬機法により表示・保管が規制される
麻薬麻薬施用者のみ処方可麻薬及び向精神薬取締法で厳格に管理

用語

ADME
薬物の体内動態を表す吸収・分布・代謝・排泄の4過程の頭文字。代謝は主に肝臓、排泄は主に腎臓が担う。
一般用医薬品
処方箋なしで購入できるOTC薬。リスクの高い順に第一類・第二類・第三類に区分され、第一類は薬剤師でなければ販売できない。
後発医薬品
先発医薬品の特許期間満了後に、同一の有効成分・同一の効能効果で製造販売される医薬品。ジェネリック医薬品とも呼ばれる。
麻薬施用者
麻薬及び向精神薬取締法に基づき都道府県知事の免許を受けて、疾病の治療の目的で麻薬を施用・処方できる医師等。
処方箋の使用期間
保険診療の処方箋が薬局で有効な期間。原則として交付の日を含めて4日以内で、処方箋様式に基づき特に指示があればそれに従う。
看護過程
アセスメント・看護計画立案・実施・評価を繰り返す看護実践の思考と行動のサイクル。看護記録の骨組みにもなる。
NANDA・NIC・NOC
看護の国際的な標準分類。NANDAは看護診断、NICは看護介入、NOCは看護成果の分類体系を指す。
看護必要度
入院患者にどの程度の看護の手間が必要かを評価する指標。重症度、医療・看護必要度として入院料等の施設基準の評価に使われる。

例題

例題:薬の「代謝」と「排泄」はそれぞれ主にどの臓器?
答えと考え方 代謝は主に肝臓(薬物代謝酵素群)、排泄は主に腎臓(尿へ)です。
例題:NANDA・NIC・NOCをひとことで区別すると?
答えと考え方 NANDA=看護診断、NIC=看護介入、NOC=看護成果の分類です。

出典・根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)第5章(SBO 5.2.1〜5.2.3、SBO 5.3.1〜5.3.5)

3. 臨床検査のきほん

臨床検査は、患者から採った検体を調べる検体検査と、患者の体そのものを調べる生理機能検査に大別されます。基準範囲・感度・特異度など「結果の読み方」の枠組みもここで押さえます。

臨床検査は大きく、血液や尿など患者から採取した検体を分析する検体検査、心電図や脳波のように患者の体を直接測定する生理機能検査(生理学的検査)、採取した細胞や組織を顕微鏡で観察する病理検査に分けられます。結果の表し方には、あり・なしで報告する定性検査、量を数値で報告する定量検査、その中間の半定量検査があります。検査の質を保つ活動が精度管理です。

検体検査の代表は、尿検査、血液学的検査(血算・凝固など)、生化学検査、血清免疫検査、内分泌検査、腫瘍マーカー、微生物検査、遺伝子・染色体検査です。生化学検査の主な項目と意味は、AST(GOT)・ALT(GPT)・γGTPが肝機能、クレアチニンやeGFR(糸球体濾過量の推算値)が腎機能、血糖とHbA1cが糖代謝、総コレステロールや中性脂肪(TG)が脂質代謝、CRPが炎症の指標です。HbA1cは赤血球中のヘモグロビンに糖が結合したもので、過去1〜2か月程度の平均的な血糖の状態を反映します。

輸血に関わる検査として、ABO・RhDの血液型検査、不規則抗体の検査、輸血前に供血者の血液と受血者の血液を混ぜて反応をみる交差適合試験(クロスマッチテスト)があります。感染症などの検査には、病原体の抗原を検出する抗原検出法、抗体価測定、遺伝子を増幅して検出するPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査があります。

生理機能検査の代表は心電図です。心電図の波形はP波(心房の興奮)・QRS波(心室の興奮)・T波(心室の興奮からの回復)からなり、ST部分やT波の異常は心筋の虚血などを疑う手がかりになります。長時間の記録にはホルター心電図、運動や薬剤で負荷をかける負荷心電図もあります。肺機能検査(スパイロメトリー)では肺活量や一秒量・一秒率を測定し、一秒率の低下はCOPDなどの閉塞性換気障害を示唆します。病理検査には、細胞をパパニコロウ法などで染めて調べる細胞診と、組織標本から診断を確定する組織診があり、死後に病態を解明する病理解剖(剖検)も含まれます。

検査結果の解釈の出発点が基準範囲です。基準範囲は健常者の測定値の分布の中央約95%が入る範囲として設定されるため、健常者でも約5%は基準範囲を外れます。基準範囲から外れた値が直ちに疾患を意味するわけではありません。検査の性能は、疾患のある人を正しく陽性と判定する割合の感度と、疾患のない人を正しく陰性と判定する割合の特異度で表されます。また、陽性と出た人のうち実際に疾患がある人の割合を陽性反応的中率、陰性と出た人のうち疾患がない人の割合を陰性反応的中率といい、的中率は集団の有病率に影響されます。

主な検体検査項目とみている対象
項目主な対象メモ
AST(GOT)・ALT(GPT)・γGTP肝機能肝障害で上昇。γGTPは飲酒でも上昇
クレアチニン・eGFR腎機能腎機能低下でクレアチニン上昇・eGFR低下
血糖・HbA1c糖代謝HbA1cは過去1〜2か月の平均血糖を反映
総コレステロール・中性脂肪(TG)脂質代謝脂質異常症の評価
CRP炎症感染症・炎症性疾患で上昇
腫瘍マーカー(PSAなど)腫瘍PSAは前立腺の腫瘍マーカー

用語

検体検査
血液・尿・便など患者から採取した検体を分析する検査。生化学検査・血液学的検査・微生物検査・遺伝子検査などが含まれる。
生理機能検査
心電図・脳波・肺機能検査・超音波検査など、患者の身体を直接測定する検査。生理学的検査とも呼ばれる。
HbA1c
ヘモグロビンに糖が結合した割合を示す検査値。過去1〜2か月程度の平均的な血糖状態を反映し、糖尿病の診断・管理に用いられる。
基準範囲
健常者の測定値の分布の中央約95%が含まれるように設定された範囲。健常者でも約5%は外れるため、逸脱が直ちに疾患を意味しない。
交差適合試験
輸血の前に供血者と受血者の血液を試験管内で反応させ、輸血しても問題がないか適合性を確認する検査。クロスマッチテストとも呼ぶ。
感度・特異度
感度は疾患のある人を正しく陽性と判定する割合、特異度は疾患のない人を正しく陰性と判定する割合。検査の性能を表す基本指標。
陽性反応的中率
検査で陽性となった人のうち、実際に疾患がある人の割合。検査の感度・特異度だけでなく、対象集団の有病率にも左右される。
PCR検査
ポリメラーゼ連鎖反応により微量のDNAを増幅して検出する検査。病原体遺伝子の検出などに広く用いられる。

例題

例題:心電図のP波・QRS波はそれぞれ何を表す?
答えと考え方 P波は心房の興奮、QRS波は心室の興奮を表します。
例題:基準範囲を少し外れた検査値は「異常=病気」?
答えと考え方 いいえ。基準範囲は健常者の約95%が入る範囲なので、健常者でも約5%は外れます。

出典・根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)第6章 検査・診断(SBO 6.1.1〜6.1.5)

4. 画像診断と治療・処置

X線・CT・MRI・超音波・内視鏡・核医学は、原理も被ばくの有無も得意分野も違います。あわせて手術・薬物療法・放射線治療・透析・リハビリテーションという治療法の全体像を整理します。

単純X線撮影はX線の透過の差を画像にする最も基本的な検査で、胸部や骨の撮影に広く使われます。乳房専用の撮影はマンモグラフィです。造影検査では、X線に写りにくい臓器を造影剤で写し出します(胃透視、注腸X線検査、血管造影など)。造影剤にはアレルギーや腎毒性のリスクがあります。カテーテルを使って画像下で治療まで行う手技はIVRと呼ばれます。

CT検査はX線をらせん状に照射(ヘリカルスキャン)して体の断層像・立体像を得る検査で、短時間で広い範囲を撮影できます。MRI検査は強い磁場と電磁波を使うため放射線被ばくがなく、脳・脊髄や軟部組織の描出に優れます。撮像法によりT1強調像・T2強調像などがあり、血管を写すMRA、胆管・膵管を写すMRCPも撮れます。強磁場のため、ペースメーカーなどの体内金属や閉所恐怖症には注意・禁忌となる場合があります。

核医学検査は、放射性同位元素(RI)を含む放射性医薬品を投与し、体内での分布をシンチカメラで撮影して臓器の機能や代謝をみる検査です(骨シンチグラフィ、心筋血流や脳血流のSPECTなど)。FDG-PETはブドウ糖に似たFDGの集積を撮影する検査で、がんの診断などに用いられ、CTと組み合わせたPET-CTもあります。超音波検査(エコー検査)は超音波の反射を画像化する検査で、被ばくがなくリアルタイムに観察でき、腹部・心臓などに広く使われます。内視鏡検査は消化管などの管腔臓器をカメラで直接観察する検査で、組織の採取(生検)や処置も行え、飲み込むタイプのカプセル内視鏡もあります。

治療法は、手術など体を切開して行う外科的治療と薬物療法を中心とする内科的治療、体への負担が大きい侵襲的治療と小さい非侵襲的治療、疾患の原因を取り除く根治的治療と症状の緩和を目的とする姑息的治療、といった軸で分類されます。手術は開腹手術のほか、内視鏡下手術や手術支援ロボット(ダヴィンチサージカルシステム)による手術があり、全身麻酔・局所麻酔・腰椎麻酔などの麻酔下で行われます。患者・術式の取り違えを防ぐため、執刀前に手を止めて確認するタイムアウトが行われます。

薬物療法には内服薬・外用薬(湿布・軟膏・吸入・坐剤)・注射薬があります。抗がん剤による化学療法は、薬剤の組合せ・投与量・スケジュールを定めたレジメンに沿って行われます。有効域と中毒域が近い薬剤では、血中濃度を測定して投与設計を行うTDM(治療薬物モニタリング)が行われます。放射線治療には体外から照射する外照射と、放射性物質を体内・腔内に留置して照射する小線源照射(腔内照射)があり、ガンマナイフなどの定位照射や陽子線・重粒子線による粒子線治療もあります。照射の記録は照射録に残され、晩期の有害事象として2次発がんが知られています。腎不全に対しては血液中の老廃物や水分を人工的に除去する透析が行われます。リハビリテーションは、運動機能の回復を図る理学療法(PT)、日常生活動作や応用的な作業能力の回復を図る作業療法(OT)、言葉や嚥下の機能の回復を図る言語聴覚療法(ST)からなり、回復期リハビリテーション病棟などで多職種により提供されます。

主な画像検査の比較(被ばくの有無と得意な対象)
検査放射線被ばく原理得意な対象・特徴
単純X線撮影ありX線の透過の差胸部・骨など。簡便で広く普及
CT検査ありX線による断層撮影全身の断層像。短時間で広範囲を撮影
MRI検査なし強い磁場と電磁波脳・脊髄・軟部組織。体内金属に注意
超音波検査なし超音波の反射腹部・心臓など。リアルタイムで簡便
内視鏡検査なしカメラで直接観察消化管など管腔臓器。生検・処置も可能
核医学検査あり放射性医薬品の体内分布臓器の機能・代謝の評価(シンチ・PET)

用語

造影検査
造影剤を用いて血管や消化管などを写し出すX線検査。造影剤にはアレルギーや腎毒性のリスクがあり、事前の確認が重要となる。
MRI検査
強い磁場と電磁波で体内を画像化する検査。放射線被ばくがなく軟部組織の描出に優れるが、体内金属や閉所恐怖症に注意を要する。
核医学検査
放射性医薬品を投与し、その分布をシンチカメラ等で撮影して臓器の機能・代謝をみる検査。シンチグラフィやPET・SPECTが含まれる。
FDG-PET
ブドウ糖類似の放射性医薬品FDGの集積を画像化する核医学検査。糖代謝の盛んな悪性腫瘍の検出などに用いられる。
根治的治療と姑息的治療
根治的治療は疾患の原因を取り除いて治癒を目指す治療。姑息的治療は治癒よりも症状の緩和や進行の抑制を目的とする治療。
レジメン
抗がん剤治療などで、使用する薬剤の組合せ・投与量・投与スケジュールをあらかじめ定めた治療計画。
TDM
治療薬物モニタリング。薬物の血中濃度を測定し、有効かつ安全な範囲に収まるよう投与量や間隔を設計すること。
タイムアウト
手術の執刀前などに全員が作業を止め、患者・術式・部位に間違いがないかを確認する安全確認の手順。

例題

例題:放射線被ばくのない画像検査は?
答えと考え方 MRI検査と超音波検査(と内視鏡検査)。X線撮影・CT・核医学検査は被ばくがあります。
例題:外照射と小線源照射の違いは?
答えと考え方 外照射は体の外から放射線を当てる方法、小線源照射は放射性物質を体内・腔内に留置して照射する方法です。

出典・根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)第6章(SBO 6.2.1〜6.2.8)・第7章 治療・処置(SBO 7.1.1〜7.1.8)

確認問題(35問)

四肢択一。「正解と解説」を開くと、正解の理由と他の選択肢が違う理由を確認できます。

問1|人体の構成

人体の構成について正しいものはどれか。

  1. 同じ働きの細胞が集まって組織となり、組織が組み合わさって器官(臓器)がつくられる
  2. 器官(臓器)がいくつも集まることによって、より小さな単位である細胞がつくられる
  3. 組織は器官(臓器)が分解してできた単位であり、細胞よりも小さい
  4. 系統とは、単一の細胞の内部にある核やミトコンドリアなどの構造のことである
正解と解説
正解:A. 同じ働きの細胞が集まって組織となり、組織が組み合わさって器官(臓器)がつくられる

人体は細胞→組織→器官(臓器)→系統という階層で構成される。同じ働きの細胞の集まりが組織、組織の組合せが器官である。器官から細胞ができる、器官の分解が組織、という向きは逆で誤り。系統は循環器系のように複数の器官が連携する単位であり、細胞の内部構造ではない。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.1(臨床医学に必要な人体の構造)

問2|インスリン

血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌する臓器はどれか。

  1. 肝臓
  2. 甲状腺
  3. 膵臓
  4. 副腎
正解と解説
正解:C. 膵臓

インスリンは膵臓のランゲルハンス島から分泌され、血糖値を下げる働きをもつ。その分泌や作用の不足が糖尿病の本態である。肝臓は糖の貯蔵・代謝を担うがインスリンは分泌しない。甲状腺は甲状腺ホルモン、副腎は副腎皮質・髄質ホルモンの分泌臓器である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.7(代謝・内分泌系の機能と疾患)

問3|心筋梗塞

循環器系の疾患について正しいものはどれか。

  1. 狭心症は冠動脈が完全に閉塞して心筋が壊死した状態である
  2. 心筋梗塞は冠動脈の閉塞により心筋が壊死する疾患である
  3. 不整脈の治療にマンモグラフィが用いられる
  4. 高血圧症は血圧が正常より低い状態をいう
正解と解説
正解:B. 心筋梗塞は冠動脈の閉塞により心筋が壊死する疾患である

心筋梗塞は、心筋に血液を送る冠動脈が閉塞し、その先の心筋が壊死する疾患である。狭心症は冠動脈が狭くなって一過性の虚血を起こすもので、壊死には至らない点で心筋梗塞と区別される。不整脈の治療はペースメーカーやアブレーションなどで、マンモグラフィは乳房のX線検査。高血圧症は血圧が高い状態である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.4(循環器系の機能と疾患)

問4|呼吸器疾患

呼吸器系について誤っているものはどれか。

  1. ガス交換は肺胞で行われる
  2. 気管支喘息は気道が狭くなる発作を繰り返す疾患である
  3. 呼吸器系は気管・気管支・肺胞などからなる
  4. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主な原因は細菌感染である
正解と解説
正解:D. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主な原因は細菌感染である

COPDの主な原因は長年の喫煙であり、細菌感染が主因という記述は誤り。タバコ煙などの有害物質を長期に吸入することで気道と肺が障害され、息を吐きにくくなる。ガス交換が肺胞で行われること、気管支喘息が気道狭窄の発作を繰り返すこと、呼吸器系が気管・気管支・肺胞からなることはいずれも正しい。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.5(呼吸器系の機能と疾患)

問5|ピロリ菌

ヘリコバクター・ピロリについて正しいものはどれか。

  1. 胃・十二指腸潰瘍や胃がんの発生と関連する細菌である
  2. 肺胞に感染して肺炎を起こすウイルスである
  3. 血液中で酸素を運搬する細胞である
  4. 大腸にのみ生息し潰瘍性大腸炎の原因と確定している
正解と解説
正解:A. 胃・十二指腸潰瘍や胃がんの発生と関連する細菌である

ヘリコバクター・ピロリは胃に生息する細菌で、胃・十二指腸潰瘍や胃がんの発生との関連が知られ、除菌治療が行われる。ウイルスではなく、感染部位は肺胞でも大腸でもない。酸素を運搬するのは赤血球である。潰瘍性大腸炎は原因不明の炎症性腸疾患であり、ピロリ菌が原因と確定しているわけではない。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.6(消化器系の機能と疾患)

問6|糖尿病

糖尿病について正しいものはどれか。

  1. 1型糖尿病は過食や運動不足などの生活習慣だけが原因で発症する
  2. 日本の糖尿病患者の大多数は1型で、2型は少数にとどまる
  3. 2型糖尿病は生活習慣と関連が深く、日本の糖尿病患者の大多数を占める
  4. 糖尿病はインスリンが過剰となり血糖値が慢性的に低くなる疾患である
正解と解説
正解:C. 2型糖尿病は生活習慣と関連が深く、日本の糖尿病患者の大多数を占める

2型糖尿病は過食・運動不足などの生活習慣や体質と関連が深く、日本の糖尿病患者の大多数を占める。1型はインスリンを分泌する細胞が壊れて分泌がほぼ失われるタイプで、生活習慣だけが原因ではなく、患者数も2型よりはるかに少ない。糖尿病は血糖値が慢性的に高くなる疾患である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.7(代謝・内分泌系の機能と疾患)

問7|血液の成分

血液の成分について誤っているものはどれか。

  1. 赤血球は酸素の運搬を担う
  2. 血小板は酸素の運搬を担う
  3. 白血球は生体防御(免疫)に関わる
  4. 血漿から凝固成分を除いたものが血清である
正解と解説
正解:B. 血小板は酸素の運搬を担う

血小板の役割は止血であり、酸素の運搬を担うという記述は誤り。酸素の運搬はヘモグロビンをもつ赤血球の働きである。白血球やリンパ球は病原体から体を守る生体防御に関わる。血液の液体成分が血漿で、血漿から凝固に関わる成分を除いたものが血清である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.8(血液・造血組織の機能と疾患)

問8|神経系

神経系について誤っているものはどれか。

  1. 中枢神経系には大脳・脳幹・小脳・脊髄が含まれる
  2. 脳血管障害は脳・神経系の代表的な疾患である
  3. 末梢神経系には自律神経と体性神経が含まれる
  4. 自律神経は中枢神経系に分類される
正解と解説
正解:D. 自律神経は中枢神経系に分類される

自律神経は体性神経とともに末梢神経系に分類されるため、中枢神経系とする記述は誤り。中枢神経系は大脳(前頭葉・側頭葉・頭頂葉など)・脳幹・小脳・脊髄からなる。脳血管障害や脳腫瘍は脳・神経系の代表的な疾患であり、CTやMRAなどの検査が用いられる。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.3(脳・神経系の機能と疾患)

問9|病因の分類

疾病の原因(病因)の分類について誤っているものはどれか。

  1. 医原病は内因に分類される
  2. 個人的素因や先天性素因は内因である
  3. 病原生物体による感染は外因に含まれる
  4. 化学的外因・物理的外因は外因に含まれる
正解と解説
正解:A. 医原病は内因に分類される

医原病は検査や治療など医療行為が原因で生じる障害であり、体の外からの要因として外因に分類されるため、内因とする記述が誤り。内因は個人的素因・先天性素因など体の側の要因を指す。外因には栄養性外因・化学的外因・物理的外因・病原生物体・医原病が含まれる。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.2(疾病の原因と分類)

問10|腫瘍

腫瘍について正しいものはどれか。

  1. 良性腫瘍は周囲の組織へ浸潤し、離れた臓器へ盛んに転移する
  2. 悪性腫瘍は自律的な増殖をせず、多くは自然に消えていく
  3. 悪性腫瘍は周囲組織へ浸潤し、離れた臓器へ転移しうる
  4. 腫瘍は病変の分類上、炎症の一種として扱われる
正解と解説
正解:C. 悪性腫瘍は周囲組織へ浸潤し、離れた臓器へ転移しうる

悪性腫瘍は自律的に増殖し、周囲の組織へ浸潤したり血管・リンパ管を介して離れた臓器へ転移したりする点が特徴である。良性腫瘍は膨張性に発育し通常は転移しない。悪性腫瘍が自然に消えるという記述は誤り。病変の分類上、腫瘍(新生物)は炎症とは別の区分である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.1.2(疾病の原因と分類:腫瘍・新生物)

問11|ADME

薬物の体内動態(ADME)を構成する4つの過程として正しいものはどれか。

  1. 吸収・拡散・沈着・蒸発
  2. 吸収・分布・代謝・排泄
  3. 摂取・消化・吸収・貯蔵
  4. 分解・合成・貯蔵・分泌
正解と解説
正解:B. 吸収・分布・代謝・排泄

ADMEは吸収(Absorption)・分布(Distribution)・代謝(Metabolism)・排泄(Excretion)の頭文字で、薬物が体内に入り、全身へ運ばれ、主に肝臓で変化を受け、主に腎臓から体外へ出るまでの過程を表す。他の選択肢はいずれもADMEの正しい構成ではない。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.2.1(薬物治療に関する基本知識)

問12|薬物代謝

薬物の体内動態について誤っているものはどれか。

  1. 薬物の排泄は主に腎臓から尿へ行われる
  2. 血液−脳関門は薬物の脳への移行を制限する
  3. 血中でタンパク質と結合していない遊離型の薬物が薬効を発揮する
  4. 薬物の代謝は主に腎臓で行われる
正解と解説
正解:D. 薬物の代謝は主に腎臓で行われる

薬物の代謝は主に肝臓の薬物代謝酵素群によって行われるため、腎臓とする記述が誤り。腎臓が主に担うのは尿への排泄である。血液−脳関門が薬物の脳内移行を制限すること、タンパク質と結合していない非結合型(遊離型)が薬効を発揮することは、いずれも正しい。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.2.1(薬物治療に関する基本知識:代謝・排泄・血液−脳関門)

問13|一般用医薬品

一般用医薬品(OTC薬)について正しいものはどれか。

  1. 第一類医薬品は薬剤師でなければ販売できない
  2. 第三類医薬品が最もリスクが高い
  3. 一般用医薬品の購入には医師の処方箋が必要である
  4. 第二類医薬品は医師しか販売できない
正解と解説
正解:A. 第一類医薬品は薬剤師でなければ販売できない

一般用医薬品はリスクの高い順に第一類・第二類・第三類に区分され、リスクが特に高い第一類は薬剤師でなければ販売できない。最もリスクが高いのは第三類ではなく第一類。一般用医薬品は処方箋なしで購入できる点が医療用医薬品との違いである。第二類・第三類は薬剤師または登録販売者が販売できる。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.2.2(医薬品の体系:一般用医薬品(第一類、第二類、第三類))

問14|後発医薬品

後発医薬品について正しいものはどれか。

  1. 先発医薬品とは異なる有効成分を用いて、同じ効能を得る医薬品である
  2. 先発医薬品の特許期間中であっても、届出をすれば自由に製造販売できる
  3. 先発医薬品の特許期間満了後に、同一の有効成分で製造販売される医薬品である
  4. 自由診療でのみ使用でき、医療保険では使用が認められていない
正解と解説
正解:C. 先発医薬品の特許期間満了後に、同一の有効成分で製造販売される医薬品である

後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、先発医薬品の特許期間が満了した後に、同一の有効成分・同一の効能効果で製造販売される医薬品である。有効成分は先発品と同一であり、特許期間中に自由に製造することはできない。保険診療でも使用でき、医療費適正化の観点から使用が推進されている。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.2.2(医薬品の体系:後発医薬品)

問15|処方箋の期限

保険診療で交付される処方箋の使用期間として正しいものはどれか。ただし特に記載のない場合とする。

  1. 交付の日を含めて2日以内
  2. 交付の日を含めて4日以内
  3. 交付の日を含めて14日以内
  4. 交付の日を含めて30日以内
正解と解説
正解:B. 交付の日を含めて4日以内

処方箋の使用期間は、特に記載のある場合を除き、交付の日を含めて4日以内とされている(処方箋様式の備考)。患者が薬局へ持参するまでの期間の目安であり、これを過ぎた処方箋では調剤を受けられない。2日・14日・30日はいずれも誤り。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.2.3(処方箋の取扱い:使用期間・処方箋様式)/保険医療機関及び保険医療養担当規則

問16|麻薬施用者

麻薬の処方について正しいものはどれか。

  1. 医師免許を持っていれば、別の免許がなくても麻薬を処方できる
  2. 麻薬は一般用医薬品に分類され、薬局で処方箋なしに購入できる
  3. 麻薬の処方には患者の同意書のみが必要であり、施用者の免許制度はない
  4. 麻薬を処方できるのは、都道府県知事の免許を受けた麻薬施用者に限られる
正解と解説
正解:D. 麻薬を処方できるのは、都道府県知事の免許を受けた麻薬施用者に限られる

麻薬及び向精神薬取締法により、疾病の治療の目的で麻薬を施用・処方できるのは、都道府県知事の免許を受けた麻薬施用者に限られる。医師免許だけでは麻薬を処方できず、別途免許が必要である。麻薬は一般用医薬品ではなく、厳格な管理の下で取り扱われる。同意書のみで処方できる制度は存在しない。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.2.2(医薬品の体系:麻薬、麻薬施用者)/麻薬及び向精神薬取締法

問17|看護の分類

看護診断の標準的な分類体系はどれか。

  1. NANDA
  2. NIC
  3. NOC
  4. ICD-10
正解と解説
正解:A. NANDA

NANDAは看護診断の分類体系である。NICは看護介入の分類、NOCは看護成果の分類であり、3つはセットで看護過程の標準化に用いられる。ICD-10は疾病及び関連保健問題の国際統計分類であり、看護診断の分類体系ではない。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.3.3(看護における用語・分類:NANDA、NIC、NOC)

問18|看護必要度

看護必要度について正しいものはどれか。

  1. 患者の重症度とは無関係に、病棟の面積や病床数の多さを測る指標である
  2. 看護師一人ひとりの勤務成績を評価し、人事考課に用いる指標である
  3. 入院患者に必要な看護の提供量を測る指標で、入院料等の施設基準の評価に用いられる
  4. 外来患者の待ち時間を測り、外来の混雑の程度を評価する指標である
正解と解説
正解:C. 入院患者に必要な看護の提供量を測る指標で、入院料等の施設基準の評価に用いられる

看護必要度(重症度、医療・看護必要度)は、入院患者にどの程度の看護の手間・医療的な処置が必要かを評価する指標で、入院基本料など入院料等の施設基準の評価に用いられる。病棟の広さや看護師個人の勤務成績、外来の待ち時間を測るものではない。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 5.3.5(看護必要度)

問19|検体検査

検体検査に分類されるものはどれか。

  1. 心電図検査
  2. 生化学検査
  3. 脳波検査
  4. スパイロメトリー(肺機能検査)
正解と解説
正解:B. 生化学検査

生化学検査は血液などの検体を分析する検体検査である。心電図検査・脳波検査・スパイロメトリーは、患者の身体を直接測定する生理機能検査(生理学的検査)に分類される。検体検査と生理機能検査の区別は臨床検査部門やシステム連携を理解する基本となる。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.1(臨床検査の概要:検体検査・生理機能検査)

問20|HbA1c

HbA1c(ヘモグロビンA1c)が反映するものはどれか。

  1. 採血した時点における瞬間的な血糖値のみ
  2. ASTやALTが示す肝臓の炎症の程度
  3. クレアチニンが示す腎臓の濾過機能
  4. 過去1〜2か月程度の平均的な血糖の状態
正解と解説
正解:D. 過去1〜2か月程度の平均的な血糖の状態

HbA1cは赤血球中のヘモグロビンに糖が結合した割合で、赤血球の寿命を反映して過去1〜2か月程度の平均的な血糖状態を表す。採血時点の血糖値を示すのは血糖検査である。肝臓の炎症はAST・ALTなど、腎臓の濾過機能はクレアチニンやeGFRで評価される。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.2(検体検査:ヘモグロビンA1c(HbA1c))

問21|検査と臓器

検体検査の項目と主な対象の組合せで誤っているものはどれか。

  1. クレアチニン −− 肝機能
  2. AST(GOT)・ALT(GPT) −− 肝機能
  3. CRP −− 炎症
  4. HbA1c −− 糖代謝
正解と解説
正解:A. クレアチニン −− 肝機能

クレアチニンは筋肉由来の老廃物で腎臓から排泄されるため、腎機能の指標であり、肝機能とする組合せが誤り。腎機能が低下すると血中クレアチニンは上昇し、eGFRは低下する。AST・ALTは肝機能、CRPは炎症、HbA1cは糖代謝の指標としていずれも正しい組合せである。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.2(検体検査:AST、ALT、クレアチニン、CRP、HbA1c)

問22|CRP

CRP(C-反応性タンパク)について正しいものはどれか。

  1. 過去数か月の血糖の平均を反映する
  2. 血液型の判定に用いられる
  3. 炎症や感染症で上昇する検査値である
  4. 前立腺がんの腫瘍マーカーである
正解と解説
正解:C. 炎症や感染症で上昇する検査値である

CRPは炎症があると肝臓で産生が増えるタンパクで、感染症や炎症性疾患で上昇する代表的な炎症マーカーである。血糖の平均を反映するのはHbA1c、血液型の判定はABO・RhD検査、前立腺の腫瘍マーカーはPSAであり、いずれもCRPの説明として誤り。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.2(検体検査:CRP(C-反応性タンパク)、腫瘍マーカー)

問23|基準範囲

臨床検査の基準範囲について正しいものはどれか。

  1. 基準範囲を外れた値は、それだけで必ず疾患があることを意味する
  2. 基準範囲は健常者の測定値の分布の中央約95%が含まれる範囲として設定される
  3. 基準範囲はすべての検査項目について、測定法によらず全世界共通の値が定められている
  4. 健常者の測定値が基準範囲を外れることはなく、全員が範囲内に入る
正解と解説
正解:B. 基準範囲は健常者の測定値の分布の中央約95%が含まれる範囲として設定される

基準範囲は健常者の測定値の分布の中央約95%が入るように設定される。したがって健常者でも約5%は基準範囲を外れ、基準範囲からの逸脱が直ちに疾患を意味するわけではない。また基準範囲は測定法や対象集団により異なりうるため、全世界共通の値が定められているという記述も誤りである。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.1(臨床検査の概要:基準範囲)

問24|交差適合試験

交差適合試験(クロスマッチテスト)の目的として正しいものはどれか。

  1. 過去1〜2か月の平均的な血糖値を測定する
  2. 腫瘍マーカーにより腫瘍の有無をスクリーニングする
  3. スパイロメータで肺活量と一秒率を測定する
  4. 輸血の前に供血者と受血者の血液の適合性を確認する
正解と解説
正解:D. 輸血の前に供血者と受血者の血液の適合性を確認する

交差適合試験は、輸血の前に供血者の血液と受血者の血液を試験管内で反応させ、輸血による有害な反応が起こらないか適合性を確認する検査である。ABO・RhD血液型検査や不規則抗体検査とともに輸血の安全確保に用いられる。血糖の評価・腫瘍のスクリーニング・肺機能の測定はいずれも別の検査の役割である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.2(検体検査:交差適合試験(クロスマッチテスト))

問25|心電図

心電図の波形について正しいものはどれか。

  1. QRS波は心室の興奮を表す
  2. P波は心室の興奮を表す
  3. 心電図は超音波の反射を記録したものである
  4. T波は心房の興奮を表す
正解と解説
正解:A. QRS波は心室の興奮を表す

心電図でQRS波は心室の興奮(脱分極)を表す。P波は心房の興奮、T波は心室の興奮からの回復を表すため、それぞれ入れ替わった記述は誤り。心電図は心臓の電気的活動を体表から記録する生理機能検査であり、超音波の反射を画像化する超音波検査とは原理が異なる。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.3(生理機能検査:心電図波形(P-QRS-T))

問26|肺機能検査

スパイロメトリー(肺機能検査)について正しいものはどれか。

  1. 心臓の電気的活動を記録する検査である
  2. 採取した組織を顕微鏡で観察する検査である
  3. 肺活量や一秒量・一秒率を測定する検査である
  4. 放射性医薬品を投与して行う検査である
正解と解説
正解:C. 肺活量や一秒量・一秒率を測定する検査である

スパイロメトリーは呼気・吸気の量と速さを測定する生理機能検査で、肺活量・一秒量・一秒率などが得られ、一秒率の低下はCOPDなどの閉塞性換気障害を示唆する。心臓の電気的活動の記録は心電図、組織の顕微鏡観察は病理検査、放射性医薬品を用いる検査は核医学検査である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.3(生理機能検査:スパイロメトリー、一秒率、肺活量)

問27|病理検査

病理検査について誤っているものはどれか。

  1. 細胞診では採取した細胞をパパニコロウ法などで染色して調べる
  2. 病理解剖(剖検)は死後に病態を解明するために行われる
  3. 組織診は採取した組織から標本を作製し顕微鏡で観察して診断する
  4. 病理検査は患者の身体を直接測定する生理機能検査に分類される
正解と解説
正解:D. 病理検査は患者の身体を直接測定する生理機能検査に分類される

病理検査は患者から採取した細胞や組織を顕微鏡で観察する検査であり、心電図のように身体を直接測定する生理機能検査には分類されないため、この記述が誤り。細胞診でパパニコロウ法などの染色を用いること、組織診が標本の顕微鏡観察により診断すること、剖検が死後の病態解明のために行われることはいずれも正しい。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.4(病理検査:細胞診・組織診、パパニコロウ法、剖検)

問28|的中率の計算

ある検査を200人に行ったところ、疾患のある50人のうち45人が陽性、疾患のない150人のうち15人が陽性であった。この検査の陽性反応的中率はどれか。

  1. 90%
  2. 75%
  3. 30%
  4. 25%
正解と解説
正解:B. 75%

陽性反応的中率は「陽性者のうち実際に疾患がある人の割合」。陽性者は45+15=60人で、そのうち疾患ありは45人なので45÷60=75%。90%はこの検査の感度(45/50)および特異度(135/150)にあたる値で、的中率とは異なる。30%・25%は計算の取り違えによる誤りである。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.1.1(臨床検査の概要:陽性反応的中率、特異度と感度)

問29|被ばくの有無

放射線被ばくのない画像検査はどれか。

  1. MRI検査
  2. X線CT検査
  3. 単純X線撮影
  4. 核医学検査
正解と解説
正解:A. MRI検査

MRI検査は強い磁場と電磁波を利用するため放射線被ばくがない。X線CT検査と単純X線撮影はX線を照射する検査であり、核医学検査は放射性医薬品を投与するため、いずれも被ばくを伴う。被ばくの有無は検査の選択や説明に関わる基本知識である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.2.5(MRI検査)・SBO 6.2.1(画像診断の概要:X線被ばく)

問30|MRI検査

MRI検査について正しいものはどれか。

  1. X線を用いて体の断層像を得る検査で、体内金属の影響を受けない
  2. 放射性医薬品を静脈注射し、その体内分布を撮影して行う検査である
  3. 強い磁場を用いるため、ペースメーカーなどの体内金属の装着者では実施できない場合がある
  4. 撮像中に騒音がなく短時間で終わるため、閉所恐怖症の患者にも最も適した検査である
正解と解説
正解:C. 強い磁場を用いるため、ペースメーカーなどの体内金属の装着者では実施できない場合がある

MRIは強い磁場と電磁波で画像を得るため、ペースメーカーなど体内金属の装着者では禁忌または注意となる場合がある。X線を用いるのはCTや単純撮影、放射性医薬品を用いるのは核医学検査である。MRIは撮像時に大きな音がし、狭い装置内に長時間入るため閉所恐怖症の患者ではむしろ注意が必要である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.2.5(MRI検査:高磁場、禁忌、閉所恐怖症)

問31|核医学検査

核医学検査について正しいものはどれか。

  1. 体表から当てた超音波の反射を利用して画像を得る検査である
  2. 放射性医薬品を投与し、その体内分布を撮影して臓器の機能や代謝を調べる
  3. 強い磁場と電磁波を利用するため、放射線による被ばくがない
  4. 先端にカメラを備えた細い管を体内に挿入し、消化管の粘膜を直接観察する
正解と解説
正解:B. 放射性医薬品を投与し、その体内分布を撮影して臓器の機能や代謝を調べる

核医学検査は放射性同位元素(RI)を含む放射性医薬品を投与し、シンチカメラなどで体内分布を撮影して臓器の機能・代謝を評価する検査で、骨シンチグラフィやPET・SPECTが含まれる。超音波の反射を使うのは超音波検査、磁場を使うのはMRI、カメラで直接観察するのは内視鏡検査である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.2.6(核医学検査:放射性医薬品、シンチグラフィ、PET、SPECT)

問32|超音波検査

超音波検査(エコー検査)について正しいものはどれか。

  1. 放射線被ばくを伴うため繰り返しの実施は避ける
  2. 骨の内部の観察に最も適している
  3. 画像の取得に強い磁場が必要である
  4. 被ばくがなく、リアルタイムに観察できる
正解と解説
正解:D. 被ばくがなく、リアルタイムに観察できる

超音波検査は体表から当てた超音波の反射を画像化する検査で、放射線被ばくがなく、動いている臓器をリアルタイムに観察でき、繰り返し実施しやすい。超音波は骨や空気で反射・減衰するため骨の内部の観察には適さない。強い磁場を必要とするのはMRI検査である。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 6.2.7(超音波検査(エコー検査))

問33|治療法の分類

治療法の分類について誤っているものはどれか。

  1. 姑息的治療とは疾患の原因を取り除いて治癒を目指す治療である
  2. 非侵襲的治療は体への負担が比較的小さい治療である
  3. 外科的治療には手術が含まれる
  4. 内科的治療には薬物療法が含まれる
正解と解説
正解:A. 姑息的治療とは疾患の原因を取り除いて治癒を目指す治療である

疾患の原因を取り除いて治癒を目指すのは根治的治療であり、姑息的治療は治癒よりも症状の緩和や進行の抑制を目的とする治療を指すため、この記述が誤り。非侵襲的治療が体への負担の小さい治療であること、外科的治療に手術が、内科的治療に薬物療法が含まれることはいずれも正しい。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 7.1.1(治療法の種類:根治的治療、姑息的治療、侵襲的治療)

問34|TDM

TDM(治療薬物モニタリング)について正しいものはどれか。

  1. 手術の開始前に患者名や術式をチームで確認する安全手順である
  2. 抗がん剤の種類や投与量・投与日程を定めた投与計画そのものを指す
  3. 薬物の血中濃度を測定し、投与量や投与間隔の設計に役立てることである
  4. 薬局で薬剤師が処方箋の記載内容を確認し、疑義があれば照会することである
正解と解説
正解:C. 薬物の血中濃度を測定し、投与量や投与間隔の設計に役立てることである

TDMは薬物の血中濃度を測定し、有効域に収まり中毒域を超えないように投与量・投与間隔を設計することで、有効域と中毒域が近い薬剤などで行われる。手術前の確認手順はタイムアウト、抗がん剤の投与計画はレジメンと呼ばれる。処方内容の確認は調剤時の業務であってTDMではない。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 7.1.4(薬物療法:血中濃度、TDM、レジメン)

問35|放射線治療

放射線治療について正しいものはどれか。

  1. 外照射とは放射性物質を体内に留置して照射する方法である
  2. 放射線治療の実施内容は記録に残さなくてよい
  3. 陽子線や重粒子線を用いる治療は存在しない
  4. 小線源照射は放射性物質を体内・腔内に留置して照射する方法である
正解と解説
正解:D. 小線源照射は放射性物質を体内・腔内に留置して照射する方法である

小線源照射(腔内照射を含む)は放射性線源を病巣の近くに留置して照射する方法である。外照射は体外から放射線を照射する方法であり、説明が逆になっている選択肢は誤り。照射の内容は照射録として記録される。陽子線・重粒子線を用いる粒子線治療は実際に行われている。

根拠:日本医療情報学会 医療情報技師育成部会「医療情報技師 到達目標」(医学・医療系)v7(2025年7月26日更新)SBO 7.1.7(放射線治療:外照射、小線源照射、粒子線、照射録)

演習:この章の問題を解く

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※ 解説は学習用の情報提供です。医療上の助言ではありません。最新の試験実施要項は医療情報技師育成部会の公式発表をご確認ください。
※ 出題は日本医療情報学会 医療情報技師育成部会が公開する「医療情報技師 到達目標」(v7・GIO/SBO/キーワード)に沿った仮の宿 学習室のオリジナル問題です。医療上の助言ではありません。合格基準は非公開のため、本サイトの到達度は独自の目安です。試験の実施要項は育成部会の公式発表をご確認ください。