就職活動 JOB HUNTING
応募書類:職務経歴書・エントリーシート
講義 2 本・確認問題 10 問 | 最終更新 2026-10-16
この章で学ぶこと- 職務経歴書の目的と、必ず入れる項目、編年体式・逆編年体式・キャリア式の使い分けを知ります。
- 実績を自分の行動と数字で書き、応募先ごとに内容を直す書き方を身につけます。
- エントリーシートに結論から答える型と、採用選考で配慮すべき事項、提出前に防げるよくある失敗を整理します。
1. 職務経歴書の書き方
職務経歴書の目的と基本の形、3つの並べ方を知り、仕事の経験を具体的に伝える書き方を身につけます。
職務経歴書は、これまでの仕事で何をしてきたか、何ができるかを応募先に伝える書類です。ハローワークの「応募書類の作り方」パンフレットは、その目的を「採用担当者に対して自分の実務能力をアピールすること」と説明しています。履歴書(書き方は履歴書の書き方で扱います)の職歴欄が「いつ、どこにいたか」の一覧だとすれば、職務経歴書は「そこで何をして、どんな結果を出し、何が身についたか」を説明する書類です。履歴書の内容をそのまま写すのではなく、履歴書に書ききれなかったことを補うものだと考えてください。
決まった様式はありません。ハローワークのパンフレットでは、A4縦の白い紙に1〜2枚程度、パソコンで横書きにするのが一般的とされています。手書きもできますが、黒のボールペンか万年筆を使い、鉛筆やシャープペンシルは使いません。必ず入れる項目は「標題(職務経歴書)」「氏名」「日付」「職務経歴」の4つで、資格、パソコンのスキル、活かせる能力、自己PR、志望動機などは、自分がアピールしやすいものを選んで加えます。白紙から作るのが難しければ、厚生労働省の「マイジョブ・カード」で職務経歴書の様式(ジョブ・カード準拠様式)をダウンロードすることもできます。
職務経歴の並べ方には、主に3つの型があります。古い仕事から順に書く「編年体式」が最も一般的で、迷ったときの基本形です。新しい仕事から書く「逆編年体式」は、いま何ができるかを先に見せたいときに向いています。仕事の種類ごとにまとめる「キャリア式」は、同じ分野の仕事を続けてきた人や専門職に向いていますが、時間の流れがわかりにくくなるので、別に短い略歴を付けると読みやすくなります。職歴が多いときは、最初に「職務要約」として数行で全体をまとめておくと、読む人が要点をつかめます。
中身でいちばん大切なのは、具体的に書くことです。「営業を担当」だけでなく、何を・誰に・どのくらいの規模で担当し、どんな結果になったかを書きます。パンフレットは、可能であれば営業成績などの数値を書くことをすすめています。また、「〜したら〜になった」という受け身の書き方より、「〜することで〜に貢献した」と自分の行動として書くほうが伝わります。その会社や業界でしか使わない専門用語は一般的な言葉に言い換えるか、( )で説明を付けます。会社名は「株式会社○○」のように正式な名前で書き、年は西暦か和暦のどちらかにそろえるのが一般的です。
仕事の経験が少ない人や、しばらく働いていなかった人もいます。パンフレットは、応募する仕事に関係するアルバイト、職業訓練や研修、いま勉強している分野、仕事への姿勢や将来の目標などからもアピールできるとしています。退職理由は「一身上の都合により退職」のように簡単に書くのが一般的で、詳しく伝える場合も前向きな表現にし、前の会社の批判は書きません。完成したら控えを取っておきましょう。面接では、職務経歴書に書いたことをもとに質問されることが多いからです。
職務経歴の並べ方(3つの型)| 型 | 並べ方 | 向いている人 |
|---|
| 編年体式 | 古い仕事から順に | 迷ったときの基本形。経歴の流れを見せたい人 |
| 逆編年体式 | 新しい仕事から順に | いちばん最近の仕事をまず見てほしい人 |
| キャリア式 | 仕事の種類ごとにまとめる | 同じ分野を続けてきた人、専門職。略歴を別に付ける |
職務経歴書を作る手順1. 勤めた会社ごとに、期間・部署・担当した仕事・結果を書き出す2. 応募先の求人票を読み、求められている経験や能力に印をつける3. 並べ方の型を選び、必要なら職務要約を数行で書く4. 応募先に関係の深い経験ほど詳しく、数字と自分の行動で書く5. 正式名称・年の表記・誤字を確かめ、1〜2枚に収める6. 控えを取り、面接で聞かれそうなことを考えておく
用語
- 職務経歴書
- これまでの仕事の内容・実績・身についた能力をまとめた書類。決まった様式はなく、履歴書と一緒に提出を求められることが多い。
- 職務要約
- 職務経歴の全体を数行にまとめた部分。職歴が多いときに、読む人が最初に要点をつかめるようにする。
- 編年体式
- 古い仕事から時間の順に書く並べ方。最も一般的で、迷ったときの基本形。新しい順に書くものは逆編年体式という。
- キャリア式
- 仕事の種類ごとにまとめる並べ方。専門性を見せやすいが、時間の流れがわかりにくいので略歴を付けるとよい。
- 送付状
- 応募書類を郵送するとき一番上に付ける1枚の手紙。添え状、カバーレターともいう。メールで送るときはメール本文がその代わりになる。
例題
例題:「店舗で販売を担当していました。お客様に喜ばれるようがんばりました。」という職務経歴の書き方を、伝わるように直すには何を足せばよいか。
答えと考え方 何を・どのくらい担当し、自分が何をして、どんな結果になったかを足す。たとえば「日用品店で接客と発注を担当(1日の来店者約200人)。売れ筋の陳列を見直す提案をし、担当棚の売上を前年より伸ばすことに貢献した」。数字は事実だけを書き、思い出せないものは作らない。
例題:同じ職務経歴書を印刷して、事務職とデータ入力の仕事の2社に送ろうとしている。問題はあるか。
答えと考え方 ハローワークのパンフレットは、同じ内容を複数の応募先に使い回すのは適当でないとしている。土台は共通でよいが、求人票で求められている経験に合わせて、詳しく書く部分や自己PRを応募先ごとに直す。
出典・根拠:ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」、ハローワーク「応募書類の作り方」パンフレット 2.職務経歴書、ハローワーク「職務経歴書の作り方」パンフレット、ハローワーク品川「職務経歴書の書き方」、マイジョブ・カード「ジョブ・カード様式のダウンロード」(いずれも2026-10-16確認)
2. エントリーシートの書き方と、応募書類のよくある失敗
エントリーシートの質問に結論から答える型と、提出前に防げるよくある失敗を整理します。
エントリーシート(ES)は、会社が自分で作る応募用の書類です。新卒の採用で使われることが多く、中途採用でも求める会社があります。履歴書が学歴や資格などの事実を決まった項目で伝えるのに対し、エントリーシートは会社が知りたいことを質問の形で聞きます。よく見られる質問は「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」などで、200字、400字のように文字数が指定されることが一般的です。提出方法も会社によって異なります。
書き方の基本は「質問に答える」ことです。まず質問が何を聞いているかを確かめ、最初の1文で結論を書きます。たとえば「あなたの強みは何ですか」なら「私の強みは、決めた手順を最後まで守ることです」と答えから入り、そのあとに根拠となる具体的な経験、最後にその強みを入社後にどう活かすかを書く、という順番がよく使われます。文字数は、指定の上限に近いところまで使うのが一般的とされますが、量よりも、質問への答えと具体例がそろっているかを優先してください。自分の経験の掘り下げ方は「自己分析と志望動機」の章、会社の調べ方は企業研究 就活ラボで扱います。
会社が応募書類で何を聞いてよいかには、考え方の決まりがあります。厚生労働省は、採用選考は応募者の適性と能力に基づいて行い、それと関係のない事項で判断しないよう企業に求めており、本籍・出生地、家族のこと、宗教、支持政党、尊敬する人物、愛読書などは「採用選考時に配慮すべき事項」としています。東京労働局などのリーフレットも、企業に「応募書類やエントリーシートの項目は慎重に設定する」よう呼びかけています。つまり、エントリーシートで書くべきなのは、仕事に必要な適性や能力にかかわることです。
応募書類のよくある失敗は、内容よりも確認不足から起こります。別の会社向けに書いた文章を貼りつけて、会社名や事業の内容を直し忘れる。指定の文字数や形式(ファイルの種類、写真の有無など)を守っていない。職務経歴書とエントリーシートで、期間や数字が食いちがう。締め切りの直前に入力して、通信の不具合で間に合わない。どれも、提出前に声に出して読み直し、控えを保存し、余裕をもって出すことで防げます。郵送するときは一番上に送付状を付けるのが基本で、メールで送るときはメールの本文が送付状の代わりになります。面接のマナーは面接のマナーを見てください。
応募書類のよくある失敗と防ぎ方| よくある失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|
| 他社用の文章の貼りつけ | 会社名や事業内容がちがったまま届く | 応募先ごとに書き直し、社名を検索して確かめる |
| 質問に答えていない | 強みを聞かれて経歴だけを書く | 最初の1文で質問への答えを書く |
| 書類どうしの食いちがい | 期間や数字がちがい、信頼を落とす | 控えを並べて照らし合わせる |
| 締め切りぎりぎりの提出 | 入力エラーや通信の不具合で間に合わない | 締め切りの数日前に出し終える |
エントリーシートを書く手順1. 質問と文字数、提出方法、締め切りを書き出す2. 質問ごとに、最初の1文(結論)を決める3. 結論を支える具体的な経験を1つ選び、場面・行動・結果を書く4. 入社後にどう活かすかで締め、文字数を調整する5. 会社名・誤字・他の書類との食いちがいを確かめる6. 控えを保存し、締め切りより前に提出する
用語
- エントリーシート(ES)
- 会社が独自に作る応募用の書類。自己PRや志望動機などを質問の形で聞く。新卒の採用で使われることが多い。
- 自己PR
- 自分の長所や強みを応募先に伝える文章。強みを1つにしぼり、それを示す具体的な経験と、仕事での活かし方を書く。
- 志望動機
- その会社・その仕事を選んだ理由。会社のどこにひかれたかと、自分の経験や目標とのつながりを書く。
- 採用選考時に配慮すべき事項
- 厚生労働省が、応募者の適性・能力と関係がないとして、採用選考で尋ねたり把握したりしないよう企業に求めている事項。本籍、家族、宗教、尊敬する人物、愛読書など。
例題
例題:「あなたの強みを教えてください(200字以内)」という質問に、「私は大学で経済学を学び、3年間飲食店でアルバイトをしました。」から書き始めた。どこを直すとよいか。
答えと考え方 質問は強みを聞いているので、最初の1文で強みを答える。たとえば「私の強みは、忙しい時間でも周りを見て動けることです」と書き、そのあとに飲食店での具体的な場面と結果を続ける。経歴の説明だけでは、強みが何かが読む人に伝わらない。
出典・根拠:厚生労働省「公正な採用選考の基本」、東京都・東京労働局「公正な採用選考に向けて」(令和3年8月)、ハローワーク「応募書類の作り方」パンフレット 3.送付状(いずれも2026-10-16確認)。エントリーシートの質問の例・書き方の順番は一般的な傾向で、会社によって異なります
確認問題(10問)
四肢択一。「正解と解説」を開くと、正解の理由と他の選択肢が違う理由を確認できます。
問1|職務経歴書の目的
ハローワークの「応募書類の作り方」パンフレットは、職務経歴書の目的をどのように説明しているか。
- 履歴書の職歴欄と同じ内容を、もう一度確認してもらうこと
- 採用担当者に対して、自分の実務能力をアピールすること
- 前の会社を辞めた理由を、くわしく説明すること
- 家族構成や住まいの状況を伝え、生活が安定していることを示すこと
正解と解説
正解:B. 採用担当者に対して、自分の実務能力をアピールすることパンフレットは、職務経歴書の目的を「採用担当者に対して自分の実務能力をアピールすること」としている。履歴書の職歴欄をそのまま写すのでは作る意味がなく、書ききれなかった仕事の内容や実績を補うものである。退職理由は「一身上の都合により退職」のように簡単に書くのが一般的で、くわしい説明が目的ではない。家族や住まいの状況は、厚生労働省が採用選考で配慮すべき事項としているもので、職務経歴書で伝えるものではない。
根拠:ハローワーク「応募書類の作り方」パンフレット 2.職務経歴書/「職務経歴書の作り方」パンフレット
問2|必ず入れる項目
ハローワークのパンフレットが、職務経歴書に必ず入れる項目としているものの組み合わせはどれか。
- 氏名・職務経歴・自己PR・志望動機
- 標題・氏名・顔写真・職務経歴
- 氏名・住所・家族構成・職務経歴
- 標題・氏名・日付・職務経歴
正解と解説
正解:D. 標題・氏名・日付・職務経歴必須とされているのは「標題」「氏名」「日付」「職務経歴」の4つ。自己PRや志望動機は、資格やパソコンのスキルと同じく、アピールしやすいものを選んで加える任意の項目で、必須ではない。顔写真は履歴書に貼るのが一般的で、職務経歴書の必須項目には入っていない。家族構成は仕事の能力と関係がなく、書く必要はない。
根拠:ハローワーク「応募書類の作り方」パンフレット 2.職務経歴書
問3|編年体式
職務経歴を「編年体式」で書くとは、どのような並べ方か。
- 古い仕事から時間の順に並べる
- 新しい仕事から時間をさかのぼって並べる
- 仕事の種類ごとにまとめて並べる
- アピールしたい実績が大きい順に並べる
正解と解説
正解:A. 古い仕事から時間の順に並べる編年体式は、古い仕事から時間の順に書く並べ方で、最も一般的な基本形とされる。新しい仕事から書くのは逆編年体式で、最近の仕事をまず見せたいときに使う。仕事の種類ごとにまとめるのはキャリア式。実績の大きい順に並べると時間の流れがわからなくなり、編年体式とはいえない。
根拠:ハローワーク「職務経歴書の作り方」パンフレット
問4|使い回し
2社に応募するとき、職務経歴書をどう扱うのが適切か。ハローワークのパンフレットの考え方に沿って選べ。
- 一度よいものを作れば、同じものをどの会社にも送ってよい
- 応募先ごとに、職務経歴をすべて違う内容に作りかえる
- 土台は共通でよいが、応募先が求める経験に合わせて内容を直す
- 職務経歴書は出さず、履歴書だけを送る
正解と解説
正解:C. 土台は共通でよいが、応募先が求める経験に合わせて内容を直すパンフレットは、同じ内容を複数の応募先に使い回すのは適当でないとしている。ただし、経歴そのものは事実なので変わらない。求人票で求められている経験を詳しく書く、自己PRを合わせるなど、伝える部分を応募先に合わせて直すのが現実的なやり方である。経歴をすべて違う内容にすると事実とずれるおそれがある。提出を求められているのに出さなければ、応募書類がそろわない。
根拠:ハローワーク「職務経歴書の作り方」パンフレット
問5|退職理由の書き方
職務経歴書の退職理由の書き方として、ハローワークのパンフレットの考え方に合うものはどれか。
- 前の会社の問題点を具体的に書き、自分に非がないことを示す
- 退職理由の欄は空けておき、聞かれるまで何も書かない
- 「一身上の都合により退職」のように簡単に書き、くわしく書くときも前向きな表現にする
- 不利になりそうなので、実際とは違う理由を書く
正解と解説
正解:C. 「一身上の都合により退職」のように簡単に書き、くわしく書くときも前向きな表現にするパンフレットは、退職理由は「一身上の都合により退職」のように簡単に書くとし、具体的に伝える場合も前向きな表現にして、前の会社の批判は厳禁としている。前の会社の問題点を並べるのは、この批判にあたる。空けたままにすると、書き忘れか隠しているのかと思われるおそれがある。事実と違う理由を書くと、面接で職務経歴書をもとに質問されたときに矛盾が出る。
根拠:ハローワーク「職務経歴書の作り方」パンフレット
問6|実績の書き方
職務経歴書の実績の書き方として、最も伝わりやすいものはどれか。
- 「問い合わせ対応の手順書を作ることで、新人の研修期間を2か月から1か月に短くすることに貢献した」
- 「チームのみんなと協力し、いつも一生懸命に仕事をがんばった」
- 「上司に言われて手順書を作ったら、研修期間が短くなった」
- 「業務改善に従事」
正解と解説
正解:A. 「問い合わせ対応の手順書を作ることで、新人の研修期間を2か月から1か月に短くすることに貢献した」自分の行動(手順書を作る)と、その結果を数字(2か月から1か月)で示し、「〜することで〜に貢献した」の形で書いているので最も伝わる。ハローワークの資料も、数値の記載や、自分の行動として書くことをすすめている。協力やがんばりだけを書いた文は、誰でも書ける内容で、何ができる人かがわからない。「言われて作ったら短くなった」は受け身の書き方で、自分の貢献が見えにくい。「業務改善に従事」は短すぎて、何をしたのかがわからない。
根拠:ハローワーク「職務経歴書の作り方」パンフレット/ハローワーク品川「職務経歴書の書き方」
問7|キャリア式
職務経歴を「キャリア式」で書くときの説明として、正しいものはどれか。
- 古い仕事から順に書く、最も一般的な基本形である
- 職歴が1社だけの人は、必ずこの型で書かなければならない
- 時間の流れが見やすくなるので、略歴を付ける必要はない
- 仕事の種類ごとにまとめる型で、時間の流れがわかりにくいので略歴を付けるとよい
正解と解説
正解:D. 仕事の種類ごとにまとめる型で、時間の流れがわかりにくいので略歴を付けるとよいキャリア式は、仕事の内容の種類ごとにまとめて書く型で、同じ分野の仕事を続けてきた人や専門職でよく使われる。時間の流れがわかりにくくなるため、ハローワークのパンフレットは別に略歴を付けるとわかりやすいとしている。古い順に書く基本形は編年体式。決まった様式はないので、職歴が1社だけでも特定の型にしなければならない決まりはない。略歴が不要というのは、時間の流れがわかりにくいという弱点と逆の説明である。
根拠:ハローワーク「職務経歴書の作り方」パンフレット/ハローワーク品川「職務経歴書の書き方」
問8|ESで聞かれる事項
厚生労働省の「公正な採用選考の基本」の考え方として、正しいものはどれか。
- エントリーシートは会社が自由に作る書類なので、何を質問してもよい
- 「尊敬する人物」や「愛読書」は、採用選考時に配慮すべき事項とされている
- 家族の職業は仕事の能力と関係があるので、書くことが求められている
- 配慮すべき事項は高校生の採用だけが対象で、中途採用には関係がない
正解と解説
正解:B. 「尊敬する人物」や「愛読書」は、採用選考時に配慮すべき事項とされている厚生労働省は、採用選考は応募者の適性と能力に基づいて行うよう企業に求めており、尊敬する人物や愛読書を、本来自由であるべき事項として「採用選考時に配慮すべき事項」に挙げている。東京労働局などのリーフレットも、応募書類やエントリーシートの項目は慎重に設定するよう企業に求めているので、何を聞いてもよいわけではない。家族の職業は本人に責任のない事項として配慮すべき事項に入っている。この考え方は採用選考全般についてのもので、高校生だけが対象ではない。
根拠:厚生労働省「公正な採用選考の基本」、東京都・東京労働局「公正な採用選考に向けて」
問9|ESの書き出し
エントリーシートの「あなたの強みを教えてください(400字以内)」という質問への答え方として、一般的にすすめられる順番はどれか。
- 最初の1文で強みを答え、次に具体的な経験、最後に入社後の活かし方を書く
- 生い立ちから順に経歴を書き、最後の1文で強みを答える
- 強みを5つ以上並べ、それぞれを短く説明する
- 文字数を超えないように、「私の強みは協調性です。」の1文だけ書く
正解と解説
正解:A. 最初の1文で強みを答え、次に具体的な経験、最後に入社後の活かし方を書く質問に答える書類なので、最初の1文で結論(強み)を書き、それを支える具体的な経験、入社後の活かし方と続けるのが一般的な型である。経歴から書き始めると、読む人は最後まで強みがわからない。強みを多く並べると一つ一つの根拠が薄くなり、印象に残りにくい。1文だけでは根拠となる経験がなく、指定の文字数に対して内容が足りない。
※ 当サイトのオリジナル問題です
問10|メールでの提出
職務経歴書をメールに添付して送るとき、送付状についての考え方として正しいものはどれか。ハローワークのパンフレットに沿って選べ。
- 郵送と同じく、送付状を紙に印刷してスキャンし、別に添付しなければならない
- メールでは、送付状にあたるものは何もいらない
- 送付状に志望動機と自己PRをくわしく書き、職務経歴書は省く
- メールの本文が送付状の代わりになる
正解と解説
正解:D. メールの本文が送付状の代わりになるパンフレットは、応募書類を郵送するときは一番上に送付状を付けるのが基本とし、メールで送る場合はメールの本文が送付状の代わりになるとしている。そのため、紙の送付状をスキャンして別に添付する必要はない。ただし「何もいらない」わけではなく、本文で応募の経緯や添付した書類を伝える役割がある。送付状の志望動機・自己PRは任意で、内容は履歴書や職務経歴書に書くのが基本なので、職務経歴書を省く理由にはならない。
根拠:ハローワーク「応募書類の作り方」パンフレット 3.送付状
演習:この章の問題を解く
ランダム出題の演習ツールです(JavaScript が有効な場合に動きます)。上の「確認問題」はそのままでもすべて読めます。
※ 解説は学習用の情報提供です。制度や手続きは変わることがあるため、最新の情報はハローワーク・厚生労働省などの公式案内でご確認ください。
※ 採用の進め方は企業によって異なります。