仮の宿 学習室

ビジネス BUSINESS BASICS

名刺交換・紹介・訪問

講義 3 本・確認問題 30 問 | 本試験では「マナー実践」(0問)の一部 | 最終更新 2026-09-24

この章で学ぶこと
目次
  1. 名刺交換(出す順・受け取り方・同時交換・机上での置き方)
  2. 紹介の順序(自社の人を先に、目下を先に)
  3. 訪問(アポ取り・到着・コート・受付・応接室・辞去)
  4. 確認問題(30問)
  5. 演習ツール

1. 名刺交換(出す順・受け取り方・同時交換・机上での置き方)

名刺は相手の顔と同じものとして扱います。出す順、受け取り方、机の上での置き方までを1本の流れにしておけば、初対面の数十秒で慌てません。

応接室に通されて座って待っていると、担当者が入ってきます。ここから名刺交換が始まります。まず立ち上がり、机やかばんを相手とのあいだに挟まない位置へ動きます。机越しに手を伸ばして渡すのは略式で、初対面の改まった場では避けます。名刺入れはすぐ取り出せる場所に入れておき、かばんの底を探る時間を作らないようにします。名刺は出かける前に、角の折れや汚れがないか、部署や電話番号が古いままでないか、予定の人数より多めに入っているかを確かめておきます。

差し出す順は、訪問した側から、立場が下の側から先、というのが広く通用する慣行です。売り手と買い手であれば売り手から先に出します。役職の上下は、同じ側の中で順番を決めるときや、双方が複数いる場合の基準であって、訪問と受け入れの関係が先に立ちます。渡すときは名刺を名刺入れの上に載せ、相手から見て文字が正面になる向きにして、両手で胸の高さに差し出します。同時に、会社名、部署名、氏名の順に名乗ります。名刺は渡した瞬間には読まれないので、声で伝えることに意味があります。相手が先に出してきたら、まず受けて「申し遅れました」と添え、続けて自分の名刺を渡します。

実際にはお互いが同時に出す形になることの方が多く、これを同時交換と呼びます。右手で自分の名刺を差し出しながら、左手に持った名刺入れで相手の名刺を受け、受け取ったらすぐ両手に持ち替えます。このとき、社名や氏名の書かれた文字の上に指を置かないようにします。読み方が分からない氏名があれば、その場で「失礼ですが、何とお読みすればよろしいでしょうか」と尋ねて構いません。推測のまま呼び続けると、誤ったまま定着してあとで訂正しにくくなります。自分と上司、先方も複数、という組み合わせでは、双方の上位者どうしが先に交換し、続いて下位の者が交換します。

交換が済んだら着席します。受け取った名刺は机の手前に、相手が座っている並びに合わせて置いておくと、名前と顔を取り違えずに話せます。1枚だけのときは名刺入れの上に載せます。打ち合わせのあいだは出しておき、終わりに相手の動きに合わせてしまいます。先にしまうと、早く切り上げたいという合図に見えます。名刺を切らしていることに気づいたら、隠さずに「申し訳ございません、名刺を切らしております」とわびて口頭で名乗り、後日あらためて渡すか郵送します。なお受け取った名刺には氏名や連絡先が記載されており個人情報にあたるので、社内で定められた方法で保管し、廃棄も定められた手順で行います。

名刺はどちらが先に差し出すか
場面先に差し出す側考え方
相手の会社を訪問した訪問した側訪ねた側から先に名乗るのが筋
売り手と買い手が会う売り手の側立場が下の側から先に出す
自社に来客を迎えた来訪した側訪問と受け入れの関係が先に立つ
双方が複数で臨む上位者どうしが先同じ側の中では役職の順に並ぶ
名刺交換の5手順1: 立ち上がり、机やかばんを挟まない位置へ動く2: 名刺入れの上に名刺を載せ、相手から見て正面の向きにする3: 会社名・部署名・氏名の順に名乗りながら、両手で胸の高さに差し出す4: 右手で渡しつつ、左手の名刺入れで相手の名刺を受け、両手に持ち替える5: 着席し、相手の並びに合わせて机の手前に置く

用語

名刺入れ
名刺を持ち歩き、渡すときの台にもなる入れ物。渡すときは名刺を名刺入れの上に載せ、受けるときは左手に持って受け皿にする。
出す順の原則
訪問した側から、立場が下の側から先に差し出すという慣行。役職の上下は同じ側の中や、複数対複数のときの順番を決める基準。
同時交換
双方が同時に名刺を差し出す形。右手で渡し、左手の名刺入れで受け、受け取ったら両手に持ち替える。
名刺の置き方
着席後、相手の座っている並びに合わせて机の手前に置くこと。1枚のときは名刺入れの上に載せる。
名刺を切らしたとき
その事実をわびて口頭で名乗り、後日あらためて渡すか郵送する対応。黙って受け取るだけでは相手に連絡先が残らない。
頂戴する
名刺を受け取るときに使う言い方。「頂戴いたします」と述べて両手で受けると、動作と言葉がそろう。
名刺の管理
受け取った名刺は氏名・所属・連絡先を含む個人情報なので、社内のルールに従って保管し、廃棄も定められた方法で行う。

例題

例題:先方が先に名刺を差し出してきた。どう対応するか。
答えと考え方 まず両手で受け、「申し遅れました」と添えてから自分の名刺を渡す。本来は訪問した側から先に出すが、遅れた事実に触れて続ければ流れは乱れない。
例題:自分と上司の2名で訪問し、先方も2名が出てきた。どの順で交換するか。
答えと考え方 双方の上位者どうしが先に交換し、続いて下位の者が交換する。下位の者が先に出ると、上位者どうしのあいさつが後回しになる。
例題:訪問先で名刺を切らしていることに気づいた。どうするか。
答えと考え方 切らしている事実をわびたうえで口頭で名乗り、後日あらためて渡すか郵送する。上司の名刺を代わりに渡しても自分の紹介にはならない。

出典・根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行を整理したものです

2. 紹介の順序(自社の人を先に、目下を先に)

誰を先に紹介するか。この一点で場の印象が決まります。社内と社外、目上と目下という2つの軸で覚えます。

上司を連れて取引先を訪問したとき、あるいは来客に自分の上司を引き合わせるとき、二人をつなぐのは紹介役であるあなたです。紹介の目的は、二人がその後の会話を始めやすくすることにあります。だから氏名だけを言って終わりにせず、会社名や部署、担当している業務など、話の糸口になる情報を短く添えます。逆に、出身地や家族構成といった私的な事柄や、その人への評価は、本人の同意なく持ち出しません。

順序の原則は2つです。1つは、立てるべき相手に先に情報を渡す、という考え方から出てきます。社外の人に対しては自社の人が身内にあたるので、自社の人を先に社外の人へ紹介します。もう1つは同じ側の中での話で、目下の人を先に目上の人へ紹介します。社内で部長と新入社員を引き合わせるなら、新入社員を先に部長へ紹介します。

この2つがぶつかって見える場面があります。取引先の部長と自社の社長を引き合わせるときです。役職だけを見れば社長が上ですが、社外の相手に対しては役職の高さに関係なく自社側が身内なので、自社の社長を先に取引先の部長へ紹介します。役職の上下は、同じ側の中で順番を決めるための基準であって、社内と社外の区別を越えるものではありません。同じ側に複数の人がいる場合は、上位者から順に紹介していきます。

紹介されている側の動きも決まっています。紹介が始まる前に立ち上がり、紹介のあいだは相手の方を向いて待ちます。途中で自分から名刺を出したり、補足を始めたりすると流れが切れます。紹介が終わってから自分で名乗り、名刺交換に移ります。紹介のあと会話の中で相手を呼ぶときは、氏名に様をつけるか、氏名に役職を添えます。役職だけで呼んだり、そちら様と呼んだりすると、誰を指しているのかが曖昧になります。なお、取引先から別の会社の担当者を紹介してほしいと頼まれたときは、必ず先方の担当者に確認して了解を得てから引き合わせます。連絡先は本人の情報であって、無断で第三者に渡すものではありません。

誰を先に紹介するか
組み合わせ先に紹介する人理由
自社の上司 と 取引先の担当者自社の上司社外の相手に対しては自社の人が身内にあたる
自社の社長 と 取引先の部長自社の社長役職の高さは社内と社外の区別を越えない
社内の部長 と 社内の新入社員新入社員同じ側の中では目下の人を先に紹介する
同じ側に複数いる上位者から順に同じ側の中の順番は役職の順で決める
紹介の手順1: 二人が向き合える位置に立ち、双方の注意を向ける2: 自社の人を先に、社外の相手へ紹介する3: 会社名・部署・氏名・担当している業務を短く添える4: 続けて、社外の相手を自社の人へ紹介する5: 紹介が終わったら、それぞれが名乗って名刺交換に移る

用語

紹介の順序
自社の人を先に社外の人へ、目下の人を先に目上の人へ紹介するという原則。立てるべき相手に先に情報を渡す、と考えると迷わない。
身内と社外
社外の相手に対しては、自社の人は役職にかかわらず身内として扱う。だから自社の社長でも、取引先の部長へ先に紹介する。
引き合わせ
面識のない二人をつなぐ行為。所属と担当を短く添えると、二人がその後の会話を始めやすくなる。
紹介中の姿勢
紹介が始まる前に立ち上がり、終わるまで待ってから自分で名乗る。途中で名刺を出したり話し始めたりしない。
紹介の同意
第三者を紹介するときは、あらかじめ本人の了解を得ること。連絡先や名刺は本人の情報であり、無断で渡さない。
呼び方
紹介のあとは氏名に様をつけるか、氏名に役職を添えて呼ぶ。役職だけ、そちら様、下の名前は避ける。

例題

例題:自社の課長と取引先の部長を引き合わせる。どちらを先に紹介するか。
答えと考え方 自社の課長を先に、取引先の部長へ紹介する。役職では部長が上だが、社外の相手に対しては自社の人が身内にあたるため、身内から先に紹介する。
例題:社内で、部長に新入社員を引き合わせる。どちらを先に紹介するか。
答えと考え方 新入社員を先に部長へ紹介する。同じ側の中では、目下の人を先に目上の人へ紹介する。
例題:取引先から、別の会社の知り合いを紹介してほしいと頼まれた。どうするか。
答えと考え方 先に本人へ紹介してよいか確認し、了解を得てから引き合わせる。連絡先や名刺の情報を無断で渡すのは避ける。

出典・根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行を整理したものです

3. 訪問(アポ取り・到着・コート・受付・応接室・辞去)

訪問は玄関を入る前から始まっています。約束の取り方から辞去のあいさつまで、時間の流れに沿って型をなぞります。

まず約束を取ります。電話でもメールでも、伝える内容は同じです。用件、およその所要時間、希望日時の候補を複数、同行者がいればその人数と氏名。相手はこれが分かって初めて、誰が出るか、どの部屋を使うか、何を用意するかを決められます。日時は相手の都合を優先します。決まったら、日時・場所・先方の部署と担当者の氏名・行き方を控え、前日に予定を確認します。変更や中止は、分かった時点ですぐ連絡します。

当日は、建物には10分前に着き、化粧室や近くで身支度を整えてから、受付に出るのを約束の5分前にそろえます。30分も早く受付に出ると、準備中の相手を呼び出すことになり、かえって迷惑をかけます。時刻ちょうどの到着では、受付から部屋まで移動する時間の分だけ遅れます。交通機関の乱れで遅れそうなときは、分かった時点で先方に電話し、事情と到着の見込みを伝えて指示を仰ぎます。メールは相手が見ているとは限らないので、急ぎの連絡には使いません。

コートは相手の建物に入る前に脱ぐのが慣行です。外のほこりを持ち込まない、という考え方から来ています。脱いだコートは裏地を外側にして腕にかけて持ち、傘は入口の傘立てか傘袋に入れます。受付では、会社名と自分の氏名、約束の相手の部署と氏名、約束の時刻を告げます。この4つがそろえば取り次げます。用件の中身まで受付で説明する必要はありません。

応接室に通されたら、勧められた席に座ります。訪問者は下座、という原則はありますが、迎える側が席を勧めたときは素直に従うのが礼にかないます。案内がない場合は下座で待ちます。かばんは足元に置き、机や隣の椅子には置きません。部屋にある資料や掲示物は手に取らず、出された飲み物は担当者が来て勧められてから口をつけます。担当者が入ってきたら立ち上がってあいさつします。

用件が済んだら、こちらから切り上げます。相手は言い出しにくい立場なので、待っていると必要以上に長引きます。礼を述べ、資料を片づけ、コートは建物を出てから着ます。エレベーターまで見送ってもらったときは、乗ってから向き直り、扉が閉まるまで頭を下げます。見送る側は扉が閉まるまで立っているからです。訪問した翌日には、礼とあわせて、その場で決まったことと次にすることを整理して担当者に伝えると、認識のずれが残りません。

訪問の時間の目安
時点目安すること
前日夕方までに日時・場所・担当者名と行き方を確認する
当日約束の10分前建物に着き、身支度を整える
当日約束の5分前コートを脱いでから受付で名乗る
遅れそうなとき分かった時点で電話で事情と到着の見込みを伝える
翌日午前中を目安に礼と、決まったこと・次にすることを伝える
受付での名乗りの手順1: 建物に入る前にコートを脱ぎ、腕にかけて持つ2: 受付で会社名と自分の氏名を告げる3: 約束の相手の部署と氏名を告げる4: 約束の時刻を告げる(14時にお約束をいただいております)5: 案内に従って移動し、応接室では勧められた席に座る

用語

アポイントメント
訪問の約束。用件、所要時間、希望日時の候補、同行者の人数を伝えて取りつける。日時は相手の都合を優先する。
5分前の受付
受付に出るのは約束の5分前が目安。建物には10分前に着き、身支度を整えてから受付に向かう。早すぎる到着も相手の準備を急がせる。
コートの扱い
相手の建物に入る前に脱ぐ慣行。裏地を外側にして腕にかけて持ち、帰りは建物を出てから着る。
受付での名乗り
会社名、自分の氏名、約束の相手の部署と氏名、約束の時刻の4つを告げること。用件の中身まで説明する必要はない。
下座で待つ
案内がないときは下座に座って待つこと。ただし迎える側に席を勧められた場合は、その席に座るのが礼にかなう。
辞去
訪問先を辞すること。用件が済んだら訪問した側から切り上げるのが、相手の時間を尊重する形になる。

例題

例題:午後2時の約束で訪問する。受付に出るのは何時ごろがよいか。
答えと考え方 午後1時55分ごろが目安。建物には10分前に着いて身支度を整え、受付に出るのを5分前にそろえる。30分も早いと相手を準備中に呼び出すことになる。
例題:応接室で、上座にあたる席を勧められた。どうするか。
答えと考え方 勧めに従ってその席に座る。訪問者は下座という原則はあるが、席を勧めるのは迎える側の心遣いなので、素直に従うのが礼にかなう。担当者が入ってきたら立ち上がる。
例題:担当者がエレベーターまで見送ってくれた。乗ったあとどうするか。
答えと考え方 乗ってから向き直り、扉が閉まるまで頭を下げる。見送る側は扉が閉まるまで立っているので、先に背を向けると気持ちが行き違う。

出典・根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行を整理したものです

確認問題(30問)

四肢択一。「正解と解説」を開くと、正解の理由と他の選択肢が違う理由を確認できます。

問1|出す順

訪問先で担当者と名刺を交換する。名刺を先に差し出すのはどちらか。

  1. 訪問した側から先に差し出す
  2. 訪問を受けた側から先に差し出す
  3. 役職が上の人から先に差し出す
  4. 先に部屋に入った人から先に差し出す
正解と解説
正解:A. 訪問した側から先に差し出す

名刺は訪問した側、立場が下の側から先に差し出すのが広く通用する慣行である。役職の上下は、同じ側の中や双方が複数いる場合の順番を決める基準であって、訪問と受け入れの関係が先に立つ。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問2|渡し方

自分の名刺を相手に手渡すときの動作として、不適切なものはどれか。

  1. 名刺入れの上に載せ、相手から見て文字が正面になる向きにする
  2. 両手で持ち、胸の高さに差し出す
  3. 会社名、部署名、氏名の順に名乗りながら渡す
  4. 座ったまま、テーブル越しに片手で差し出す
正解と解説
正解:D. 座ったまま、テーブル越しに片手で差し出す

初対面の改まった場では立ち上がり、机やかばんを挟まない位置に動いてから渡す。座ったままテーブル越しに片手で出すのは略式で、相手から見て文字が逆さになりやすい。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問3|受け取り方

相手の名刺を受け取るときの扱いとして、不適切なものはどれか。

  1. 文字にかからない位置を持ち、胸の高さで受ける
  2. 社名と氏名の書かれた面に親指をかけて、しっかり持つ
  3. 「頂戴いたします」と述べてから受ける
  4. 受け取ったら両手に持ち替えて持つ
正解と解説
正解:B. 社名と氏名の書かれた面に親指をかけて、しっかり持つ

名刺は相手の名前そのものとして扱うため、社名や氏名の上に指を置かない。しっかり持とうとして文字の上をつかむのがやりがちな失敗で、余白を持てば落とすこともない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問4|同時交換

相手と同時に名刺を差し出す形になった。このときの動きとして適切なものはどれか。

  1. 相手が手を引くまで待ち、自分の名刺を先に渡し切る
  2. いったん自分の名刺を引っ込め、相手が渡し終えてから出し直す
  3. 右手で自分の名刺を差し出しながら、左手の名刺入れで相手の名刺を受け、両手に持ち替える
  4. 両手で自分の名刺を出し、相手の名刺は机に置いてもらう
正解と解説
正解:C. 右手で自分の名刺を差し出しながら、左手の名刺入れで相手の名刺を受け、両手に持ち替える

同時交換は実際にはよく起こる形で、右手で渡し左手で受ければ、どちらの動きも止めずに済む。受けたあとは必ず両手に持ち替え、相手の名刺を片手で持ったままにしない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問5|名乗り

名刺を差し出しながら述べる言葉として、適切なものはどれか。

  1. 名刺に書いてあることなので、何も言わずに黙って差し出す
  2. 会社名、部署名、氏名の順に名乗り、あいさつを添える
  3. 氏名だけを名乗る
  4. 相手が名乗るのを待ち、そのあとで同じ内容をそのまま繰り返す
正解と解説
正解:B. 会社名、部署名、氏名の順に名乗り、あいさつを添える

名刺は渡した瞬間には読まれないので、声で伝えることに意味がある。会社名から氏名へと大きい単位から述べると聞き取りやすい。読み方の難しい氏名は、その場で読み方を添えるとよい。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問6|読み方

受け取った名刺の氏名の読み方が分からない。とるべき行動として適切なものはどれか。

  1. その場で「失礼ですが、何とお読みすればよろしいでしょうか」と尋ねる
  2. 読み方はその場では聞かないで、以後は名字を避けて役職名だけで呼びかける
  3. 自分が推測した読み方で呼び続ける
  4. 後日メールで読み方を問い合わせる
正解と解説
正解:A. その場で「失礼ですが、何とお読みすればよろしいでしょうか」と尋ねる

その場で尋ねるのは失礼にあたらず、むしろ関心の表れとして受け取られる。推測のまま呼び続けると誤った読みが定着し、あとで訂正しにくくなる。役職名だけで呼ぶのは、尋ねずに済ませるための逃げ方である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問7|複数人交換

自分と上司の2名で訪問し、先方も2名が出てきた。名刺交換の順序として適切なものはどれか。

  1. まず自分が先方の2名の両方と交換し、そのあとで上司が交換する
  2. 先方の役職が下の人から順に、こちら側は上位者から順に交換する
  3. 双方の上位者どうしが先に交換し、続いて下位の者が交換する
  4. 座席の近い人どうしから順に交換する
正解と解説
正解:C. 双方の上位者どうしが先に交換し、続いて下位の者が交換する

複数対複数では、双方の上位者どうしから始めるのが一般的である。下位の者が先に出ると、上位者どうしのあいさつが後回しになる。席の近さは順番の基準にならない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問8|机上の置き方

名刺交換のあと着席する。受け取った名刺の扱いとして、不適切なものはどれか。

  1. 相手の並びに合わせて、自分の側の机の手前に置く
  2. 1枚だけのときは、名刺入れの上に載せて置く
  3. 打ち合わせのあいだは出しておき、終わりに合わせてしまう
  4. なくさないように、受け取ってすぐ資料のあいだに挟んでおく
正解と解説
正解:D. なくさないように、受け取ってすぐ資料のあいだに挟んでおく

資料に挟むと打ち合わせ中に名前を確かめられず、そのまま持ち帰って紛れてしまう。相手の並びに合わせて机の手前に置けば、名前と顔を取り違えずに話せる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問9|しまう時機

打ち合わせが終わりに近づいた。机の上の名刺をしまう時機として適切なものはどれか。

  1. 話が長引きそうなときは、打ち合わせの途中でしまってしまってかまわない
  2. 相手より先に名刺入れにしまってしまい、帰り支度の片づけを済ませておく
  3. 打ち合わせが終わってから、相手の動きに合わせて名刺入れにしまう
  4. 相手の名刺は机の上に残したままにしておき、あいさつをしてから退出する
正解と解説
正解:C. 打ち合わせが終わってから、相手の動きに合わせて名刺入れにしまう

名刺は打ち合わせのあいだは出しておき、終わりに丁寧にしまう。先にしまうのは早く切り上げたいという合図に見え、置いたまま帰るのはそもそも受け取っていないのと同じことになる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問10|切らしたとき

訪問先で名刺を切らしていることに気づいた。とるべき行動として適切なものはどれか。

  1. 名刺入れを持ってくるのを忘れたことにして、名刺交換の場そのものを避ける
  2. 切らしている事実をわびて口頭で名乗り、後日あらためて渡すか郵送する
  3. 同行した上司の名刺を代わりに渡す
  4. 相手の名刺だけを受け取り、切らしていることには特に触れないまま済ませる
正解と解説
正解:B. 切らしている事実をわびて口頭で名乗り、後日あらためて渡すか郵送する

切らした事実を伝えたうえで名乗り、後日渡すか郵送するのが筋である。上司の名刺は上司のものであって自分の紹介にはならず、黙って受け取るだけでは相手の手元に自分の連絡先が残らない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問11|名刺の管理

業務で受け取った名刺の管理として、適切なものはどれか。

  1. 自分あてに渡されたものであるから、社内であっても社外であっても自分の判断で誰にでも共有してよい
  2. 名刺は紙なので、個人情報として扱う必要はない
  3. 不要になったら、そのまま一般のごみとして捨てる
  4. 氏名や連絡先を含む個人情報として、社内のルールに従って保管し、廃棄も定められた方法で行う
正解と解説
正解:D. 氏名や連絡先を含む個人情報として、社内のルールに従って保管し、廃棄も定められた方法で行う

名刺には氏名・所属・連絡先が記載されており、個人情報にあたる。受け取った経緯にかかわらず、社内で定めた保管と廃棄の手順に従う。個人の判断で外部に渡したり、そのまま捨てたりしない。

根拠:個人情報保護法

問12|名刺の準備

外出前の名刺の準備として、不適切なものはどれか。

  1. 前回の訪問で余った名刺を、確認せずに名刺入れに入れたまま持っていく
  2. 予定している訪問先の人数よりも多めの枚数を、あらかじめ名刺入れに入れておく
  3. 名刺の角の折れや汚れがないかどうか、出かける前に一枚ずつ確かめておく
  4. 名刺入れを、かばんのなかからすぐに取り出せる決まった場所に入れておく
正解と解説
正解:A. 前回の訪問で余った名刺を、確認せずに名刺入れに入れたまま持っていく

入れっぱなしの名刺は、角が折れていたり、部署や電話番号が古いままだったりする。渡した瞬間に相手の手元に残るものなので、出かける前に状態と枚数を必ず見る。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問13|紹介の順

自社の上司と取引先の担当者を引き合わせる。先に紹介するのはどちらか。

  1. 役職が上の方を先に、役職が下の方へあとから紹介する
  2. 年齢が上の方を先に、年齢が下の方へあとから紹介する
  3. 先にその場へ来ていた方を先に、あとから来た方へ紹介する
  4. 自社の上司を先に、取引先の担当者へ紹介する
正解と解説
正解:D. 自社の上司を先に、取引先の担当者へ紹介する

社外の相手に対しては自社の人が身内にあたるので、身内を先に紹介して相手に情報を渡す。役職や年齢は同じ側の中で順番を決めるときの基準であり、社内と社外の区別が先に立つ。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問14|社内の紹介

同じ会社の部長と新入社員を引き合わせる。紹介の順序として適切なものはどれか。

  1. 部長を先に、新入社員へ紹介する
  2. どちらを先にしても変わらない
  3. 新入社員を先に、部長へ紹介する
  4. その場にいる人数が多い側から紹介する
正解と解説
正解:C. 新入社員を先に、部長へ紹介する

同じ側の中では、目下の人を先に目上の人へ紹介する。立てるべき相手に先に情報を渡すという考え方は、社外の相手に自社の人を先に紹介するのと同じ発想である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問15|紹介中の所作

上司から取引先の相手に自分が紹介されている。そのときのふるまいとして適切なものはどれか。

  1. 紹介のあいだは相手の方を向いて立ち、終わってから自分で名乗って名刺を差し出す
  2. 紹介されている最中に、上司の話をさえぎって先に名刺を出し、相手に自分のほうから渡す
  3. 紹介が終わるまで座ったまま待ち、呼ばれてから立つ
  4. 紹介の途中で、自分から経歴の補足を始める
正解と解説
正解:A. 紹介のあいだは相手の方を向いて立ち、終わってから自分で名乗って名刺を差し出す

紹介は上司が場をつくる行為なので、終わるまで待ってから自分の名乗りに移る。途中で名刺を出したり話し始めたりすると流れが切れる。立ち上がるのは紹介が始まる前である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問16|紹介の内容

人を紹介するときに添える情報として、適切なものはどれか。

  1. 相手が知りたがるとは限らないので、氏名だけを伝えてほかには何も添えないでおく
  2. 会社名や部署、担当している業務など、相手が話を進めやすい情報を短く添える
  3. 出身地や家族構成など、私的な話題を中心に伝える
  4. その人の社内での評価や評判を伝える
正解と解説
正解:B. 会社名や部署、担当している業務など、相手が話を進めやすい情報を短く添える

紹介の目的は、二人がその後の会話を始めやすくすることにある。所属と役割が分かれば話がつながる。私的な事柄や評価は、本人の同意なく持ち出さない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問17|紹介の依頼

取引先から、別の会社の担当者を紹介してほしいと頼まれた。とるべき行動はどれか。

  1. 紹介してよいかを先方の担当者に確認し、了解を得てから引き合わせる
  2. 面識があるので、その場で連絡先を教える
  3. 受け取った名刺を撮影して送る
  4. 断ると角が立つので、何も言わないまま両者を同じ場に呼んで引き合わせる
正解と解説
正解:A. 紹介してよいかを先方の担当者に確認し、了解を得てから引き合わせる

紹介は双方の同意があって成り立つ。連絡先は本人の情報なので、無断で第三者に渡さない。名刺の写真を送る行為も、同じく無断で情報を渡すことにあたる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問18|呼び方

紹介のあと、会話の中で取引先の相手を呼ぶときの言い方として、不適切なものはどれか。

  1. 「◯◯様」と、氏名に様をつけて呼ぶ
  2. 名字を覚えていないので「そちら様」と呼ぶ
  3. 「◯◯部長」と、氏名に役職を添えて呼ぶ
  4. 名乗った読み方のとおりに氏名を呼ぶ
正解と解説
正解:B. 名字を覚えていないので「そちら様」と呼ぶ

「そちら様」では、複数いる場面で誰を指しているのか分からず、名前を覚えていないことも相手に伝わる。呼び方の基本は氏名で、役職があれば氏名に役職を添える。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問19|自己紹介

会議の冒頭で短い自己紹介を求められた。内容として適切なものはどれか。

  1. 入社したときからの経歴を、年ごとに順を追って詳しく述べる
  2. 会社名は配った資料に書いてあるので省き、氏名だけを述べる
  3. 会社名と部署、氏名、今回の担当範囲を簡潔に述べる
  4. 趣味や休日の過ごし方の話を中心にして、場を和ませる
正解と解説
正解:C. 会社名と部署、氏名、今回の担当範囲を簡潔に述べる

自己紹介は、その場の相手が「誰に何を聞けばよいか」を分かるようにするためのもの。所属と担当範囲が伝われば目的を果たす。詳しい経歴や趣味は、場と時間に余裕があるときに限る。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問20|役職と紹介

取引先の部長と自社の社長を引き合わせる。紹介の順序として一般に適切なものはどれか。

  1. 役職が上なので、自社の社長は紹介せず、取引先の部長だけを紹介する
  2. 社長は自社で最も立場が上なので、紹介の順序を気にしなくてよい
  3. どちらを先にしても失礼にはあたらない
  4. 役職の上下にかかわらず、自社の社長を先に取引先の部長へ紹介する
正解と解説
正解:D. 役職の上下にかかわらず、自社の社長を先に取引先の部長へ紹介する

社外の相手に対しては、自社側は役職の高さに関係なく身内として先に紹介する。役職の上下は同じ側の中で順番を決めるための基準であって、社内と社外の区別を越えるものではない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問21|アポ取り

訪問の約束を電話で取りつけるときに伝える内容として、適切なものはどれか。

  1. 日時だけを伝えておいて、用件については当日その場で口頭で説明する
  2. こちらの都合のよい日時を1つだけ示し、相手にはそれに合わせてもらう
  3. 同行者がいても、人数は当日に伝えればよい
  4. 用件とおよその所要時間、希望日時の候補、同行者の人数を伝える
正解と解説
正解:D. 用件とおよその所要時間、希望日時の候補、同行者の人数を伝える

相手は用件と所要時間が分かって初めて、誰が出るか、どの部屋を使うかを決められる。候補を複数示すと調整が早く進む。同行者の人数は席や資料の準備に関わるので、事前に伝える。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問22|到着時刻

約束の時刻が午後2時の訪問で、受付に出る時刻の目安として適切なものはどれか。

  1. 午後1時55分ごろ
  2. 午後1時半ごろ
  3. 午後2時ちょうど
  4. 午後2時5分ごろ
正解と解説
正解:A. 午後1時55分ごろ

受付に出るのは5分前が目安である。30分も早いと、準備中の相手を呼び出すことになりかえって迷惑をかける。建物には10分前に着いて身支度を整えておく。時刻ちょうどでは、受付から部屋までの移動の分だけ遅れる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問23|コートの扱い

冬の訪問でコートを着ている。脱ぐ場所として適切なものはどれか。

  1. 受付で名乗ったあと、担当者が迎えに来る前に受付の前で脱いでおく
  2. 相手の建物に入る前に脱ぎ、裏地を外側にして腕にかけて持つ
  3. 応接室に通されてから脱ぎ、たたんだうえで椅子の背に掛けておく
  4. 担当者から勧められてから脱ぎ、たたんで自分の膝の上に置いておく
正解と解説
正解:B. 相手の建物に入る前に脱ぎ、裏地を外側にして腕にかけて持つ

外のほこりを持ち込まないという考え方から、建物に入る前に脱ぐのが慣行である。脱いだコートは裏地を外側にして腕にかけ、応接室では椅子の背ではなく自分の座る側の空いた場所に置く。帰りは建物を出てから着る。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問24|受付の名乗り

受付で取り次ぎを頼むときに述べる内容として、適切なものはどれか。

  1. 約束している相手の部署と氏名だけを告げ、自分の会社名と氏名は言わない
  2. 自分の氏名だけを告げる
  3. 会社名と自分の氏名、約束の相手の部署と氏名、約束の時刻を告げる
  4. 用件の詳細をすべて説明する
正解と解説
正解:C. 会社名と自分の氏名、約束の相手の部署と氏名、約束の時刻を告げる

受付は取り次ぐための情報を必要とする。どこの誰が、誰に、いつの約束で来たのかがそろえば取り次げる。用件の中身まで受付で話す必要はなく、社外に聞かれる場所でもある。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問25|応接室で待つ

応接室に通され、担当者を待つあいだのふるまいとして、不適切なものはどれか。

  1. 勧められた席に座り、かばんは足元に置いて姿勢を正して待つ
  2. 出された飲み物は、担当者が来て勧められてから口をつける
  3. 部屋に置いてある資料や掲示物を手に取って読む
  4. 担当者が入ってきたら立ち上がってあいさつする
正解と解説
正解:C. 部屋に置いてある資料や掲示物を手に取って読む

応接室は相手の場所なので、置いてあるものには触れない。目に入る範囲で見るのと、手に取って読むのは別である。かばんも机や隣の椅子ではなく足元に置く。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問26|席の指示

応接室で「どうぞこちらへ」と上座にあたる席を勧められた。訪問者としての対応はどれか。

  1. 訪問者は下座に座るものなので、勧めを断ったうえで自分から下座の席に座り直す
  2. 勧められても遠慮しておき、担当者が入ってくるまでずっと立ったまま待っている
  3. 相手が座るまで、どの席にも座らない
  4. 勧めに従ってその席に座り、担当者が入ってきたら立ち上がってあいさつする
正解と解説
正解:D. 勧めに従ってその席に座り、担当者が入ってきたら立ち上がってあいさつする

席を勧めるのは迎える側の心遣いなので、素直に従うのが礼にかなう。案内がないときは下座で待つが、勧められた場合は別である。担当者が入ってきたら立ち上がる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問27|遅れの連絡

交通機関の乱れで訪問に遅れそうだと分かった。とるべき行動として適切なものはどれか。

  1. 分かった時点で先方に電話し、事情と到着の見込みを伝えて指示を仰ぐ
  2. メールを送っておけば先方が気づいて見てくれるので、それだけで十分である
  3. 5分程度の遅れであれば、到着したあとであらためてわびれば問題はない
  4. 到着してから、受付で事情を説明する
正解と解説
正解:A. 分かった時点で先方に電話し、事情と到着の見込みを伝えて指示を仰ぐ

相手は次の予定を組んでいるため、早く伝わるほど調整できる。メールは相手が見ているとは限らないので、急ぎの連絡には電話を使う。着いてからの説明では、相手は理由も分からず待ち続けることになる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問28|辞去

用件が終わったあとの切り上げ方として、適切なものはどれか。

  1. 相手が席を立つまで待ち、こちらからは切り出さない
  2. 用件が済んだところで、こちらから礼を述べて辞去を切り出す
  3. 話が続くかぎり、相手に合わせて長く滞在する
  4. 時間が余ったので、その場で別件の相談を始める
正解と解説
正解:B. 用件が済んだところで、こちらから礼を述べて辞去を切り出す

訪問した側から切り上げるのが、相手の時間を尊重する形になる。相手は言い出しにくい立場なので、待っていると必要以上に長引く。別件を持ち出すなら、あらためて約束を取る。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問29|見送られ方

訪問先の担当者がエレベーターまで見送ってくれた。このときのふるまいとして適切なものはどれか。

  1. 扉が閉まる前に、こちらから先に背を向けてエレベーターの奥を向く
  2. エレベーターに乗ってから向き直り、扉が閉まるまで頭を下げる
  3. 見送るのは相手の役目なので、こちらからは特に反応しなくてかまわない
  4. 扉を手で押さえておいて、見送りに来てくれた相手のほうを先に乗せる
正解と解説
正解:B. エレベーターに乗ってから向き直り、扉が閉まるまで頭を下げる

見送る側は扉が閉まるまで立っているので、乗ったら向き直って頭を下げると気持ちが行き違わない。相手は見送るために来ているのだから、先に乗せるのは筋が違う。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問30|訪問後の礼

訪問した翌日にすることとして、適切なものはどれか。

  1. 特に連絡はせず、次の用件が生じたときにあらためて連絡する
  2. 相手の上司あてに、担当者の対応を評価した文書を送る
  3. 訪問の礼と、決まったことや次にすることを整理して担当者に伝える
  4. 受け取った名刺の内容を私的なSNSで共有し、つながりを広げる
正解と解説
正解:C. 訪問の礼と、決まったことや次にすることを整理して担当者に伝える

訪問直後の連絡は、礼を伝えると同時に、その場で決めたことの認識を合わせる役割を持つ。相手の上司あての評価は求められていない行為であり、名刺の情報を私的に広めるのは目的外の利用にあたる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

演習:この章の問題を解く

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※ 解説は学習用の情報提供です。最新の出題範囲・制度は必ず公式発表をご確認ください。
※ 敬語は文化庁「敬語の指針」(平成19年文化審議会答申)に沿っています。マナーの慣行は広く一般に通用する形を紹介するもので、業界・会社により異なる場合があります。