仮の宿 学習室 資格 小学校教員 合格ラボ 全科・外国語:外国語活動と外国語科
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小学校教員 ELEMENTARY SCHOOL TEACHER
全科・外国語:外国語活動と外国語科
講義 2 本・確認問題 15 問 | 全科(小学校専門) | 最終更新 2026-10-16
この章で学ぶこと 外国語活動と外国語科の学年・授業時数・目標(「素地」と「基礎」)・領域の数の違いを押さえます。 文字の扱い、扱う語数(600〜700語程度)、英語を原則とする定めなど、内容と取扱いの要点を確認します。 英語の音声(音節・強勢・語の連結・イントネーション)と、外国語科で扱う文構造・疑問詞を整理します。 目的・場面・状況の設定、文法用語に偏らない指導、ペア・ワーク、ジェスチャーなど、指導上の配慮を知ります。
1. 外国語活動と外国語科:目標・領域・時数
第3・4学年の外国語活動と第5・6学年の外国語科は、目標・領域・授業時数が違います。表で比べながら、条文のキーワードを押さえます。
この講義は、平成29年告示の小学校学習指導要領に基づく(2026年10月時点) 内容です。学習指導要領は次の改訂が議論されているので、受験する年の要項と最新の告示も確かめてください。教職教養としての「総則」は教職・一般教養ラボ で扱います。
小学校の英語には、2つの枠があります。第3学年・第4学年の外国語活動 と、第5学年・第6学年の外国語科 (教科)です。名前が似ているので、試験では「どちらの目標か」「何年生か」「何時間か」を取り違えさせる問題がよく作られます。まず全体を表で押さえましょう。
外国語活動と外国語科のちがい(平成29年告示) 項目 外国語活動 外国語科
学年 第3学年・第4学年 第5学年・第6学年
年間授業時数 各学年35 各学年70
位置づけ 教科ではない(第4章) 教科(第2章第10節)
言語活動 聞くこと、話すこと 聞くこと、読むこと、話すこと、書くこと
領域の数 三つ 五つ
育てるもの コミュニケーションを図る素地 となる資質・能力 コミュニケーションを図る基礎 となる資質・能力
授業時数は学校教育法施行規則の別表第一で決まっていて、この表の授業時数の1単位時間は45分です。また総則では、各教科等の特質に応じて10分から15分程度の短い時間 を使って指導する場合、教師が内容や時間のまとまりを見通して指導の内容を決め、成果を把握して活用するなどの体制が整っていれば、その時間を年間授業時数に含められるとしています。
目標の書き方
どちらの目標も「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ」で始まります。そのあとが違います。外国語活動は「外国語による聞くこと,話すことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る素地となる資質・能力」を育てます。外国語科は「聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力」を育てます。中学年は「素地」、高学年は「基礎」と覚えます。
3つの柱で見ると、外国語活動の⑴は「日本語と外国語との音声の違い等に気付く」「外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむ」です。外国語科の⑴は、音声だけでなく文字・語彙・表現・文構造・言語の働きなどについて日本語との違いに気付き、「読むこと,書くことに慣れ親しみ」、実際のコミュニケーションで活用できる基礎的な技能を身に付ける、と広がります。
領域
外国語活動の目標は聞くこと、話すこと[やり取り]、話すこと[発表] の三つの領域で示されます。外国語科はこれに読むこと、書くこと を加えた五つです。「話すこと」が[やり取り](その場で質問したり答えたりする)と[発表](人前でまとまった内容を話す)に分かれているのが特徴です。
文字と語の扱い
外国語活動では、文字は「児童の学習負担に配慮しつつ,音声によるコミュニケーションを補助するもの」として扱います。聞くことの目標には「文字の読み方が発音されるのを聞いた際に,どの文字であるかが分かるようにする」があります。一方、外国語科の書くことの目標は「大文字,小文字を活字体で書くことができるようにする」こと、そして「音声で十分に慣れ親しんだ」簡単な語句や基本的な表現を書き写すことなどです。いきなり書かせるのではなく、まず音声で十分に慣れ親しむ順番が大切です。
外国語科で扱う語は、第3学年・第4学年の外国語活動で扱った語を含む600〜700語程度 です。get up、look at などの連語や、excuse me、thank you などの慣用表現のうち活用頻度の高いものも扱います(中学校では、小学校で学習した語に1600〜1800語程度の新語を加えます)。
扱う言語
外国語科は「英語を履修させることを原則とすること」とされ、その他の外国語は英語の目標や内容等に準じて指導します。外国語活動も、聞くこと・話すことの言語活動では「英語を取り扱うことを原則とすること」とされています。
例題 例題:「コミュニケーションを図る素地となる資質・能力」を育てるのは、何年生の、何という枠でしょうか。
答えと考え方 第3学年・第4学年の外国語活動です。第5学年・第6学年の外国語科は「基礎」となる資質・能力を育てます。「素地→基礎」と、学年が上がるにつれて土台が固まる順番で覚えましょう。
用語 外国語活動 第3・4学年で行う、教科ではない学習。聞くこと・話すことが中心で、各学年年間35単位時間。 外国語科 第5・6学年の教科。四つの技能・五つの領域を扱い、各学年年間70単位時間。 領域 目標を分けて示すまとまり。聞くこと、読むこと、話すこと[やり取り]、話すこと[発表]、書くこと。 活字体 印刷された文字のような、一文字ずつ離した字体。小学校では活字体の大文字・小文字を扱う。 短時間学習 10分から15分程度の短い時間を使った指導。条件を満たせば年間授業時数に含められる。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語、第4章 外国語活動、第1章総則、学校教育法施行規則 別表第一(同冊子所収)PDF
2. 英語の基礎と指導法
指導要領が扱う英語の音声・文字・文構造の基礎と、指導上の配慮をまとめます。
この講義も平成29年告示の小学校学習指導要領に基づく(2026年10月時点) 内容です。前半で、指導要領が扱う英語の音声・文字・文構造の基礎を整理し、後半で、指導要領が示す指導上の配慮(指導法)をまとめます。
音声:日本語との違い
外国語科で扱う音声は、①現代の標準的な発音、②語と語の連結による音の変化、③語や句、文における基本的な強勢、④文における基本的なイントネーション、⑤文における基本的な区切り、の5つです。
日本語は、仮名1文字分ほどの「拍(モーラ)」を同じ長さでならべて話します。英語は、母音を中心とした「音節」が単位で、強く長く読む音節(強勢)と、弱く短い音節がはっきり分かれます。たとえば strike は英語では1音節 ですが、カタカナで「ストライク」と書くと5拍になります。子音のあとに母音を足してしまうのが、日本語話者に多い発音の誤りです。banana は ba・na・na の3音節で、2つ目の音節 に強勢があります。
語と語がつながると音が変わります。look at はふつう「ルック・アット」と切らずに、k と a がつながって聞こえます。get up も同じです。イントネーション(文の音の上がり下がり)は、Yes/No で答える疑問文(Do you like dogs?)は文末が上がり、疑問詞で始まる疑問文(What do you like?)は文末が下がるのが一般的です。指導要領は、音声指導では「日本語との違いに留意しながら」発音練習などを行い、「音声と文字とを関連付けて指導すること」としています。
文字と符号
アルファベットは26文字で、それぞれに大文字と小文字があります。扱うのは活字体の大文字・小文字と、終止符(ピリオド)、疑問符、コンマなどの基本的な符号です。文の最初の文字と I は大文字で書くこと、語と語の間を空けることなども、書き写す活動の中で身に付けます。
文と文構造
日本語は「私は りんごが 好きです」のように動詞が最後に来ますが、英語は I like apples. のように主語のすぐあとに動詞が来ます。指導要領は、日本語と英語の語順の違い に気付かせることを求めています。外国語科で扱う文構造は次の3つです。
外国語科で扱う文構造(例文はこの章で作ったもの) 文構造 例
[主語+動詞] I swim.
[主語+動詞+補語]のうち、主語+be動詞+名詞・代名詞・形容詞 She is my sister. / I am happy.
[主語+動詞+目的語]のうち、目的語が名詞・代名詞 I like soccer.
文としては、単文、肯定・否定の平叙文と命令文、be動詞や助動詞(can、do など)で始まる疑問文、疑問詞(who、what、when、where、why、how )で始まる疑問文、I・you・he・she などの代名詞を含む文、活用頻度の高い動名詞や過去形を含む文を扱います。[主語+動詞+間接目的語+直接目的語]や関係代名詞などは中学校の内容です。
指導法:指導要領が示す配慮
文や文構造の指導では、「文法の用語や用法の指導に偏ることがないよう配慮して,言語活動と効果的に関連付けて指導すること」とされています。規則を先に説明するのではなく、意味のある文脈で繰り返し触れながら使えるようにします。言語材料は「平易なものから難しいものへと段階的に」指導し、聞いたり読んだりして意味が分かればよい事項と、話したり書いたりして表現できるようにする事項を区別します。
そのほか、次の点が示されています。
・各単元や各時間で、コミュニケーションを行う目的、場面、状況 などを明確に設定する。 ・友達に質問したり答えたりする力を育てるため、ペア・ワーク、グループ・ワーク などを工夫する。その際、コミュニケーションに課題がある児童には個々の特性に応じて工夫する。 ・学級担任の教師または外国語を担当する教師が指導計画を作成し、ネイティブ・スピーカーや英語が堪能な地域人材 などの協力を得て、指導体制を充実させる。 ・題材は児童の興味・関心に合ったものとし、国語科や音楽科、図画工作科など他教科等の学習や学校行事と関連付ける。 ・視聴覚教材やコンピュータ、情報通信ネットワークなどを有効活用する。 ・外国語活動では、言葉によらないコミュニケーションの手段も大切なので、ジェスチャー などを取り上げてその役割を理解させる。また、国語や我が国の文化についても併せて理解を深める。
例題 例題:「Where do you live?」と「Do you live in Osaka?」では、文末のイントネーションは一般的にどう違うでしょうか。
答えと考え方 疑問詞 where で始まる前の文は文末が下がり、Yes/No で答える後の文は文末が上がるのが一般的です。答え方(場所を言う/Yes・No で答える)の違いと結び付けて覚えます。
用語 音節 母音を中心とした音のまとまり。英語のリズムの単位。 強勢(ストレス) 語や文の中で強く、長く、はっきり読む部分。 イントネーション 文の中での声の高さの上がり下がり。 語順 文の中の語のならび方。英語は主語のあとすぐに動詞が来る。 ペア・ワーク 2人1組で質問したり答えたりする学習形態。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF /文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第4章 外国語活動 PDF /音声の説明は英語の一般的な基礎知識
確認問題(15問) 四肢択一。「正解と解説」を開くと、正解の理由と他の選択肢が違う理由を確認できます。
問1|外国語活動の授業時数
平成29年告示の学習指導要領のもとで、第3学年の外国語活動の年間授業時数(標準)として正しいものはどれか。
35単位時間 50単位時間 70単位時間 105単位時間 正解と解説 正解:A. 35単位時間 外国語活動は第3学年・第4学年で各35単位時間です。70は第5・6学年の外国語科の時数で、取り違えやすい数字です。50や105は外国語活動・外国語科のどちらの時数でもありません(105は第4〜6学年の理科などの時数です)。
根拠:学校教育法施行規則 別表第一(文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」所収) PDF
問2|外国語科の五つの領域
第5学年・第6学年の外国語科で、目標が設定されている領域の組み合わせとして正しいものはどれか。
聞くこと、話すこと[やり取り]、話すこと[発表]の三つ 聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの四つ 聞くこと、読むこと、話すこと[やり取り]、話すこと[発表]、書くことの五つ 聞くこと、読むこと、話すこと[やり取り]、書くこと[やり取り]、書くこと[発表]の五つ 正解と解説 正解:C. 聞くこと、読むこと、話すこと[やり取り]、話すこと[発表]、書くことの五つ 外国語科は、聞くこと、読むこと、話すこと[やり取り]、話すこと[発表]、書くことの五つの領域です。三つの領域は第3・4学年の外国語活動のものです。四つは技能の数で、領域としては「話すこと」が二つに分かれます。[やり取り]と[発表]に分かれるのは「書くこと」ではなく「話すこと」です。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF
問3|外国語活動の目標
外国語活動の目標の一部である。( )に入る語句として正しいものはどれか。「外国語による聞くこと,話すことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る( )となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。」
基礎 素地 基盤 土台 正解と解説 正解:B. 素地 外国語活動は「素地」です。「基礎」は第5・6学年の外国語科の目標で使われる語です。「基盤」「土台」は意味は近いものの、目標の条文では使われていません。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第4章 外国語活動 PDF
問4|外国語科で扱う語数
第5学年・第6学年の外国語科で扱う語の量について、学習指導要領に示されているものはどれか(第3・4学年の外国語活動で扱った語を含む)。
200〜300語程度 300〜400語程度 450〜500語程度 600〜700語程度 正解と解説 正解:D. 600〜700語程度 外国語科では、外国語活動で扱った語を含む600〜700語程度の語を扱います。200〜300語、300〜400語、450〜500語という数字は示されていません。なお中学校では、小学校で学習した語に1600〜1800語程度の新語を加えます。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF
問5|外国語活動での文字の扱い
外国語活動(第3・4学年)における文字の扱いについて、学習指導要領の内容の取扱いに沿うものはどれか。
第3学年から活字体の大文字・小文字を書いて覚えることを主なねらいとする。 文字は扱わず、アルファベットに触れるのは第5学年からとする。 英語の文字はローマ字表記に置き換えて、国語科と同じ方法で指導する。 児童の学習負担に配慮しつつ、音声によるコミュニケーションを補助するものとして扱う。 正解と解説 正解:D. 児童の学習負担に配慮しつつ、音声によるコミュニケーションを補助するものとして扱う。 外国語活動では、文字は「児童の学習負担に配慮しつつ,音声によるコミュニケーションを補助するもの」として扱います。大文字・小文字を活字体で書くことは外国語科(第5・6学年)の目標です。外国語活動でも、文字の読み方を聞いてどの文字か分かるようにする目標があるので「扱わない」は誤りです。ローマ字に置き換える指導は示されていません。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第4章 外国語活動 PDF
問6|扱う言語
小学校の外国語科で扱う言語について、学習指導要領の記述に合うものはどれか。
英語を履修させることを原則とし、その他の外国語は英語の目標・内容等に準じて指導する。 英語以外の外国語は、外国語科でも外国語活動でも扱うことができない。 各学校が自由に言語を選ぶことができ、英語を原則とする定めはない。 その他の外国語は外国語活動でのみ扱い、外国語科では扱わない。 正解と解説 正解:A. 英語を履修させることを原則とし、その他の外国語は英語の目標・内容等に準じて指導する。 外国語科は「英語を履修させることを原則とすること」とされ、その他の外国語は英語の五つの領域別の目標、内容、指導計画の作成と内容の取扱いに準じて指導するとされています。その他の外国語の規定があるので「扱えない」は誤りです。英語を原則とする定めがあるので「自由に選ぶ」も誤りです。外国語科でもその他の外国語の規定があります。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF
問7|短時間学習
総則では、各教科等の特質に応じて短い時間を活用して特定の教科等の指導を行う場合、一定の体制が整っていれば、その時間を年間授業時数に含めることができるとしている。その「短い時間」として示されているものはどれか。
5分程度 20分から25分程度 10分から15分程度 30分程度 正解と解説 正解:C. 10分から15分程度 総則は「10分から15分程度の短い時間」と示しています。教師が単元など内容や時間のまとまりを見通して指導内容を決め、成果の把握と活用等を責任をもって行う体制が条件です。5分、20〜25分、30分という数字は示されていません。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第1章総則 第2の3の⑵ウ(イ) PDF
問8|言葉によらないコミュニケーション
外国語活動の内容の取扱いとして、学習指導要領に示されているものはどれか。
正しい発音ができるまで、一人ずつ同じ表現を繰り返させることを中心にする。 言葉によらない手段もコミュニケーションを支えることから、ジェスチャーなどを取り上げる。 主語や動詞などの文法用語を使い、文の組み立てを説明することを中心にする。 日本語の使用を一切認めず、英語だけで授業を行うことを原則とする。 正解と解説 正解:B. 言葉によらない手段もコミュニケーションを支えることから、ジェスチャーなどを取り上げる。 外国語活動では、言葉によらないコミュニケーションの手段もコミュニケーションを支えるものであることを踏まえ、ジェスチャーなどを取り上げ、その役割を理解させるようにするとされています。個別の反復を中心にする、文法用語による説明を中心にする、日本語を一切認めない、という規定はありません。外国語活動は英語を初めて学ぶことに配慮し、友達との関わりを大切にした体験的な言語活動を行うとされています。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第4章 外国語活動 PDF
問9|外国語科の文構造
第5学年・第6学年の外国語科の内容に、文構造として示されているものはどれか。
[主語+動詞+目的語]のうち、目的語が名詞・代名詞のもの [主語+動詞+間接目的語+直接目的語] [主語+動詞+目的語+補語] 関係代名詞を使って名詞を後ろから説明する文 正解と解説 正解:A. [主語+動詞+目的語]のうち、目的語が名詞・代名詞のもの 外国語科の文構造は[主語+動詞]、[主語+動詞+補語](主語+be動詞+名詞・代名詞・形容詞)、[主語+動詞+目的語](目的語が名詞・代名詞)の3つです。[主語+動詞+間接目的語+直接目的語]、[主語+動詞+目的語+補語]、関係代名詞は中学校の学習指導要領に示されている内容です。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF
問10|扱う疑問詞
外国語科で扱う疑問文のうち、疑問詞で始まるものとして学習指導要領に挙げられている疑問詞の組み合わせはどれか。
what、which、whose who、what、when、where、why、how what、how whom、whose、which 正解と解説 正解:B. who、what、when、where、why、how 外国語科では、疑問詞(who、what、when、where、why、how)で始まる疑問文を扱います。which、whose、whom は小学校の外国語科の例示には入っていません。what と how だけでは、示されている6つのうち一部にすぎません。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF
問11|語の強勢
英語の banana(バナナ)について、強勢(ストレス)の位置として正しいものはどれか。
第1音節(ba) 第2音節(na) 第3音節(na) 強勢はなく、すべて同じ強さ 正解と解説 正解:B. 第2音節(na) banana は ba・na・na の3音節で、2つ目の音節を強く長く読みます。日本語の「バナナ」のように同じ強さ・長さで読むと、英語らしく聞こえません。英語の語には強勢のある音節があるので「強勢はない」は誤りです。第1・第3音節は弱く読みます。
根拠:英語の音声に関する一般的な基礎知識(音節・強勢・イントネーション)。指導事項は文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 2⑴ア PDF
問12|音節と拍
英語の strike は何音節か。
1音節 2音節 3音節 5音節 正解と解説 正解:A. 1音節 strike は母音のまとまりが1つなので1音節です。カタカナの「ストライク」は5拍で、これを英語の音節数と取り違えると5音節と答えてしまいます。日本語話者は子音のあとに母音を足しやすいため、2音節・3音節と考えるのも、母音を足した読み方による誤りです。
根拠:英語の音声に関する一般的な基礎知識(音節・強勢・イントネーション)。指導事項は文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 2⑴ア PDF
問13|イントネーション
Do you like dogs? と What do you like? の文末のイントネーションについて、一般的な説明として正しいものはどれか。
どちらも文末が上がる。 前の文は下がり、後の文は上がる。 前の文は上がり、後の文は下がる。 どちらも上がり下がりがなく平らに読む。 正解と解説 正解:C. 前の文は上がり、後の文は下がる。 Yes/No で答える疑問文(Do you like dogs?)は文末が上がり、疑問詞で始まる疑問文(What do you like?)は文末が下がるのが一般的です。「疑問文はすべて上がる」はよくある誤解です。逆の組み合わせや、平らに読むという説明も誤りです。
根拠:英語の音声に関する一般的な基礎知識(音節・強勢・イントネーション)。指導事項は文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 2⑴ア PDF
問14|書くことの目標
外国語科の「書くこと」の目標に合うものはどれか。
筆記体の大文字・小文字を書き、教科書の本文を見ないで正確に書く。 初めて見る語句も含め、つづりの規則を使って自由に英作文をする。 活字体の大文字・小文字を書き、音声で十分に慣れ親しんだ語句を書き写す。 書くことは扱わず、文字は読むことの領域だけで扱う。 正解と解説 正解:C. 活字体の大文字・小文字を書き、音声で十分に慣れ親しんだ語句を書き写す。 外国語科の書くことの目標は、大文字・小文字を活字体で書くこと、語順を意識しながら音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を書き写すこと、例文を参考に自分のことなどを書くことです。扱うのは筆記体ではなく活字体です。初めて見る語句を規則から自由に書くことは求めていません。外国語科には書くことの領域があります。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF
問15|文構造の指導
外国語科における文や文構造の指導について、学習指導要領の記述に合うものはどれか。
文法用語を体系的に先に教え、規則を理解してから言語活動に入る。 日本語と英語の語順の違いには触れず、英語の文だけを暗記させる。 文構造は中学校で扱うので、小学校では単語の発音だけを指導する。 文法の用語や用法の指導に偏らないよう配慮し、言語活動と関連付けて指導する。 正解と解説 正解:D. 文法の用語や用法の指導に偏らないよう配慮し、言語活動と関連付けて指導する。 学習指導要領は「文法の用語や用法の指導に偏ることがないよう配慮して,言語活動と効果的に関連付けて指導すること」としています。文法用語を先に体系的に教える方法はこれに反します。日本語と英語の語順等の違いを認識できるよう工夫することも求められています。外国語科には[主語+動詞+目的語]などの文構造が示されているので、単語だけという説明も誤りです。
根拠:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章第10節 外国語 PDF
演習:この章の問題を解く ランダム出題の演習ツールです(JavaScript が有効な場合に動きます)。上の「確認問題」はそのままでもすべて読めます。
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※ 解説は学習用の情報提供です。採用選考・認定試験の実施方法は、必ず受験する自治体・文部科学省の公式発表をご確認ください。 ※ 問題はすべて仮の宿 学習室のオリジナル問題で、本試験の問題ではありません。学習指導要領は平成29年告示のもの(2026年10月時点)です。