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ビジネス BUSINESS BASICS

身だしなみと言葉遣いの基本

講義 3 本・確認問題 30 問 | 本試験では「マナー実践」(0問)の一部 | 最終更新 2026-09-24

この章で学ぶこと
目次
  1. 身だしなみ(清潔感とTPO、スーツと小物、在宅勤務の服装)
  2. あいさつ・表情・お辞儀(会釈・敬礼・最敬礼)
  3. 時間・報告・離席の一言(社会人のふるまいの基本)
  4. 確認問題(30問)
  5. 演習ツール

1. 身だしなみ(清潔感とTPO、スーツと小物、在宅勤務の服装)

おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため。清潔感とTPOという2つの物差しで、会った最初の数秒で損をしない支度を身につけます。

初対面の相手は、あなたが話し始める前に、髪・服・靴・持ち物から印象を作ります。ここで大事なのは、身だしなみとおしゃれが別物だということです。おしゃれは自分の好みを表すもので、良し悪しを決めるのは自分。身だしなみは相手に不快感を与えないための配慮で、良し悪しを決めるのは相手とその場です。だから「自分は気に入っている」は身だしなみの理由になりません。判断に迷ったら、相手からどう見えるかに置き換えて考えます。

具体的には、出社前に上から下へ順に見ていきます。髪は目にかからないか、寝ぐせはないか。ひげは剃るか、伸ばすなら形が整っているか。シャツの襟と袖に汚れはないか、しわは伸びているか。ボタンが取れかけていないか。つめは短く切りそろえてあるか。靴は汚れていないか、かかとがすり減っていないか。においは自分では気づきにくいので、香水や整髪料は控えめにし、食事や喫煙のにおいが残っていないか気をつけます。前日に着たシャツを、においが気にならないからと着回すのは避けます。自分の鼻はいちばんあてになりません。

何を着るかはTPO、つまり時と場所と場面で決まります。まず勤務先に服装の規定があるならそれが最優先です。オフィスカジュアルという言い方には全国共通の定義がなく、許される範囲は会社ごとに違うので、自社の基準を確かめてから合わせます。明文の規定がない部分で迷ったときは、くだけた側ではなくきちんとした側に寄せておくと失敗しません。来客や訪問がある日は相手に合わせて一段階整える、工場や現場を見学する日は先方が指定する保護具や靴の条件に従う、というように、同じ服でも場面が変われば適否は変わります。

スーツは値段より寸法が効きます。肩の位置と袖の長さが合っていれば、高価でなくても整って見えます。小物は数を絞るのが基本で、腕時計や指輪を増やしても信頼が増えるわけではありません。かばんはA4の書類が折れずに入る大きさで、床に置いて自立するものを選ぶと、訪問先で動作が乱れません。在宅勤務でオンライン会議に出る日も考え方は同じです。画面に映るのは上半身でも、途中で立ち上がることはありますし、急な外出も起こります。社外の人が見て差し支えない服に着替え、カメラに映る範囲と背景、顔が暗くならない光の向きまで、始まる前に確かめておきます。

出社前の身だしなみチェック
見るところ整った状態やりがちなNG
髪目にかからず、寝ぐせがない寝ぐせを帽子で隠して出社する
シャツ襟と袖が白く、しわがない前日のシャツをにおいで判断して着回す
つめ短く切りそろえ、汚れがない伸びたまま、書類を指す動作で目立つ
靴汚れがなく、かかとが減っていない上半身だけ整えて足元を見ていない
小物腕時計やかばんは数を絞る装身具を増やして信頼を得ようとする
におい香水や整髪料は控えめ自分が良いと思う香りを強くつける
身だしなみの支度(前夜と当日朝)前夜1: 翌日の予定を見て、来客・訪問・現場の有無を確かめる前夜2: 着る服を出し、しわ・ほつれ・ボタンを確認する前夜3: 靴を磨き、かばんの中身を入れ替える当日1: 髪・ひげ・つめを整える当日2: 鏡の前で上から下へ、襟・袖・すそ・靴の順に見る当日3: 香りと食後のにおいを確かめてから家を出る

用語

身だしなみ
相手に不快感を与えないように装いを整えること。判断の基準は自分の好みではなく、相手とその場にある。
清潔感
実際に清潔であることに加え、見た目にもそう伝わる状態。髪・つめ・靴・襟と袖・しわ・においが主な確認点。
TPO
time(時)・place(場所)・occasion(場面)の頭文字。同じ服でも場面が変われば適否が変わる、という考え方。
ドレスコード
その場で求められる服装の決まり。式典や会食では主催者側が示すことがあり、示されたら従う。
オフィスカジュアル
スーツより崩した通勤着の総称。全国共通の定義はなく、許容範囲は会社ごとに異なるため自社の基準を確認する。
におい への配慮
香水・整髪料・食事・喫煙などのにおいを控えること。自分では慣れて気づきにくく、好みも人により分かれる。
在宅勤務の服装
オンライン会議で映る範囲と背景まで含めた支度。上半身だけを整えればよいという考え方は、立ち上がった瞬間に崩れる。

例題

例題:服装の規定がない職場で、何を着るか迷った。どう決めるか。
答えと考え方 迷ったらきちんとした側に寄せる。まず社内の一般的な服装を見て基準を知り、来客や訪問の予定がある日はさらに一段階整える。いちばんくだけた人に合わせるのは基準の取り違え。
例題:在宅勤務で、午後に急なオンライン会議が入った。どう備えるか。
答えと考え方 社外の人が見ても差し支えない服に着替え、カメラに映る範囲と背景を確認する。上半身しか映らないという前提は、立ち上がったときに崩れる。
例題:取引先の工場を見学することになった。持ち物をどう決めるか。
答えと考え方 先方に保護具や靴の条件を事前に確認し、指示に従う。服装が安全に直結する場所では、見学者にも受け入れ側の規則が適用されるのが通常。

出典・根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行を整理したものです

2. あいさつ・表情・お辞儀(会釈・敬礼・最敬礼)

先に、相手を見て、届く声で。あいさつの基本と、場面で使い分ける3種類のお辞儀を、動きの順番まで身につけます。

職場では一日に何度もあいさつの機会があります。ここで差がつくのは中身ではなく先手です。相手が言う前に自分から言う、というだけで印象は変わります。届く声で、相手の目を見て、できれば手を止めて。パソコンの画面を見たまま返すのは、返していないのとあまり変わりません。朝は「おはようございます」、社外の相手には「お世話になっております」、出かける人には「いってらっしゃいませ」、戻った人には「お帰りなさいませ」、自分が先に帰るときは「お先に失礼します」、残る側は「お疲れさまでした」と返します。なお「ご苦労さま」は目上の人が目下の人をねぎらう言い方とされるので、上司には使わないのが広く共有された慣行です。

表情は言葉より先に届きます。話を聞くときは口角を上げ、体ごと相手の方を向きます。目を合わせ続けるのが苦手なら、目そのものではなく目のまわりや眉のあたりに視線を置けば、相手には見られていると伝わります。手元の資料を見続けると、聞いていないと受け取られます。マスクをしている場面では口元が隠れる分、目元の表情と声の調子を意識します。

お辞儀は大きく3種類です。会釈はいちばん軽く、廊下ですれ違うとき、部屋に入退室するとき、来客の前を通るときに使います。敬礼は普通礼とも呼ばれ、来客を迎えるとき、訪問先であいさつするとき、名刺交換のときなど、改まった場面の標準です。最敬礼はいちばん深く、大きなおわびや厚いお礼、改まった見送りに使います。上体を倒す角度は一般に、会釈が15度前後、敬礼が30度前後、最敬礼が45度前後とされますが、この数値は流派によって幅があり、厳密に何度でなければならないというものではありません。角度を測ることより、気持ちの強さと深さを対応させることの方が大事です。

形として押さえたいのは姿勢と順番です。かかとをそろえて立ち、背筋を伸ばしたまま腰から上体を折ります。首だけを曲げると落ち着きがなく見えます。手は前で軽く重ねるか、体の横に自然に添えます。下げたところで一度止め、ゆっくり戻して、最後にもう一度相手を見ます。言葉とお辞儀を同時に行う同時礼より、先に言葉を述べてから頭を下げる語先後礼の方が丁寧とされます。相手と同時に礼をする場面では、相手より先に下げ始め、相手が上げてから上げると敬意が伝わります。見送りでは、相手が振り返ったときにこちらが見送っている状態であることに意味があるので、背を向けた瞬間に戻らず、姿が見えなくなるまで見送ります。

お辞儀の3種類と使い分け
種類主に使う場面一般にいわれる目安
会釈廊下ですれ違う、入退室する、来客の前を通る上体を15度前後(流派により幅がある)
敬礼(普通礼)来客を迎える、訪問先であいさつする、名刺を交換する上体を30度前後(流派により幅がある)
最敬礼大きなおわび、厚いお礼、改まった見送り上体を45度前後(流派により幅がある)
お辞儀の手順(語先後礼の形)1: 立ち止まり、かかとをそろえる2: 相手の目を見る3: 言葉を述べる(おはようございます/お世話になっております)4: 背筋を伸ばしたまま腰から上体を折る5: いちばん下でいったん止める6: ゆっくり上体を戻す7: もう一度相手の目を見る

用語

あいさつの先手
相手より先に自分から声をかけること。返すだけの受け身と比べ、印象が大きく変わる。
会釈
3種類のうち最も軽いお辞儀。廊下ですれ違うとき、入退室のときなどに使う。一般に15度前後とされる。
敬礼(普通礼)
改まった場面の標準となるお辞儀。来客を迎えるとき、訪問先でのあいさつ、名刺交換のときに使う。一般に30度前後とされる。
最敬礼
最も深いお辞儀。大きなおわび、厚いお礼、改まった見送りに使う。一般に45度前後とされる。
語先後礼
先に言葉を述べ、いったん相手を見てからお辞儀をする形。言葉と礼を同時に行う同時礼より丁寧とされる。
アイコンタクト
相手に視線を向けること。目を合わせ続けるのが苦手な場合は、目のまわりや眉のあたりに視線を置くとよい。
ご苦労さま と お疲れさま
「ご苦労さま」は目上が目下をねぎらう言い方とされるため、上司には「お疲れさまでした」を使うのが慣行。

例題

例題:廊下で、面識のない来客とすれ違った。どうするか。
答えと考え方 立ち止まるか歩みをゆるめ、会釈をする。来客から見れば社員は全員が同じ会社の人なので、自分の担当かどうかは関係がない。深く下げる必要はない。
例題:退社する上司に声をかける。どの言葉を使うか。
答えと考え方 「お疲れさまでした」。「ご苦労さま」は目上が目下をねぎらう言い方とされるため、上司には使わない。
例題:訪問先で、相手と同時に頭を下げることになった。どう動くか。
答えと考え方 相手より先に下げ始め、相手が上げてから上げる。先に上げると、相手が下げている間にこちらが見ている形になる。

出典・根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行を整理したものです

3. 時間・報告・離席の一言(社会人のふるまいの基本)

5分前行動、悪い報告ほど早く、そして「席を外します」の一言。信頼はこの3つの積み重ねでできています。

まず時間です。始業時刻は「会社に着く時刻」ではなく「席について仕事を始められる時刻」です。移動、着替え、パソコンの立ち上げはその前に済ませます。会議は5分前に着席、訪問は約束の5分前に受付、というのが一般的な目安で、早すぎる到着もまた相手の準備を急がせるので避けます。遅れそうだと分かったら、その時点ですぐ電話をします。メールやメッセージは相手が見ているとは限りません。伝えるのは、遅れる事実、理由、そして到着の見込み時刻です。見込みが分かって初めて、相手は予定を組み直せます。

次に報告です。指示を受けたら要点を復唱し、期限と成果物の形を確かめてメモします。報告するときは結論から述べ、そのあとに経過、最後に自分の考えを、それぞれ分けて話します。事実と推測を混ぜると、聞いた側の判断を誤らせます。長くかかる仕事では、区切りのところで中間報告を入れます。途中で方向がずれていても本人には見えにくく、早く気づけばそれだけ修正が小さくて済むからです。そして最も大事なのは、悪い知らせほど早く伝えることです。自分で取り返してから、上司の機嫌が良いときに、原因を調べてから、といった理由づけはどれも報告を遅らせ、その間に選べる手が減っていきます。

席を離れるときは一言添えます。行き先と戻る予定の時刻を近くの人に伝えておけば、その間に来た電話や来客に、周囲が「◯◯時ごろ戻る予定です」と応対できます。パソコンの画面が開いていることは在席の証明になりません。長時間の離席や外出は、予定表や共有の掲示に反映させます。退社するときは残っている人に声をかけてから帰ります。

最後に、場でのふるまいです。会議中の携帯電話は開始前にマナーモードにし、机の上に置いて触らないのが基本です。音を消していても、画面を見たり操作したりすれば発言者には分かります。外せない連絡がある場合は、あらかじめ断って席を外します。仕事で知った情報は私的なSNSに書きません。社名を伏せても、日付や場所から相手が特定されることがありますし、公開範囲を絞っても転載までは止められません。移動中の車内やカフェで案件の話を続けるのも同じ危険があります。喫煙は決められた場所で行い、勤務時間中に何度も抜けないようにします。職場の受動喫煙については、労働安全衛生法 第68条の2が、事業者に対し、室内またはこれに準ずる環境における労働者の受動喫煙を防止するため、実情に応じた適切な措置を講ずるよう努めることを求めています。においや音への配慮も、同じ場で働く人への気配りの一部です。

時間の目安と、その理由
場面目安理由
始業始業時刻には席で始められる状態始業時刻は到着時刻ではなく開始時刻だから
社内の会議5分前に着席資料と接続の準備を終えて定刻に始めるため
訪問約束の5分前に受付早すぎると相手の準備を急がせてしまうため
遅れそうなとき分かった時点ですぐ電話早いほど相手が予定を組み直せるため
離席行き先と戻る時刻を伝えてから電話や来客に周囲が応対できるようにするため
遅れそうなときの手順1: 遅れると分かった時点で、到着の見込み時刻を計算する2: 相手に電話をかける(メールだけで済ませない)3: 遅れる事実をわびる4: 理由を簡潔に伝える5: 到着の見込み時刻を伝える6: 予定をどうするか指示を仰ぐ7: 到着したら、あらためて対面でわびる

用語

5分前行動
会議は5分前に着席、訪問は5分前に受付、という時間の取り方。早すぎる到着も相手の準備を急がせるので避ける。
報連相
報告・連絡・相談の頭文字。報告は済んだことを、連絡は共有すべき事実を、相談は判断を仰ぎたいことを伝える。
結論から話す
結果を先に述べ、経過と自分の考えを後に分けて述べる話し方。聞く側が次の判断をしやすくなる。
中間報告
仕事の途中で進み具合を伝えること。方向のずれを小さいうちに直せる。長くかかる仕事ほど効果が大きい。
離席の一言
席を外すときに、行き先と戻る予定の時刻を周囲に伝えること。電話や来客への応対が滞らなくなる。
受動喫煙の防止
他人のたばこの煙にさらされることを防ぐこと。労働安全衛生法 第68条の2は、事業者に実情に応じた適切な措置を講ずる努力義務を定めている。

例題

例題:任された作業で自分の入力ミスを見つけた。いつ報告するか。
答えと考え方 気づいた時点ですぐ、事実をそのまま報告する。自分で直してから、原因を調べてから、といった理由づけは報告を遅らせるだけで、その間に打てる手が減る。
例題:打ち合わせのため15分ほど席を外す。何を伝えるか。
答えと考え方 近くの人に行き先と戻る予定の時刻を伝える。電話や来客は自分の都合とは無関係に来るので、戻り時刻が分かれば周囲が応対できる。
例題:打ち合わせ帰りの電車で、先輩が案件の話を続けている。どうするか。
答えと考え方 「会社に戻ってから伺います」などと伝えて切り上げる。声を小さくしても社名や案件名は周囲に届く。相手が先輩でも、場所を変える提案は失礼にあたらない。

出典・根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行を整理したものです

確認問題(30問)

四肢択一。「正解と解説」を開くと、正解の理由と他の選択肢が違う理由を確認できます。

問1|身だしなみ

身だしなみとおしゃれの違いの説明として、適切なものはどれか。

  1. 相手に不快感を与えないための配慮が身だしなみで、良し悪しは相手や場から判断する
  2. 自分の個性を出すための工夫が身だしなみで、良し悪しは自分の好みから判断する
  3. 高価な品を身につけることが身だしなみで、良し悪しは値段から判断する
  4. 流行を取り入れることが身だしなみで、良し悪しは季節から判断する
正解と解説
正解:A. 相手に不快感を与えないための配慮が身だしなみで、良し悪しは相手や場から判断する

身だしなみは相手のため、おしゃれは自分のため、と整理すると分かりやすい。自分の好みを基準にする選択肢は、おしゃれの説明をそのまま身だしなみに当てはめた誤り。値段や流行は、相手がどう受け取るかとは別の物差しである。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問2|服装の点検

出社前に自分の服装を点検するときの行動として、不適切なものはどれか。

  1. シャツの襟と袖に汚れがないかを明るい場所で見る
  2. 靴のかかとのすり減りと、つま先の汚れを確かめる
  3. 上着のしわと、ボタンのほつれや取れかけを確かめる
  4. 前日に着たシャツを、においが気にならなければそのまま着る
正解と解説
正解:D. 前日に着たシャツを、においが気にならなければそのまま着る

汗や皮脂のにおいは自分では慣れて気づきにくく、自分の鼻を基準にすると判断を誤る。シャツは毎日替えるのが基本。ほかの3つはいずれも清潔感を保つための確認である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問3|服装の基準

勤務先での服装の決め方として、適切なものはどれか。

  1. 周囲を見わたして、そのなかでいちばんくだけた服装をしている人に合わせておけばよい
  2. 会社の規定があればそれに従い、規定になく迷うときはきちんとした側に寄せる
  3. 服装は個人の自由なので、規定があっても自分の判断を優先してよい
  4. 入社時に配られた規定は古いものとみなし、確認しなくてよい
正解と解説
正解:B. 会社の規定があればそれに従い、規定になく迷うときはきちんとした側に寄せる

服装の基準はまず勤務先のルールで決まる。明文の規定がない部分で迷ったら、くだけた側ではなくきちんとした側に寄せると失敗が少ない。いちばんくだけた人を基準にするのは、周りに合わせればよいという考えを極端に当てはめた誤り。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問4|オフィスカジュアル

オフィスカジュアルという言い方についての説明として、適切なものはどれか。

  1. 業種を問わず全国共通の明確な基準が決まっている
  2. スーツでなければ何を着てもよいという意味である
  3. 許される範囲は会社や職場によって異なるため、自社の基準を確認して合わせる
  4. 来客のある日も、社内で作業をするだけの日とまったく同じ服装でよいという意味である
正解と解説
正解:C. 許される範囲は会社や職場によって異なるため、自社の基準を確認して合わせる

オフィスカジュアルに全国共通の定義はなく、範囲は会社ごとに違う。「スーツでなければ何でもよい」は言葉を字義どおりに広げた誤解。来客や訪問の予定がある日は、相手に合わせて一段階整える。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問5|つめと髪

清潔感を保つための日々の手入れとして、不適切なものはどれか。

  1. つめは短く切りそろえ、汚れが残っていないか確かめる
  2. 寝ぐせは帽子で隠し、そのまま出社する
  3. 髪が目にかからないように整える
  4. ひげは剃るか、伸ばす場合も長さと形を整える
正解と解説
正解:B. 寝ぐせは帽子で隠し、そのまま出社する

隠すことと整えることは別で、帽子を取った瞬間に元に戻る。清潔感は「見えないようにする」ことではなく「整っている状態にする」こと。ほかの3つは手入れの基本である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問6|におい

職場でのにおいへの配慮として、適切なものはどれか。

  1. 香水や整髪料は控えめにし、食事や喫煙のにおいが残っていないか気をつける
  2. 自分が良い香りだと感じるものであれば、強くつけても相手は同じように心地よく感じる
  3. においは個人の好みなので、職場では気にする必要がない
  4. においが気になる人がいたときは、本人にではなく取引先に伝えて対応してもらう
正解と解説
正解:A. 香水や整髪料は控えめにし、食事や喫煙のにおいが残っていないか気をつける

においは自分では慣れて気づきにくく、好みも人により分かれるので控えめが基本。「自分が良い香りだと思えば相手も同じ」は、自分基準の判断をそのまま当てはめた誤り。社外に伝えるのは筋違いで、必要なら社内の上司に相談する。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問7|小物選び

スーツに合わせる小物の選び方として、適切なものはどれか。

  1. かばんは中身が外から見えるものを選び、書類は小さく折りたたんで持ち運ぶのがよい
  2. 靴の色や素材は服装とはまったく関係がないので、どんなものを合わせてもかまわない
  3. かばんはA4の書類が折れずに入る大きさで、床に置いて自立するものが扱いやすい
  4. 腕時計や指輪などは、数が多いほど信頼を得やすい
正解と解説
正解:C. かばんはA4の書類が折れずに入る大きさで、床に置いて自立するものが扱いやすい

訪問先ではかばんを床に置く場面が多く、自立するものだと動作が乱れない。A4の書類が折れずに入るかどうかも実用上の基準になる。装身具は数を絞るのが基本で、数と信頼のあいだに関係はない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問8|在宅の服装

在宅勤務でオンライン会議に出るときの支度として、不適切なものはどれか。

  1. カメラに映る範囲を事前に確認し、背景に私物が写り込まないようにする
  2. 顔が暗くならないように、正面から光が当たる位置に座る
  3. 出社時ほどでなくても、社外の人が見て差し支えない服に着替える
  4. 画面には上半身しか映らないので、起きたままの部屋着で参加する
正解と解説
正解:D. 画面には上半身しか映らないので、起きたままの部屋着で参加する

途中で立ち上がったり、資料を取りに行ったりして下半身が映ることがあり、急な外出にも対応できない。「上半身しか映らない」を前提にした支度は、その前提が崩れた瞬間に破綻する。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問9|TPOの意味

服装のTPOについての説明として、適切なものはどれか。

  1. T は時間、P は場所、O は自分の気分を表している
  2. いつでも同じ服装をしていれば、どのような場面でも TPO をわきまえていることになる
  3. 時と場所と場面に応じて服装を選ぶ考え方で、同じ服でも場面によっては不適切になる
  4. 相手が誰であっても、服装を変える必要はないという考え方である
正解と解説
正解:C. 時と場所と場面に応じて服装を選ぶ考え方で、同じ服でも場面によっては不適切になる

TPO は time、place、occasion の頭文字で、O は自分の気分ではなく場面のこと。だから同じ服でも、社内で作業する日には問題がなくても、式典や弔事では不適切になりうる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問10|現場の服装

取引先の工場を見学することになった。当日の服装や持ち物として、適切なものはどれか。

  1. 見学するだけで作業はしないので、指定された保護具は着けなくてよい
  2. 事前に指定された保護具や靴の条件を確認し、当日はその指示に従う
  3. 相手より目立たないようにするため、あえて汚れたままの作業着を着ていく
  4. 動きやすさを何より優先して、履き慣れたサンダルとラフな服装で出かける
正解と解説
正解:B. 事前に指定された保護具や靴の条件を確認し、当日はその指示に従う

工場のような場所では服装や履物が安全に直結し、受け入れ側の規則がある。見学者にも適用されるのが通常なので、事前に確認して従う。汚れた服やサンダルは、安全の面でも印象の面でも問題になる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問11|あいさつ

職場でのあいさつのしかたとして、適切なものはどれか。

  1. 相手があいさつをしてきたときだけ返す
  2. 声を出さず、会釈だけで済ませるのが丁寧である
  3. パソコンの画面を見たまま、手を止めずに返す
  4. 相手より先に、相手の目を見て、聞こえる声で言う
正解と解説
正解:D. 相手より先に、相手の目を見て、聞こえる声で言う

あいさつは先手が基本で、届く声と視線がそろって初めて伝わる。「返せばよい」「会釈だけが丁寧」は、受け身の姿勢を丁寧さと取り違えた誤り。画面を見たままでは、返していないのとあまり変わらない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問12|ねぎらい

退社する上司を見送るときの言葉として、一般に適切とされるものはどれか。

  1. お疲れさまでした
  2. ご苦労さまでした
  3. ご苦労さん
  4. おつかれ
正解と解説
正解:A. お疲れさまでした

「ご苦労さま」は目上の人が目下の人をねぎらうときの言い方とされるため、上司には使わないという慣行が広く共有されている。語尾を省いたくだけた形も、職場のあいさつには使わない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問13|会釈の場面

会釈を用いる場面として、最も一般的なものはどれか。

  1. 大きな失敗をわびるとき
  2. 取引先の社長を玄関で見送るとき
  3. 来客を応接室で初めて迎えるとき
  4. 廊下で社内の人とすれ違うとき
正解と解説
正解:D. 廊下で社内の人とすれ違うとき

会釈は3種類のお辞儀のうち最も軽く、廊下ですれ違うときや入退室のときに使う。わびるときや改まった見送りには最敬礼、来客を迎える場面では普通礼にあたる敬礼を使うのが一般的である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問14|最敬礼

3種類のお辞儀のうち、最も深く頭を下げる最敬礼を使う場面はどれか。

  1. 朝、出社して同じ部署の同僚に会ったとき
  2. 打ち合わせのため会議室に入退室するとき
  3. 大きな迷惑をかけた相手にわびるとき
  4. 電話を切ったあとで自分の席に戻るとき
正解と解説
正解:C. 大きな迷惑をかけた相手にわびるとき

最敬礼は深いおわびや厚いお礼、改まった見送りなど、気持ちを最も強く表す場面で使う。同僚へのあいさつや入退室は会釈で足りる。お辞儀の深さは、伝えたい気持ちの強さに対応させるのが原則。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問15|お辞儀の姿勢

お辞儀の姿勢として、不適切なものはどれか。

  1. 首だけを曲げて下を向く
  2. 背筋を伸ばしたまま、腰から上体を折る
  3. かかとをそろえて立ち、下げたところで一度止める
  4. 手は前で軽く重ねるか、体の横に自然に添える
正解と解説
正解:A. 首だけを曲げて下を向く

首だけを曲げると落ち着きがなく見え、相手には投げやりな印象を与える。上体は腰から折り、いったん静止してからゆっくり戻すと丁寧に見える。角度の数値より、姿勢と間の取り方の方が効く。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問16|語先後礼

語先後礼と呼ばれるあいさつのしかたはどれか。

  1. あいさつの言葉とお辞儀を、はじめから終わりまで同時に行う
  2. 先に言葉を述べ、いったん相手を見てからお辞儀をする
  3. 先にお辞儀をして、頭を上げてからあいさつの言葉を述べる
  4. あいさつの言葉を省いて、深いお辞儀だけを二度くり返す
正解と解説
正解:B. 先に言葉を述べ、いったん相手を見てからお辞儀をする

語先後礼は文字どおり語が先で礼が後、つまり言葉を届けてから頭を下げる形。言葉と礼を同時に行う同時礼より丁寧とされ、改まった場面で用いられる。順番を逆にしたり、言葉を省いたりするのは別の形である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問17|見送りの礼

来客を出入口まで見送るときのふるまいとして、適切なものはどれか。

  1. 相手が去る方向に体を向けて頭を下げ、姿が見えなくなるまで見送る
  2. 相手が背を向けた時点で頭を上げてしまい、そのまますぐに自分の席へ戻る
  3. 頭を下げたままの姿勢を保ち、後ろ向きに歩いて自分の席まで戻っていく
  4. お辞儀の途中で顔を上げ、相手より先に立ち去る
正解と解説
正解:A. 相手が去る方向に体を向けて頭を下げ、姿が見えなくなるまで見送る

見送りは、相手が振り返ったときにこちらが見送っている状態であることに意味がある。背を向けた瞬間に戻ると、振り返った相手に伝わる印象が変わってしまう。後ろ向きに歩くのは危険で、動作としても不自然。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問18|表情

相手に与える表情の作り方として、不適切なものはどれか。

  1. 話を聞くときは口角を上げ、体ごと相手の方を向ける
  2. 目を合わせるのが苦手なので、話の間はずっと手元の資料を見る
  3. 目を合わせ続けるのが苦手なときは、相手の目のまわりに視線を置く
  4. マスクをしているときは、目元の表情と声の調子を意識する
正解と解説
正解:B. 目を合わせるのが苦手なので、話の間はずっと手元の資料を見る

ずっと手元を見ていると、聞いていないと受け取られる。苦手な場合でも、顔の上半分あたりに視線を置けば、相手には目を見ているように伝わる。避けること自体が目的になると本末転倒になる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問19|すれ違い

来客が廊下を歩いているところにすれ違った。とるべき行動として適切なものはどれか。

  1. 顔見知りではないので、そのまま無言で通り過ぎる
  2. 自分の担当ではないため、目を合わせないようにする
  3. 立ち止まるか歩みをゆるめ、会釈をする
  4. 走って追い越し、先に自分の用件を済ませる
正解と解説
正解:C. 立ち止まるか歩みをゆるめ、会釈をする

来客からは社員全員が同じ会社の人に見えるため、自分の担当かどうかは関係がない。廊下ですれ違う程度の場面では会釈が適切で、深く下げる必要はない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問20|同時の礼

訪問先の担当者と同時に頭を下げることになった。より丁寧に伝わる動きはどれか。

  1. 相手より浅く下げ、相手より先に上げる
  2. 相手が下げ始めてから下げ、相手より先に上げる
  3. 相手が上げるのを待たず、途中で顔を上げて話し始める
  4. 相手より先に下げ始め、相手が上げてから上げる
正解と解説
正解:D. 相手より先に下げ始め、相手が上げてから上げる

先に下げて後から上げると、相手が顔を上げたときにこちらはまだ下げている状態になり、敬意が伝わる。先に上げてしまうと、相手が下げているあいだにこちらが見ている形になってしまう。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問21|始業時刻

始業時刻についての考え方として、適切なものはどれか。

  1. 始業時刻までに会社の建物に入っていればよい
  2. 始業時刻になってから着替えや準備を始めればよい
  3. 始業時刻を過ぎても、上司が来る前に着席していれば問題ない
  4. 始業時刻には、席について仕事を始められる状態にしておく
正解と解説
正解:D. 始業時刻には、席について仕事を始められる状態にしておく

始業時刻は仕事を始める時刻であって、到着する時刻ではない。建物に入る、着替える、パソコンを立ち上げるといった準備はその前に済ませる。上司がいるかどうかは基準にならない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問22|遅刻の連絡

電車の遅れで出社が遅れそうだと分かった。とるべき行動として適切なものはどれか。

  1. 分かった時点ですぐ上司に電話し、理由と到着の見込み時刻を伝える
  2. 会社に到着してから、自分の席に着いたときにまとめて事情を説明する
  3. 同僚あてに短いメッセージだけを送っておき、上司には自分から伝えない
  4. 遅れる時間は短そうなので、上司にも同僚にも連絡はしないままにしておく
正解と解説
正解:A. 分かった時点ですぐ上司に電話し、理由と到着の見込み時刻を伝える

連絡が早いほど、上司は仕事の割り振りを組み直せる。到着後の説明では判断の材料にならず、同僚に伝えただけでは上司に届く保証がない。見込み時刻まで添えるのが要点である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問23|報告の順序

上司に仕事の結果を報告するときの話し方として、適切なものはどれか。

  1. 経過を時間の順に全部話し、結論はいちばん最後に回す
  2. まず結論を述べ、そのあとに経過と自分の考えを分けて話す
  3. 事実と自分の推測をまとめて、ひとつづきに話す
  4. 良い結果だけを先に伝え、悪い結果は聞かれてから話す
正解と解説
正解:B. まず結論を述べ、そのあとに経過と自分の考えを分けて話す

上司は次の判断のために聞くので、結論が先にあると指示を出しやすい。事実と推測を混ぜると判断を誤らせるため、分けて伝える。都合の悪い部分を伏せるのは、そもそも報告とはいえない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問24|悪い報告

担当している作業で自分の失敗に気づいた。報告のしかたとして適切なものはどれか。

  1. 自分で取り返せる見込みがあるので、解決してから報告する
  2. 上司の機嫌が良いときを選び、数日待ってから報告する
  3. 気づいた時点ですぐ、事実をそのまま上司に報告する
  4. 自分の責任にならないよう、原因を調べ終えてから報告する
正解と解説
正解:C. 気づいた時点ですぐ、事実をそのまま上司に報告する

悪い知らせほど早く伝えるのが原則で、時間がたつほど選べる手が減っていく。自分で片づけてから、機嫌を見てから、原因を固めてから、はいずれも報告を遅らせる理由づけであり、結果として被害を広げる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問25|中間報告

一週間かかる仕事を任された。途中の進め方として適切なものはどれか。

  1. 完成するまでは何も言わず、すべて仕上がってから一度にまとめて報告する
  2. 上司から進み具合を聞かれたときにだけ、その場で口頭で短く答える
  3. 区切りのところで進み具合を伝え、遅れそうなら早めに知らせる
  4. 遅れが確定してから、初めて相談する
正解と解説
正解:C. 区切りのところで進み具合を伝え、遅れそうなら早めに知らせる

長くかかる仕事では、途中で方向がずれていても本人には見えにくい。区切りで中間報告を入れれば、修正が小さいうちに手を打てる。遅れが確定してからの相談では間に合わないことが多い。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問26|離席の一言

打ち合わせのため15分ほど席を外す。周囲への伝え方として、不適切なものはどれか。

  1. 近くの席にいる人に、どこへ何の用事で行くのかをあらかじめ口頭で伝えておく
  2. 戻ってくる予定の時刻を添えたうえで、近くの席にいる人にあらかじめ伝えておく
  3. 長引きそうなときは、部署の予定表や共有の掲示にもその内容を反映させておく
  4. パソコンの画面を開いたままにして、在席していると分かるようにしておく
正解と解説
正解:D. パソコンの画面を開いたままにして、在席していると分かるようにしておく

画面が開いていることは在席の証明にならず、電話や来客に周囲が応対できない。行き先と戻る時刻を伝えておけば、「◯◯時ごろ戻る予定です」と応対してもらえる。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問27|会議と携帯

会議中の携帯電話の扱いとして、不適切なものはどれか。

  1. 音を消してあるので、会議中に着信の内容を画面で確認する
  2. 開始前にマナーモードにしておく
  3. 外せない連絡がある場合は、断ってから席を外す
  4. 会議のあいだは机の上に置いたまま、触らないでおく
正解と解説
正解:A. 音を消してあるので、会議中に着信の内容を画面で確認する

音を消していても、画面を見たり操作したりすれば発言者にはすぐ分かり、参加していないという印象になる。連絡を待つ必要があるなら、黙って確認するのではなく事前に断って席を外す。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問28|SNSの投稿

取引先を訪問した日の出来事を私的なSNSに書こうとしている。適切な判断はどれか。

  1. 社名を伏せれば、打ち合わせの内容を書いてもよい
  2. 相手の社名も打ち合わせの内容も会議室の写真も、投稿しない
  3. 公開範囲を友人だけにすれば、資料が写った写真を載せてもよい
  4. 自分の感想として書くのであれば、担当者の名前を出してもよい
正解と解説
正解:B. 相手の社名も打ち合わせの内容も会議室の写真も、投稿しない

社名を伏せても、日付や場所から相手が特定されることがある。公開範囲の設定は、転載や画面の撮影までは止められない。仕事で知った情報は、私的な投稿では扱わないのが安全である。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

問29|職場と喫煙

職場での喫煙と受動喫煙の扱いについて、適切なものはどれか。

  1. 屋内でも、窓を開けて吸えば周囲への影響はないので問題ない
  2. 事業者には労働者の受動喫煙を防ぐ措置を講ずる努力義務があり、喫煙は決められた場所で行う
  3. 喫煙は個人の自由であるから、勤務時間中に何度席を外したとしても業務の上では問題にならない
  4. 受動喫煙の防止は喫煙者本人の心がけの問題で、会社に求められる対応はない
正解と解説
正解:B. 事業者には労働者の受動喫煙を防ぐ措置を講ずる努力義務があり、喫煙は決められた場所で行う

労働安全衛生法 第68条の2は、事業者に対し、室内またはこれに準ずる環境における労働者の受動喫煙を防止するため、事業者および事業場の実情に応じた適切な措置を講ずるよう努めることを求めている。窓を開ける程度で影響がなくなるわけではなく、喫煙は定められた場所で行う。

根拠:労働安全衛生法 第68条の2(受動喫煙の防止)

問30|社外での話

打ち合わせ帰りの電車内で、同行した先輩が仕事の話を続けている。とるべき行動はどれか。

  1. 先輩が話しているので、そのまま同じ調子で応じる
  2. 声を小さくすれば内容は聞こえないので、そのまま続ける
  3. 「会社に戻ってから伺います」などと伝え、話題を切り上げる
  4. 周囲に知り合いがいないことを確かめてから続ける
正解と解説
正解:C. 「会社に戻ってから伺います」などと伝え、話題を切り上げる

車内やカフェでは、社名や案件名が周囲に聞こえ、意図せず外部に伝わる。相手が先輩でも、場所を変える提案をするのは失礼にあたらない。小声にする、知り合いがいないか見る、といった対処では漏れを防げない。

根拠:※ 公的な定めはありません。広く通用しているビジネス慣行にもとづく問題です

演習:この章の問題を解く

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※ 解説は学習用の情報提供です。最新の出題範囲・制度は必ず公式発表をご確認ください。
※ 敬語は文化庁「敬語の指針」(平成19年文化審議会答申)に沿っています。マナーの慣行は広く一般に通用する形を紹介するもので、業界・会社により異なる場合があります。