日本標準産業分類を定めているのはどれか。
- 厚生労働省
- 経済産業省
- 総務省
- 日本取引所グループ
正解と解説
日本標準産業分類は総務省が定める統計基準で、直近の改定は第14回改定である。統計調査の対象となる産業の範囲の確定や、統計結果の産業別表章に用いられる。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
企業研究 COMPANY RESEARCH
「メーカー」「商社」といった業界の呼び方は就職活動の世界の言い方で、統計の世界には日本標準産業分類という別の物差しがあります。まず、この二つを行き来できるようにします。
「業界」という言葉には法律上の定義がありません。就職活動で使う「メーカー」「商社」「金融」「インフラ」といった区切りは、働き方や取引の相手が似ている会社をまとめた慣用の呼び方です。一方で、国の統計は日本標準産業分類という共通の物差しで産業を区切っています。総務省が定める統計基準で、直近の改定は第14回改定です。二つは一対一では対応しません。慣用の呼び方で当たりをつけ、正式な分類で位置を確かめる、という二段構えにしておくと調べ物で迷いません。
日本標準産業分類の構成は、大分類、中分類、小分類、細分類から成る4段階の階層です。分類項目名以外による記載では、大分類項目をアルファベットで表記し、中分類項目を2桁、小分類項目を3桁、細分類項目を4桁の分類番号で表記します。大分類はAの「農業、林業」からTの「分類不能の産業」までの20項目です。就職活動でよく使う7つのくくりのうち、メーカーはE、商社と小売はI、金融はJ、情報通信はG、インフラはFやHにおおむね対応しますが、サービスはL、M、N、O、P、Q、Rなど複数の大分類にまたがります。
この分類を適用する単位は事業所です。経済センサスなどで企業等を単位として産業別に分類しようとする場合には、本分類を準用することができるという整理になっています。一つの事業所で複数の分類項目に該当する経済活動が行われている場合は、主要な経済活動によって産業を決めます。主要かどうかは付加価値によって判断するのが最良とされ、付加価値の情報が得られないときは産出額、販売額、収入額、従業者数などを代理の指標に使います。格付けは上位分類から順に下位分類へ下ろしていきます。
実務で効いてくるところが三つあります。第一に、製造業は新たな製品の製造加工を行い、その製品を主として卸売する事業所を指します。店舗で個人に売る製造小売業は小売業に分類され、修理だけを専業とする事業所も製造業には入りません。第二に、卸売業と小売業を分けるのは誰に売るかです。小売業や他の卸売業、産業用使用者に大量または多額に売るのが卸売業、個人用または家庭用消費のために売るのが小売業です。第三に、会社としての事業活動を行わず管理機能だけを持ついわゆる純粋持株会社の事業所は、大分類Lの「学術研究、専門・技術サービス業」にある「純粋持株会社(7282)」に分類されます。ホールディングスという社名から製造業だと思い込むと、統計を引くときにずれます。
| 記号 | 大分類の名称 |
|---|---|
| A | 農業、林業 |
| B | 漁業 |
| C | 鉱業、採石業、砂利採取業 |
| D | 建設業 |
| E | 製造業 |
| F | 電気・ガス・熱供給・水道業 |
| G | 情報通信業 |
| H | 運輸業、郵便業 |
| I | 卸売業、小売業 |
| J | 金融業、保険業 |
| K | 不動産業、物品賃貸業 |
| L | 学術研究、専門・技術サービス業 |
| M | 宿泊業、飲食サービス業 |
| N | 生活関連サービス業、娯楽業 |
| O | 教育、学習支援業 |
| P | 医療、福祉 |
| Q | 複合サービス事業 |
| R | サービス業(他に分類されないもの) |
| S | 公務(他に分類されるものを除く) |
| T | 分類不能の産業 |
気になる会社が統計上どの産業に入るかを調べる手順1. 総務省の「統計基準等」のページで日本標準産業分類を開く2. 「分類項目表」で大分類AからTまでを一度通して見渡す3. その会社の主な事業に近い大分類を1つ選ぶ4. 選んだ大分類の中で、中分類の2桁まで下りる5. e-Statの「統計分類・用語の検索」で小分類の3桁と細分類の4桁を確かめる6. 有価証券報告書の「事業の内容」と見比べ、選んだ分類とずれていないか点検する7. ずれていたら、付加価値の大きい活動はどれかという観点で選び直す
出典・根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
会社の姿は、何を作っているかより「誰に売っているか」でつかめます。素材から小売までの並びのどこにいるかと、相手が事業者か個人かの二つで整理します。
ものが消費者に届くまでには、素材、部品、完成品、卸売、小売という段階があります。原料に近い側を川上、消費者に近い側を川下と呼びます。同じ「自動車の会社」でも、鋼板を作る会社、部品を作る会社、車を組み立てる会社、販売店を運営する会社では、売る相手も、業績が揺れる理由も、必要とされる仕事も違います。会社を調べるときにまずやることは、その会社をこの並びのどこかに置いてみることです。
次に、取引の相手が事業者か個人かを見ます。事業者に売るのがBtoB、個人の消費者に売るのがBtoCです。部品を完成品メーカーに納め、その完成品が消費者に届く形をBtoBtoCと呼ぶこともあります。BtoBの会社は広告を打つ相手が事業者なので、一般の知名度は低くなりがちです。知名度と事業の規模や役割は別物だ、と割り切ることが企業研究の第一歩になります。逆にBtoCの会社は、消費者としての実感がある分、売り方や店舗の話に目が行きすぎて、稼ぎの柱を見落としやすくなります。
この並びを横から支える会社もあります。商社は売り手と買い手をつなぐ仲介に加え、代金の立替えなどの金融、輸出入の手続きや物流の手配、情報の提供、事業への投資といった機能を担います。物流、金融、情報通信、人材のサービスも同じく各段階に機能を提供する側です。つまり業界を「7つのくくり」で覚えるより、「並びのどこか」と「支える側か」で見たほうが、会社の役割は正確につかめます。
確かめ方は決まっています。有価証券報告書の「第1 企業の概況」にある「3 事業の内容」です。ここには、提出会社と関係会社が営む主な事業の内容と、その事業における位置づけを、セグメント情報との関連を含めて系統的に説明し、事業系統図等で示すことになっています。セグメントの区分ごとに、その事業に携わっている主要な関係会社の名称も併せて書かれます。誰から仕入れて誰に売っているかは、この図をたどれば分かります。会社名の響きや求人票の職種一覧から推測するより、はるかに確実です。
| 段階 | 主な役割 | 主な取引の相手 |
|---|---|---|
| 素材 | 鉱石、原油、木材などから鋼材、化学品、紙などの素材を作る | 部品メーカー、完成品メーカー |
| 部品 | 素材を加工して機械や電子機器の部品を作る | 完成品メーカー |
| 完成品 | 部品を組み立てて、最終製品として売れる形にする | 卸売業、小売業、産業用使用者 |
| 卸売 | 商品をまとめて仕入れ、小売業や他の卸売業、産業用使用者に売る | 小売業、他の卸売業、事業者 |
| 小売 | 個人用または家庭用消費のために商品を売る | 個人の消費者 |
| 支える側 | 物流、金融、情報通信、人材などの機能を各段階に提供する | 各段階の事業者 |
ある会社がサプライチェーンのどこにいるかを確かめる手順1. EDINETでその会社の有価証券報告書を開く2. 「第1 企業の概況」の「3 事業の内容」まで進む3. 事業系統図で、誰から仕入れ、誰に売っているかを矢印でたどる4. セグメントの名前と、その事業に携わる主要な関係会社の名称を書き出す5. 主な取引の相手が事業者か個人の消費者かで、BtoBかBtoCかを判断する6. 素材、部品、完成品、卸売、小売、支える側のどこに当たるかを一言で言えるようにする7. 同じ段階にいる他の会社も同じ手順で見て、比べられる形にそろえる
出典・根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造を整理したものです
親会社、子会社、関連会社、持株会社。似た言葉には、それぞれ別の条文の定義があります。あわせて、市場が何社に集中しているかの見方と、東証の市場区分も押さえます。
グループ会社という言葉は日常語で、法令の定義があるのは個々の呼び方のほうです。会社法 第2条第3号は子会社を「会社がその総株主の議決権の過半数を有する株式会社その他の当該会社がその経営を支配している法人として法務省令で定めるもの」と定義し、同条第4号が親会社を定義しています。財務諸表の世界では別の定義が使われます。財務諸表等規則 第8条第5項は関連会社を、会社等およびその子会社が、子会社以外の他の会社等の財務および営業または事業の方針の決定に対して重要な影響を与えることができる場合の、その会社等としています。同条第6項は、原則として議決権の20%以上を所有している場合などをその「重要な影響」に当たる場合として挙げています。そして同条第8項の関係会社は、親会社、子会社、関連会社、その他の関係会社をまとめた呼び方です。
持株会社にも定義があります。独占禁止法 第9条第4項第1号は、子会社の株式の取得価額の合計額の当該会社の総資産の額に対する割合が100分の50を超える会社を持株会社としています。社名に「ホールディングス」と付いているかどうかは定義とは無関係です。自分でも事業を行う事業持株会社と、管理機能だけを持つ純粋持株会社があり、後者の事業所は日本標準産業分類では大分類Lの「純粋持株会社(7282)」に分類されます。志望先が持株会社なのか事業会社なのかで、採用の主体も配属の考え方も変わることがあるので、応募の前に確かめておく価値があります。
市場の形を表す言葉も整理しておきます。シェアは一定の市場でその会社が占める割合、寡占は少数の会社に集中している状態を指します。集中の度合いを測る道具として、公正取引委員会の企業結合ガイドラインはHHIを使います。HHIはハーフィンダール・ハーシュマン指数のことで、一定の取引分野における各事業者の市場シェアの2乗の総和で算出されます。同ガイドラインは、企業結合後のHHIが1,500以下の場合、1,500超2,500以下で増分が250以下の場合、2,500を超え増分が150以下の場合には、通常は競争を実質的に制限することとならないとしています。参入障壁は、新しい会社がその市場に入りにくくしている要因のことで、大規模な設備投資、許認可、流通網や取引先の関係、技術やブランドの蓄積などが代表例です。
最後に上場している場所です。東京証券取引所は2022年4月4日から、市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQの4区分を、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3区分に再編しました。プライム市場は多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額を持ち、より高いガバナンス水準を備える企業向け、スタンダード市場は一定の時価総額を持ち上場企業としての基本的なガバナンス水準を備える企業向け、グロース市場は高い成長可能性の実現に向けた事業計画とその進捗の適時適切な開示が行われ、一方で事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けとされています。このほか、投資できる者を特定投資家等に限ったTOKYO PRO Marketも東京証券取引所が運営しています。市販の業界地図は関係を一望するのに便利ですが、数字も関係も時期で変わります。全体像をつかむ入口として使い、個別の事実は各社の公表資料で裏を取ってください。
| 呼び方 | 根拠 | 目安 |
|---|---|---|
| 子会社 | 会社法 第2条第3号 | 総株主の議決権の過半数を有するなど、経営を支配している法人 |
| 親会社 | 会社法 第2条第4号 | 株式会社を子会社とする会社など、その会社の経営を支配している法人 |
| 関連会社 | 財務諸表等規則 第8条第5項・第6項 | 子会社以外で、原則として議決権の20%以上を持つなど重要な影響を与えられる会社 |
| 関係会社 | 財務諸表等規則 第8条第8項 | 親会社、子会社、関連会社、その他の関係会社をまとめた呼び方 |
| 持株会社 | 独占禁止法 第9条第4項第1号 | 子会社株式の取得価額の合計額が総資産の100分の50を超える会社 |
| 純粋持株会社 | 総務省「日本標準産業分類」 | 事業活動を行わず管理機能を持つ会社。事業所は大分類Lの純粋持株会社(7282) |
グループの形と上場している場所を調べる手順1. 会社の公式サイトで「会社概要」と「グループ会社一覧」を開く2. EDINETで有価証券報告書の「第1 企業の概況」の「4 関係会社の状況」を見る3. 親会社、子会社、関連会社、その他の関係会社の別と、議決権に対する所有割合を書き出す4. 社名にホールディングスとあれば、自分で事業を行っているかを「3 事業の内容」で確かめる5. 採用の主体が持株会社か事業会社かを、採用ページの募集要項で確認する6. 日本取引所グループのサイトで、プライム、スタンダード、グロースのどれに上場しているかを見る7. 上場していない会社なら、有価証券報告書が存在しない場合があることを前提に調べ方を切り替える
出典・根拠:会社法 第2条・財務諸表等規則 第8条・独占禁止法 第9条・東京証券取引所 市場区分の見直し
日本標準産業分類を定めているのはどれか。
日本標準産業分類は総務省が定める統計基準で、直近の改定は第14回改定である。統計調査の対象となる産業の範囲の確定や、統計結果の産業別表章に用いられる。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
日本標準産業分類の階層の構成として正しいものはどれか。
一般原則は「本分類の構成は、大分類、中分類、小分類及び細分類から成る4段階の階層とする」と定めている。就職活動で使う「業種」「業態」といった言葉は、この分類の階層の名前ではない。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
日本標準産業分類の大分類の記号の範囲として正しいものはどれか。
大分類はAの「農業、林業」からTの「分類不能の産業」までの20項目で、アルファベットで表記する。数字の番号を使うのは中分類以下である。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
日本標準産業分類を適用する単位として、一般原則が定めているものはどれか。
「本分類を適用する単位は、事業所である」とされる。経済センサスなどで企業等を単位として産業別に分類しようとする場合には、本分類を準用することができるという整理になっている。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
一つの事業所で複数の分類項目に該当する経済活動が行われている場合、産業はどのように決定するか。
主要な経済活動によって決定し、その判断は付加価値によるのが最良とされる。付加価値の情報が得られない場合は産出額、販売額、収入額、従業者数などを代理指標に使う。格付けは上位分類から順次下位分類へ行う。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
会社としての事業活動を行わず、経営権を取得した会社に対する管理機能を持ついわゆる純粋持株会社の事業所は、どの大分類に分類されるか。
純粋持株会社である事業所は、大分類Lの「学術研究、専門・技術サービス業」にある「純粋持株会社(7282)」に分類される。自分でも事業活動を行う事業持株会社は、主として管理業務を行う本社に準じて産業を決める。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
大分類E「製造業」の説明として正しいものはどれか。
製造業は、新たな製品の製造加工を行い、その製品を主として卸売する事業所である。単なる選別や包装は製造業に含めず、修理を専業とする事業所や、農林水産物の出荷のための選別や包装を行う事業所も製造業には分類しない。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
卸売業と小売業を分ける主な基準はどれか。
卸売業は小売業や他の卸売業、産業用使用者に販売するもの、小売業は個人用または家庭用消費のために販売するものとされる。産業用使用者に少量または少額に販売するものも小売業に含まれる。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
自社の工場で作ったパンを、店舗で個人の客に販売している事業所はどう扱われるか。
製造業は新たな製品を主として卸売する事業所を指すため、店舗で直接個人に販売する製造小売業は小売業に分類される。産業は事業所ごとに一つ決まり、二つの分類に重ねて格付けすることはない。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
日本標準産業分類における分類番号の桁数の組合せとして正しいものはどれか。
一般原則は、大分類項目をアルファベットで表記するほか、中分類項目を2桁、小分類項目を3桁、細分類項目を4桁の分類番号で表記すると定めている。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
サプライチェーンの説明で「川上」が指すのはどれか。
素材や原料に近い側を川上、消費者に近い側を川下と呼ぶ。素材から部品、完成品、卸売、小売へと流れる並びのどこにいるかを押さえると、その会社の取引の相手が見えてくる。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
BtoBの事業の説明として最も適切なものはどれか。
BtoBは事業者どうしの取引、BtoCは事業者から個人の消費者への取引を指す。BtoBの会社は名前を知られていなくても、部品や素材や業務用のサービスで大きな役割を持っていることがある。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
BtoB中心の会社を調べるときの姿勢として最も適切なものはどれか。
BtoBの会社は広告を打つ相手が事業者なので、一般の知名度と事業の規模や役割は一致しない。取引の相手が誰か、どの工程を担っているかを、有価証券報告書の「事業の内容」などで確かめるのが筋である。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
商社が担う機能の説明として一般的でないものはどれか。
商社は売買の仲介に加え、金融、物流、情報、事業投資といった機能を担うのが一般的な姿である。小売店での消費者向け販売だけを本業とするのは小売業の説明であり、商社の説明としては当てはまらない。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
ある会社がサプライチェーンのどこに位置するかを確かめる方法として最も確実なものはどれか。
「事業の内容」は、提出会社と関係会社が営む主な事業の内容と、その事業における位置づけを、セグメント情報との関連を含めて系統的に説明し、事業系統図等で示すことになっている。位置を確かめるにはここが早い。
根拠:企業内容等の開示に関する内閣府令 第二号様式 記載上の注意
自社では製造せず、仕入れた業務用の大型機械を工場へ大量に納めている事業所は、どの区分にあたるか。
卸売業には、建設業や製造業などの産業用使用者に商品を大量または多額に販売するものや、業務用の設備や機械を販売する事業所が含まれる。個人用または家庭用消費のための販売が小売業である。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
就職活動で使う「メーカー」「商社」「金融」といった業界の呼び方について、正しい理解はどれか。
これらは働き方や取引の相手が似た会社をまとめた慣用の呼び方で、法令の定義はない。統計上の共通の物差しは日本標準産業分類であり、両者は一対一では対応しない。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
部品を完成品メーカーに納め、その完成品が消費者に届く会社の立ち位置を表す言い方として最も近いものはどれか。
直接の取引相手は事業者だが、その先に消費者がいる形をBtoBtoCと呼ぶことがある。直接の顧客と最終の使い手が別なので、両方を見ないと事業の姿がつかめない。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
電気、ガス、熱供給、水道を営む事業が置かれている大分類はどれか。
大分類Fが「電気・ガス・熱供給・水道業」である。就職活動で「インフラ」とまとめて呼ばれる範囲には、このほか大分類Hの運輸業、郵便業や、通信を含む大分類Gの情報通信業などが混ざっている。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
記号Gが割り当てられている大分類はどれか。
大分類Gは情報通信業である。金融業、保険業はJ、生活関連サービス業、娯楽業はN、教育、学習支援業はOにあたる。
根拠:総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」
会社法 第2条第3号がいう「子会社」の説明として正しいものはどれか。
会社法 第2条第3号は、子会社を「会社がその総株主の議決権の過半数を有する株式会社その他の当該会社がその経営を支配している法人として法務省令で定めるもの」と定義する。同条第4号が親会社の定義である。
根拠:会社法 第2条
財務諸表等規則がいう「関連会社」の説明として正しいものはどれか。
財務諸表等規則 第8条第5項は関連会社をこのように定義する。同条第6項は、原則として議決権の20%以上を所有している場合などを、重要な影響を与えることができる場合として挙げている。議決権の過半数を持つなら子会社である。
根拠:財務諸表等規則 第8条
財務諸表等規則がいう「関係会社」に含まれないものはどれか。
財務諸表等規則 第8条第8項は、関係会社を、財務諸表提出会社の親会社、子会社、関連会社、および財務諸表提出会社が他の会社等の関連会社である場合の当該他の会社等と定めている。業界団体への加入は関係がない。
根拠:財務諸表等規則 第8条
独占禁止法 第9条第4項第1号がいう「持株会社」の定義として正しいものはどれか。
独占禁止法 第9条第4項第1号は持株会社をこのように定義している。社名は自由に付けられるので、ホールディングスという名前かどうかは定義とは関係がない。
根拠:独占禁止法 第9条
企業結合ガイドラインで用いられるHHIの算出方法として正しいものはどれか。
HHIはハーフィンダール・ハーシュマン指数のことで、一定の取引分野における各事業者の市場シェアの2乗の総和で算出される。少数の事業者に集中しているほど値が大きくなる。
根拠:公正取引委員会「企業結合審査に関する独占禁止法の運用指針」
水平型企業結合について、企業結合ガイドラインが通常は競争を実質的に制限することとならないとしている場合に当たらないものはどれか。
ガイドラインが挙げるのは、HHIが1,500以下の場合、1,500超2,500以下で増分が250以下の場合、2,500超で増分が150以下の場合の三つである。2,500超で増分300は、この範囲に入らない。
根拠:公正取引委員会「企業結合審査に関する独占禁止法の運用指針」
参入障壁の例として当てはまりにくいものはどれか。
参入障壁とは、新しい会社がその市場に入りにくくしている要因を指す。設備投資、許認可、流通網、技術やブランドの蓄積などが代表例である。設立登記の手数料はどの業種でも共通にかかるもので、特定の市場への参入を妨げる要因とは言えない。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
東京証券取引所が2022年4月4日から適用している市場区分はどれか。
東京証券取引所は2022年4月4日に、市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQの4区分を、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3区分へ再編した。
根拠:東京証券取引所 市場区分の見直し
東京証券取引所のグロース市場のコンセプトとして示されているものはどれか。
「多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額を持ち」で始まるものはプライム市場、「公開された市場における投資対象として一定の時価総額を持ち」で始まるものはスタンダード市場のコンセプトである。投資できる者を特定投資家等に限っているのはTOKYO PRO Marketで、3区分とは別に東京証券取引所が運営している。
根拠:東京証券取引所 市場区分の見直し
市販の業界地図を使うときの姿勢として最も適切なものはどれか。
業界地図は関係を一望するには便利だが、数字も関係も時期によって変わる。有価証券報告書、各社の公式サイトのIR情報、官公庁の統計といった一次情報で裏を取ってから使うのが安全である。
根拠:※ 公的な定めはありません。広く知られた業界の構造にもとづく問題です
ランダム出題の演習ツールです(JavaScript が有効な場合に動きます)。上の「確認問題」はそのままでもすべて読めます。
※ 解説は学習用の情報提供です。最新の出題範囲・制度は必ず公式発表をご確認ください。
※ 各社の事業内容・沿革・代表的な商品は、各社の公式サイトおよび有価証券報告書などの公表資料をもとにしています(2026年8月時点で確認)。売上や順位などの変わりやすい数字は原則として出題していません。特定の企業をすすめたり、優劣を評価したりするものではありません。